昭和20年6月22日の御前会議で、ソ連に終戦の仲介を、
依頼することを決定しました。
これは陸軍主導で進められたようですね。
海軍の反対意見は、ダレス氏(ヨーロッハ滞在)を推していましたが、
敵国の人間に仲介を頼む事に理解が得られなかったのでしょう。
しかし、日ソ不可侵生薬の破棄を通告して来たソ連に、
仲介を頼む方がKYだとは思いませんか。
事実ソ連は、参戦することを、連合軍の了解を取り付けており、
憎らしい日本が抵抗力を亡くしたところで、一気に攻め込んで、
北方領土は当然、北海道を分割統治しようと目論んでいるのに、
さっさと終戦の仲介をしてくれる訳がないですよね。
終戦仲介依頼の特使は、なかなか話が進まないことに焦れて、
大本営に支持を仰ぎますが、指示通り話が進んで終戦になると
終戦条件の内容が、日本不利になったのは、指示した奴が弱気過ぎただの、
卑怯者だの、果ては売国奴だのと言われるのは自明の理と承知しているから、
「話の機微は、こちらでは十分理解することは出来ないから、
直接話し合っているそちらで判断せよ」と取り合わない。
こうして、ソ連の作戦に乗せられて、日にちを費やしていったのですね。
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