オカマの七不思議のひとつに、「音楽だけは女性アーティストがすき。」と言うのがある。
「平井堅の声シビれる〜!」とか言ってるオカマなど見たことない。とにかくユーミンで、中島みゆきで、松田聖子で、中森明菜なのだ。
それは「女の立場の歌詞に共感できる。」とか薄っぺらいものではなく、とにかく「歌う」というのは女性の仕事だと思っていて、そこに女性への畏怖を持っていて、歌う女性は神のようなのだ。だからいちいち男の歌なんて聞かない。
と、ずっと思っていたんですが。いますごくすきな男性アーティストがいて。ご存知かわからんけど小田和正さん。声がすごくよくて、ナチュラルで、そして何より歌詞がいい。入院中、辛島美登里のカバーで『君住む街へ』を聞いてその歌詞に感動した。
♪その手で望みを捨てないで すべてのことが終わるまで♪
これから数ヶ月の治療を飽きずに続けられんのかなあ?とか、途中でやめたくなったらどうしよ?とか思ってたときに響いた。
今は小田和正のセルフカバーバージョンをずっと聞いてる。ずっと響き続けてる。
小田和正いいわ〜。これほどの『いまさら感』はなかなかない。
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