9/19(日) 晴
今日はいい天気でした。
午前中、「たばこと塩の博物館」を取材しました。
「晴詠」10号の記事にする候補。現在は11:00開館です。
日本専売公社(現・日本たばこ産業株式会社)によって、
1978(昭和53)年11月、渋谷の公園通りに開館する。
バブル前のことですね。2015年に東京スカイツリーの近くに
リニューアルオープンする。自宅からクルマで40分ほど。
地方へ下る高速道路は混んでいる模様。
私は都心に上ることになります。
駐車場探して、博物館を通り過ぎたのが10:55くらいでしたが
10人くらいが列を作っていました。
へえ、意外と人気なのだなって感心しましたよ。
入館料100円。
小一時間ほど見学してイメージを描いて目録を買う。
私って、目録好きなのでね。
クルマに戻って、一般道を下りつつ、ふと思いついて
神田の古本屋街に寄ることとする。
日曜日は閉まってる店も多いのですが、神保町は好きな街。
浪人時代にふらついてましたのでね。
目的は鳥海書房。神田古書センターの3Fにあります。
「動物・植物・釣り」に強い古書店です。
私は鳥好きなので、ここに行くと欲しい本ばっかり。
散々迷って1冊だけ買いました。
1961年刊の写真集『白サギ』。姿のいい本でしょう?
田中徳太郎という人は50歳近くになってから
サギの美しさに取りつかれて24年間勤めた国鉄を辞めて
浦和駅の近くで写真店を営みながら鷺山に通って写真を撮り続けた。
当時、埼玉県浦和市の鷺山は国の特別天然記念物に指定されていたのです。
1957年ごろが、ピークだったそうで営巣数6000、
親鳥と雛を合わせると約3万羽が鷺山にいたそうです。
それが1964年から減少し始め、1972年には営巣しなくなったそうです。
開発が原因だろうと思われますが、恐るべきことですね。
営巣しなくなったため1984年に特別天然記念物の指定が解除されましたが、
これは唯一の解除事例だそうです。
当たり前のようにたくさんいた鳥がいなくなるって怖ろしい。
しかも、特別天然記念物ということは保護の対象だったはずですから。
人間がいくら保護しようとしたって無理なことなんですね。
おしまい。