ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

1500勝1506敗

2009-04-30 10:01:14 | 野球
ボヤキのノムさんこと楽天Eの野村監督が監督通算1500勝を達成した。日本球界では5人目の快挙である。「晩年になっておれも運が向いてきたのかな。ま、今年で終りだけど」。と、お得意のボヤキともおとぼけとも取れる発言で喜んだ。

小生は昭和30年代に、贔屓の毎日オリオンズ(現在の千葉ロッテM)と南海ホークス(現福岡ソフトBKH)の試合を、何度も「なんば球場」に見に行っている。その時の南海Hの捕手が野村選手でであった。(当時の19番の背番号を覚えている)当時は杉浦、皆川の好投手を擁し、伝説にもなりつつある鶴岡監督が指揮官であり、とにかくチームは強かった。

その後プレーイングマネジャーとして野村監督はチームの指揮を取ったが、フロントとのトラブルから、南海Hと大阪を離れて、東京に出てくる。その時に同伴したのが現在のサッチー夫人である。何ヶ月号か前の文藝春秋に、私に転機をもたらしたことのコラムに、同監督は夫人との出会いが、今の自分を支えて呉れていると書いていた。

野村監督は現役としては27年間プレーしている。この記録は長嶋巨人軍名誉監督の17年、王元ソフトBKHの22年に比しても抜群の記録である。監督としては同時に1506敗の新記録を更新中でもある。ヤクルト、阪神、楽天と弱小チームの育成に心血を注いできたことが分る。同時に再生工場と呼ばれるように、力の衰えた選手をうまく甦らす名人でもある。

1500勝のウイニングボールを、孫のような20歳の田中マー君から受け取り、長い野球人生を、しみじみと幸せだったと感じているに違いがない。

今年の楽天Eの戦いぶりは見逃せない。頑張れ野村監督。




コメント (2)
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