日本国民の公害の苦しみを
これから中国国民が受けるのか・・・
中国北京で、大気汚染の4段階ある警報のうち、最も深刻な
「赤色警報」が、初めて発令されました。
中国の大気汚染は、日本にも偏西風に乗って飛来し
影響は無視できませんね。
ただ今までは、PM2.5だけが意識されていましたが、
それも成果ある対策が取られませんでした。
車両の通行量を半減させるなど、緊急対策を実施すると、
いっていましたが、以前にも同様な手は打っていました。
しかし一向に成果が上がりませんでした。
「北京市を通行する車は、ナンバーが奇数・偶数で交互に通行禁止」
というものでしたが、中国は金持ちが多くて、
奇数と偶数の車を一台づつ持って、結局通行量が減らない事態に
なっていました。
もう一つ、暖房の問題があります。
中国は、金持ちになったとはいえ、生活環境が
追い付いていません。
暖房は殆んど石炭で、発電所は、脱硫脱硝電気集塵といった、
近代的な対策はなく、各家庭は、まだ暖房は電化は進んでいません。
政策的には、相当昔から、冬季でも揚子江より南は暖房禁止、
北には石炭を支給していました。
さてこの石炭は、大同炭と言って、北京から大分西に、
大きな大同炭鉱があり、そこから貨物列車で運ばれてきます。
中国人の話では、大同から運搬に1/3、国内消費に1/3、
1/3が輸出とか・・・
この2/3がただ無防備に燃やされているのだから、
大気汚染や公害も、推して知るべしですね。
中国も、日本の辿った公害問題を、日本の経験を生かせば
無償で学べたのに、或いは、友好を保っていれば、
色々な援助を期待できたのに・・・
中国国民が可愛そうですね。
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