ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

上田桃子プロの不運

2008-09-06 15:49:37 | ゴルフ
上田桃子選手が、先日の女子ゴルフ・ヨネックスレデーストーナメントの練習日に、自らが協賛する「桃犬プロジェクト」のイベントで負傷した。日本盲導犬協会の用意した盲導犬と、ツーショットで撮影しようとしていた。犬は押寄せたカメラマンやシャッター音に驚いて訓練士の方に駆け寄ろうとしたらしい。その際に手綱を持った手指の爪を剥がす重傷だった。本来、街中のあらゆる場所の人混みの中や、騒音にも耐えうる教育を受けた筈の、盲導犬の暴走は信じられないことである。

負傷した上田桃子選手は、現在もトーナメントを欠場している。全くの不運な出来事である。秋の陣のビッグトーナメントが続く時期の、この負傷は本人にとっても、LPGAにとっても、TV局にも大きな痛手である。フアンにとっても残念だ。

ちなみに日本盲導犬協会のHPでは、今回のイベントに出場の犬は本来の盲導犬ではなく、PR用の犬だったと弁明している。さらに上田プロはHPで、今後のトーナメントの出場予定を明確にしていない。一日も早い復帰で強い上田桃子選手の勇姿を見せて頂きたいと思う。

名残の朝顔。今朝も昨日に続き4つの花を咲かせている。縁が白い花が珍しい。

          

            
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最近読んだ本「海堂尊」

2008-09-06 12:30:24 | 読書
海堂尊氏の「チーム・バチスタの栄光」は本を読んだ後と、映画を見た感想をアップした記憶がある。
今回は彼の医療物の続編ミステリーになる2冊の本を読んだ。新刊が出たあとに図書館にリクエストしていたのだが、やはり超人気でなかなか順番が回ってこなかった。

1冊は「ナイチンゲールの沈黙」である。
今回の文庫化にあたっての新聞広告にはこうある。「バチスタ・スキャンダルから9ケ月後ーー今回の主役は小児科病棟一の歌唱力を持つ看護師。不定愁訴外来担当の田口と、厚生労働省変人役人白鳥が、殺人事件解決に向けまた大活躍」

2冊目は「ジェネラル・ルージュの凱旋
新聞広告から「一通の内部告発文書をきっかけに浮上した、救命救急センター部長の収賄疑惑。名コンビが事実の調査に乗り出すなか、事態はさらに複雑な方向へ。そしてさらなる大惨事が病院を襲う」

2冊の本は、小児科と緊急救命センターの2名の看護師を通して、ほとんど同時期に起きる事件を描いている。
「ナイチン・・・・」では小児科の難病に罹病した少年少女の心の葛藤と、その治療にあたる医療者たちの苦悩。「ジェネラ・・・・」では緊急救命治療のカリスマ部長と、追い落としをねらう他部門医師たちとの苦闘である。

現在の医療の抱える問題を通して、医療行政の問題まで踏み込んで、小生達のような全くの門外漢まで引き込んでしまう内容になっている。著者は現役の医療担当者と聞く。不定愁訴外来(蔑称・愚痴内科)の田口医師の様な存在が、現在の医療のなかには必要な時代になっている。このことも著者が訴えたい事なのだろうと思う。

ミステリーとしても当然に面白い本だが、医療問題のかかえる諸問題を知るにも良いのではないか。一読をお奨めする。


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