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中国北京の赤色警報

2015年12月09日 | 日々の出来事




日本国民の公害の苦しみを

これから中国国民が受けるのか・・・




中国北京で、大気汚染の4段階ある警報のうち、最も深刻な

「赤色警報」が、初めて発令されました。

中国の大気汚染は、日本にも偏西風に乗って飛来し

影響は無視できませんね。


ただ今までは、PM2.5だけが意識されていましたが、

それも成果ある対策が取られませんでした。

車両の通行量を半減させるなど、緊急対策を実施すると、

いっていましたが、以前にも同様な手は打っていました。

しかし一向に成果が上がりませんでした。


「北京市を通行する車は、ナンバーが奇数・偶数で交互に通行禁止」

というものでしたが、中国は金持ちが多くて、

奇数と偶数の車を一台づつ持って、結局通行量が減らない事態に

なっていました。



もう一つ、暖房の問題があります。

中国は、金持ちになったとはいえ、生活環境が

追い付いていません。

暖房は殆んど石炭で、発電所は、脱硫脱硝電気集塵といった、

近代的な対策はなく、各家庭は、まだ暖房は電化は進んでいません。

政策的には、相当昔から、冬季でも揚子江より南は暖房禁止、

北には石炭を支給していました。



さてこの石炭は、大同炭と言って、北京から大分西に、

大きな大同炭鉱があり、そこから貨物列車で運ばれてきます。

中国人の話では、大同から運搬に1/3、国内消費に1/3、

1/3が輸出とか・・・

この2/3がただ無防備に燃やされているのだから、

大気汚染や公害も、推して知るべしですね。



中国も、日本の辿った公害問題を、日本の経験を生かせば

無償で学べたのに、或いは、友好を保っていれば、

色々な援助を期待できたのに・・・



中国国民が可愛そうですね。


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