ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「バンビ~ノ」と「フラガール」

2007-05-17 15:22:15 | TV DVD
昨夜の「バンビ~ノ」
大学も辞め、結婚を約束した彼女とも別れて、勇躍調理人を目指して再上京の伴君。

期待に反して本当の料理人を目指すならと、先ず「ホール」担当を命ぜられた。
とにかく不満タラタラ、フテ腐れの主人公。

しかし周囲の人達の含蓄の深い人生訓が胸に響く。原作は読んでないが奥の深い言葉が素晴らしい。
自分がやりたい仕事をやれる人は多くない。目の前の仕事を全力でやれない人は、一人前になれる筈がない。

そんな言葉を噛み締めながら、街頭で一夜を明かした彼が何とか立ち直ろうとする。
遠慮のない辛辣な言葉を投げつける顧客、そんなお客にも正面からぶつかりたい。

そんな主人公の来週以降の変わり様が楽しみだ。

DVD「フラガール」
昨年評判の映画、昨日何気なく寄ったレンタル店で借りだし、カミさんと鑑賞。

常磐炭鉱は豊富な採掘量で日本の成長を支えてきたが、時代の波に勝てず衰退を続ける。
その炭鉱跡から湧き出した温泉で、常磐ハワイアンセンターを造り観光業を模索する。

そしてセンターの目玉として、SKD出身のプロダンサーを呼びフラガールの育成を図る。
炭鉱の家族を主体にして一からの特訓。周囲の理解もなかなか得られない。

しかし炭鉱が駄目なら、自分たちでハワイアンセンターの立上げをと意気込む人達。
当初のメンバーの一人が、父親の解雇と夕張への転居等がありメンバーをガッカリさせる。

しかし何時しかメンバーの意気込みを理解し、本腰をいれて教えだすプロダンサー。
かくて紆余曲折を得てハワイアンセンターのオープンを迎える。

主演の松雪泰子と蒼井優が、活き活きとした演技で映画を引張っている。
全くの素人集団の「フラガール」達が、立派に興行が出来る様になる過程が楽しい。

昭和40年代初めの貧しかった時代がよく描かれていると思う。
石炭から石油へ世の中が大きく転換していく時代、懐かしくもほろ苦く涙が止まらない映画であった。

出来は Bの上だと思う。


コメント
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