身体障害者になってみて思う事が色々あります。
私は毎日通勤電車では見ず知らずの人から優先席の席を譲られて座っています。
左半身に障害がある体にとって立っての電車通勤は非常に負担が大きいです。
その時見ず知らずの人から優先席の席を譲られると体への負担が軽くなり非常に助かります。
私は電車に乗る時には『足が悪いので乗せてください』と車内の人に声をかけて
自分存在を回りの人に知ってもらって、電車に乗り込み車内を移動します。
そうしないと回りの人に気づかれずに押されて倒される危険があるからです。
車内での立ち位置は到着駅のホ-ム側のドアのそばと決めています。
優先席のそばに立っています。
優先席は体にハンディのある人、妊婦さんお年寄りが優先して座れるエリアでありますが、この席を見渡すと健康で元気そうな人が堂々と座り読書したり、音楽を聴いたり、
寝ていたり(寝たふり)して座っているのを見ると優先席は誰のものといつも思ってしまいます。
健康で元気な人達へ体にハンディのある人はあなた達が想像できないくらい恐怖と闘ってこの電車に乗っているんですよ。
優先席に座れる事は体を休め、安全に目的地に行ける事になるのですよ。
この事を理解して、回りに体にハンディのある人を見かけたら是非席を譲ってください。
更に言えば優先席は体にハンディのある人達の専用席です。
席が空いていても、いつ体にハンディのある人達が乗り込んでくるのか判りません。
もし、優先席が空いていても座らないでください。お願いします。
こういう私も実は、健康な時には優先席が空いていた時には座ってしまいました。
体にハンディのある身になって深く反省しています。その時の体にハンディのある方々すみませんでした。お詫びいたします。
健康で元気そうな方々へお願い。近くに体にハンディのある人がいるにもかかわらず優先席で寝たふり、堂々と座り読書したり、音楽を聴いたりしないでください。心の貧しい人間でなく、献身的な心豊な人間でいてください。
あなた達は親切を行う事で心の貧しい人間から、心豊な人間になれるのです。
良いことをすると感謝されてその日一日気分が良い日になりますよ。
日本は不景気で人の心が荒廃しつつあります。これを読んだ皆さんの思いやりの心の輪が広がって行く事を望みます。
あなたにも私同様の不幸がくるかもしれませんよ。いつも美しい心でいましょう。