ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

違いを認める心、大切に

2007-05-06 17:20:09 | 独り言
「孫」が小学校に入学した事もあり、やたらに教育番組や新聞の記事が目に付く。
朝日新聞の教育欄に、学童保育指導員の片山さんのコラムを見つけた。

一年生の子どもが、ナイジェリア人を父に持つ別の一年生に「うんこ色」と言って喧嘩になった。
そこで片山先生は、見過ごしてはいけないと考え、皆が集まる食事の時間に説諭した。
すかさず「食事の時間中に「うんこ色」なんて汚い言葉を使うなよ。気持悪くて食べられなくだろう」と別のわんぱく君が茶々を入れた。
「そうだよ、気持悪くて食べられなくなるような言葉を言われたんだ。その事で先生は皆に話しているんだからちゃんと聞きなさい」と話を続けたそうだ。
一人ひとり、違うのはあたりまえ。違っているからと言って馬鹿にし、笑いものにすることや、自分たちと違うものには何をやってもいいという考え方がいけないんだと一生懸命に伝えた。

この事は大人の世界にも通づる事で、現に起きているイラク戦争後のテロによる紛争や、他の地区での争いは宗教や民族の違いに拠るものが多い。
違いを認めない心は、大人にそっくり跳ねかえってくる。明日の世代を背負う子供達に確りと違いを認める心を持つように教えていくと同時に、大人の我々も充分に考えなければならない問題だと思った。


コメント
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