ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

消費期限と賞味期限

2007-11-09 16:10:49 | 独り言
食品の期限表示の偽装問題が数多くニュースになっている。
そこで分かっている様で良く分からない、「消費期限」と「賞味期限」について調べてみた。

1 消費期限
食肉や弁当、総菜、調理パン、生菓子など製造日を含めて5日以内におおむね悪くなる食品に表示される。
(傷みやすいので、その日までに食べるべきだとの表示だ)

2 賞味期限
スナック菓子や缶詰、冷凍食品、乳製品など比較的日持ちする食品に表示される。
(業者が美味しく食べられる期限を表示する)

この期限表示は食品衛生法と日本農林規格(JAS)法で義務付けられている。しかし表示は2005年に国が定めたガイドラインを元に、食品業者自体が設定する。だから業者の良心的な取扱いや判断が要求される。

そして食品は「理化学試験」→商品を一定期間保管して、粘りや濁り、栄養成分の変化を測る。「微生物試験」→細菌の数を調べる。「官能検査」→見た目や味、においをみる。その後に品質劣化の状況を調べて「可食期間」を算出する。そしてそれよりも少ない日数を設定する事になっている。
製造日より3ヶ月以上になる場合いは、賞味期限は年月だけの表示でも良い事になっている。

そこで問題になるのは一度設定した期限表示を延長できるかだ。これは業者の管理の元で定められた保存条件で保管した食品なら、「可食期間」の範囲内で期限を延長しても良い事になっているらしい。
しかしいったん市場に出荷し、業者自体の管理が行き届かなくなった商品の期限を延長する事は法的に問題がある様だ。「白」や「赤」の問題はこの辺から発生している。
それと賞味期限が数日過ぎたからといって、直ぐに捨てるのは資源の浪費になる。加熱や調理をすれば必ずしも問題がない場合がある。冷凍保存で保管しておく方法も有効だと思う。

期限内の表示を過信せず、ひとつの目安にして自分の感覚で判断する事が大切だ。昔の人は味見をしたり、においをかいだりして判断していた。現代人も学ぶべき事かもしれない。
コメント (2)
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