旅から帰ってきて日常が戻ってきてからその旅をまた思い出すのも旅の醍醐味。
今回の沖縄もやっぱりすごいよかったなあ、としみじみしています。
あの慶留間島を雨に打たれながら自転車で走り回った感覚はいまもそばにある。
途中から、地球に自分しかいないような気分になり、宇宙と自分、それが存在の全てのような感覚になっていた。
そのうち自分の存在さえぼんやりしてきて、自分が生きてるか死んでるかもわからなくなってきた。生きてる状態と死んでる状態って意外とあんまりかわらんのかもなあ、と思ったりしてた。
そしてあのきれいな小径。その先がどうなってるのか気になって進んでいたけど途中でやめた。知らない楽しみの方を取ったわけである。
もしかしたらあの小径の先に死後の世界があったような気がする。あのまま進んでたら死んでたような気がするし、まあそれはそれでかまわなかった気もする。
大阪に帰ってきたらまっ透明になってる自分に気づいた。
目的もなく行動することは驚きときらめきに満ちている。人生自体そうありたい。