カミさんは怒ってるぜ

　電話口で珍しくカミさんが怒っている。かなり強い口調なのでひやりとしながら側で聞いていた。発端はこうだ、週に２～３回は近くのスーパーに買い物に出掛けていた。買い物が多くなる日は、小生も駆り出されて２人一緒に出掛けたものだった。

　しかし嫁いでいる２人の娘が、食材の宅配業者のことを教えてくれたらしい。さっそく郵便受けにチラシの入っていた「Ｐ」と言う業者に決めて、食材は週一で宅配にすることにした。

　しかしこの宅配業者の食材は、野菜がもうひとつでカミさんは気にいらない。そこで娘達は野菜が比較的良いものを出しくるのは「Ｒ」という業者だと言う。さっそくその業者がご紹介キャンペーンをやっているのでと紹介してくれたようだ。

　「Ｒ」という業者からさっそく電話があり、資料類が送られてきた。そしてお試し商品を送るからと説明があり、数日して野菜類が送られてきた。しかしである、何とその野菜類は明らかにクズ商品であり、廃棄に回るような品物だったようだ。さっそくカミさんは「Ｒ」側に抗議して、契約はしないことにした。

　その後、業者もさるもの、性懲りもなく勧誘の電話を何度か寄していた。そして昨日もまた電話でお奨めときた。カミさんがいい加減にしなさい、あんな人を馬鹿にするようなことをする業者とはお付き合いが出来ませんと怒っている。

　この辺は言い出したら聞かないカミさんである。消費者を侮るような行為を、出先機関でやったことだろうと思うのだが、食材業者としては致命的なことだと考えたのでした。