一昨日に朝日新聞に掲載された「江角マキコ」さんの手紙を紹介しました。
内容は手紙の概略を紹介する事にして感想やコメントを極力控えました。
しかし彼女が伝えようとした真意が充分に皆様にお伝え出来たか自信がありません。
そして思いもよらず2日間で450名程の方が、小生のブログをお読み下さった事に改めてお礼を申上げます。
小生が手紙の内容に惹かれたのは、彼女が著名な女優さんである事と同時に、私達の2人の娘とほぼ同年代の方だったからです。
掲載された手紙の内容は、前半は「「父の分も」弟と歩んで」と題して早世されたお父さんの思い出が書かれています。年代から考えてお父さんは小生と同年代か、やや少し下の団塊の世代と推測されます。
妻と3人の子ども残し、働き盛りの中で無念ながら倒れた父親に代わり、20年を弟さんと歩んだ月日。それぞれの人生の中で、父の分もと懸命に生きた家族の思い出が痛いほど胸をつきます。
そして後半は「生まれかわっても、きょうだい」と題して、弟さんを「がん」で失った痛恨の日々の思い出でした。征服した筈の「胃がん」それが転移していたとは、神の悪戯だったのでしょうか。
弟さんと手を取り合い支え続けた家族、そしてそれぞれの配偶者と子ども達。そして生まれかわっても、またきょうだいよ、もういちどお父さん、お母さんの子どもでいようねと見送った弟。
朝日新聞の「家族」と題する特集を読まれた「江角」さんは、同じ境遇にある方々と少しでも勇気を共有できたらとの思いと、一人の人間として純粋に心の声を伝えたいとペンを取られた様です。
今回のこの手紙を書かれた女優「江角マキコ」さんは、改めて女優の顔で私達の前に現れてくれるだろうと期待しています。
勇気をもって更に歩みだそうとしている「江角マキコ」さんにエールを送り続けたい。
幸いにも、私達家族は2人の娘達の家族も含めて、平和に、幸福に過ごせている事に感謝したい。