
10月19日は、私たち夫婦の結婚記念日なんです。
もう金婚式も、記憶に新しい程度の過去のものになりました。
そんなわけで、当日二人は和食料理店で食事をしました。
妻は生粋の江戸っ子で、私は信州の山猿、「50年よく持ったものだ」
と私自身思います。
ただ、老後を二人で健やかに過ごすために、私に秘策がありました。

50代前半のころ、アメリカのアラバマに出張しました。
土日は休みで、やる事もないので、一人でゴルフをやりに行きました。
ゴルフ場に付くと、一人の老人が「一緒に回りませんか❓」
と声をかけてきました。
リタイヤしたばかりの彼と二人で、ハーフを回ると大体昼です。
「一緒にランチは如何」と声をかけてくると思いきや、
「午後は妻の買い物に付き合うので・・・」との事。

そして我が家「我々の老後は1日の半分を自分の自由に、
半分を二人で一緒に過ごすことにしよう」
想定範囲とはいえ、妻は久しぶりに怒りました。
「そんなに二人で過ごすのが嫌なの?}
説得には時間もかかりましたが、やがて私がリタイヤしてから、
妻は、このシステムは、あたかも自分のアイデアのような顔をして、
少し誇らしげに、友達に語っています。
