ああ・・・修行やわ。
1巻の終わりでやっと出てきた若い男子、ペジテ市のアスベルもあっという間にどこかへ行って、またナウシカとジィさんたちだけで物語は進んでゆく。
そして「トルメキア」やら「マニ族」やら、誰が敵で誰が味方かぼくにはもう分からない。そこで思ったこと。
人間が思考するとき、「敵」か「味方」に分けて考えるって重要なことらしい。野球見るにしてもどこかひいきの球団を決めて応援することでたのしむ。どこもひいきの球団がなく、ただただ野球がすきで見てる人がいたらけっこうそれはすごい人だ。
こないだ見た『家、ついて行ってイイ?』に出てた人は、夫婦でベルリンの壁を壊しに行ったり、北朝鮮へ観光に行ったり、崩壊直後のソ連へ行ったりと、世界の歴史を間近で見てきたけど、別になんの思想もなく「ただ歴史的瞬間が見たかっただけ。」と言っててすごいなあ!と思った。「北朝鮮って言っても別に鬼が住んでるわけじゃなくて、我々と同じような人が暮らしてるんですよ。」って言ってた。
敵か味方に分けないで物事を考える、と言うのはけっこう難しいことですぞ。