ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

アルプス音楽団ライブ終了~!!

2008年12月29日 05時49分10秒 | Weblog
すっかり朝になってしまいました。


タイトルと無関係ですが、お風呂に入りつつ本を読むのが大好きなもので、ついうっかり「ペトロバグ」という小説を読み始めたら止まらなくなって、すっかりお風呂でふやけました…。


昨日は、今年最後のアルプス音楽団のライブの日でした。

懐かしいお客様が、一年の最後だから!と忙しい中来てくださったり、
また、このブログを読んでくださっている方が来てくださったりして、
それも嬉しい出会いでした



昨日の反省があれこれ…


特に反省しきりなのは、アルプホルンの状態を事前に確認せずに本番に入ってしまったこと。

自分が吹いているアルプホルンは、4本あるバンマスの私物の内の1本なので私が出られない本番の時には、他の人が使っています。

なので、いつも自分の癖がついてるとは限らない。


今回は、完全に誰かがいっぱい吹いて違う「ツボ」に変えてあったなぁ…。


勝手に推理すると…

たぶん、バンマス。。。


「この前、違うアルプホルン吹いたら、全然鳴らなくてさ~」って本番前話していて、でも私は勝手にそれはチューバの人が吹いてる方のアルプホルンだと思っていて、「あーきっとツボ変ってるわ!」とか他人事のようにイヒヒと思っていたけど、まさかこっちだったとは!!


でも誰が何といっても、自分が本番で使うものをチェックしなかった自分が悪い。
1回吹いてみておけば、それですんだものを…完全に過信…

自分の「ツボ」までようやく来たな!と思ったときには、アルプホルンの出番は終わりました…

クーグロッケンやトランペットもいろいろ反省が…

でも、反省は成功の母と信じて、この年末年始にしっかりといろいろ考えて
また来年よりよい演奏ができるようにするぞ!と決意を固めたりする!!!


あ~、でもたくさんの発見もありました!

まず…

フレーズのつかみ方を思い出した瞬間があったこと。
大きな息の流れの中で音楽をつかめた瞬間があって、あー!!これだった!って思えたこと。

自分の声とイコールにするっていう感覚を最後の方になってだけど思い出したこと。
最近、心技体を一つにしよう!といろいろやってきてたのですが、技と体はちょっとくっつく感覚がよみがえってきてたのですが、ようやく「心」も一つにするって感覚が久し振りに味わえた瞬間があって、これかーって思いました。



お客さんが楽しそうにしているのを見て、なんか自分がとっても小さく見えました。

楽しんでもらえるのが何より!と思いながらも、自分の中に付いてしまった「負けグセ」から逃れたい、「あ~あ…」と思われたくない、「うまいと思われたい」…そんな気持ちの方が前に出てしまう…


でも結論からいえば、そんな気持ちが何か良くない結果を招く。
それがはっきり分かった。

いや、頭ではとっくに分かってたことだけど…がっつり心で分かった気がしました。


自分が一番幸せで輝いていたな~って思うときは、「音楽のこと」しか考えてなかったし、お客さんも本当に喜んでくれていた。その笑顔を見ることが、自分の中で一番幸せで最大のご褒美だった…。


というわけだけど、昔に戻るのではなくて、いろいろな経験を経た上での新しい自分になることを目指すべきだ!

今、必要なのは…広い愛する心と自信と集中力!!



いい演奏と、「お上手」的な演奏の差が何なのかをまず見極めて、音楽に集中するように、楽しむように、感じるように、演奏をしている1秒1秒をしっかり生きよう!
コメント
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