先日、高校の生徒の発表会のためのステージリハがあった。
レッスン自体の回数も多いわけじゃないので致し方ないのだけれど、まだ伴奏の子が来てくれてない。
で、本人に聞いたら、実は合わせもんんだかんだと理由をつけられて、まだ1回もしてないとのこと。
ピアニストが作ったトランペットとピアノのためのソナタなので、伴奏と言うより共演であり、なかなかの歯ごたえの曲。
手もかなり大きくないと和音を掴むのが大変な曲だ。
生徒にも十分その話をし、1番上手な子に頼みなさいね!と。なのでかなりの猛スピードで伴奏をお願いしたとのことで、かれこれ1ヶ月以上は経っている。
本当はレッスンにまずは同行してもらって、ステリハは10分という枠なので、ステージに行く前に少し形を作っておきたかった。
でも運悪く、伴奏の子もピアノのレッスンということで、じゃあ仕方ない。ステージには来てくれるよね?と生徒とステージへ。
。
。。。。
。。。。。。。。。。
来ません。
貴重な時間なので、生徒はホールに残して、伴奏者を探しに行くと…
ピアノのレッスン(見学スタイル)を見ていた。
知らない子だったけど、目が合うと事情が分かったらしく、1人の女の子が出てきた。
「ステリハだから待ってるんだけど」
「え?今ですか?」
「そうよ!」
「ピアノの先生があなたは手が小さくて今から練習しても弾けるまでに時間がかかるから無理だって…だから無理です。」
「え?は???無理って、じゃあどうするの?今もう待ってるんだよ」
「え、でも先生が無理って言うから無理です」
「それならせめて言ってあげなきゃ、今待ってるんだよ、可哀想でしょ?!!」
代わりに弾ける子は見つけてあります、って。
話にならないので、その代わりの子を今すぐホールに連れて来るように言い残して、ホールへ。
生徒に怒っても仕方ないが、あまりのことに、ちょっとどうよ?!
仕方ないので、10分枠ながら、たまたま昼休みだったので、そのままホールに居座り、私が伴奏した。
でも本番の日は来てあげられない。
途中で代わりの子が来てくれたので、一応合わせを聞いてもらって、次のレッスンに来てくれるように頼んだ。
簡単な曲ではないので、高校生がうまく弾けなくても、別に仕方がないと思っている。
でも、1ヶ月以上譜面を持っていながら、伴奏を断る理由が「先生が無理って言ったから」というところがいけない。
どうやらその当日、先生に見てもらって、本番までの日数を考えてこりゃ無理だね、と先生は即時に判断したのだろう。
先生はその日聞いてそう判断したんだから、まあ本当ならバチっと叱ってやって欲しいところだが、それでも無理と判断するのはある意味仕方がない。
でも本人は1ヶ月前からやってみて、自分の手の大きさとか力量とかから判断すべきでは?
それに伴奏合わせに応じなかったことも、良くない。そこでやってみてこれじゃあ無理と言うならそれもありだ。でも1回もやってないのだ。
逃げたと思われても仕方がない。
それを先生のお墨付きで免罪符っていう気分だったんだろう。
本当なら、代わりの子探す前に、まずは相談しなきゃ。
こういうわけでどうも弾けそうにない。一旦引き受けたのに申し訳ないけど、でも弾けなくて迷惑かけるのも申し訳ないので。代わりの人が必要なら探すし、もしもそれならこの人にという人がいれば楽譜を渡して申し送りをするから。伴奏者変更の手続きもやらなきゃね…
とこんな感じか?!
で、とにかく今回のことはいけない。音楽で身を立てようとしているとしたら尚更だ。
でも、私は本人を責めるつもりは、実はない。
自分だってもしかして高校生ならそんな程度の認識だったかもしれないって、キッパリ思うから。
じゃあなんで書いてるかっていると、
こういうことはいけないよ!!!
と誰かが教えてやらないといけないな、と。
実は授業時間の関係であっという間に別れたのでで、その子にキチッと言って聞かせる時間がなかった。
それに正直、その瞬間は一体どうよ?!とも思ったから、理論だてて考えられなかった。
でもあとから考えると、これはその子のためにならないな…と思った。
先生のせいにして、うまくやってのけたと心の表面では思っているだろうけど、心の深い部分はきっと傷付いている。
弾けない、練習不足、正直に話せない…そういう事実は多分無意識だろうけど本人の心にバッチリと痕を残しているはずだ。
ここで素直に謝ることができれば、今回のことはいい薬だ。
こういう失敗は、ちょっとした優等生はやってしまいがち。
ダメな自分を認めたくない心理が強いだろうからね。
でも幸い、学校の先生が素晴らしく、「こんなあり得ないことをして!!お灸を据えておきます!!!」と言ってくれていた。素晴らしくありがたい。
是非素直に受け取って、これからに活かしてほしいよ。
こういう風に叱ってくれる人、少なくなったからね。有難い有難い。
レッスン自体の回数も多いわけじゃないので致し方ないのだけれど、まだ伴奏の子が来てくれてない。
で、本人に聞いたら、実は合わせもんんだかんだと理由をつけられて、まだ1回もしてないとのこと。
ピアニストが作ったトランペットとピアノのためのソナタなので、伴奏と言うより共演であり、なかなかの歯ごたえの曲。
手もかなり大きくないと和音を掴むのが大変な曲だ。
生徒にも十分その話をし、1番上手な子に頼みなさいね!と。なのでかなりの猛スピードで伴奏をお願いしたとのことで、かれこれ1ヶ月以上は経っている。
本当はレッスンにまずは同行してもらって、ステリハは10分という枠なので、ステージに行く前に少し形を作っておきたかった。
でも運悪く、伴奏の子もピアノのレッスンということで、じゃあ仕方ない。ステージには来てくれるよね?と生徒とステージへ。
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。。。。
。。。。。。。。。。
来ません。
貴重な時間なので、生徒はホールに残して、伴奏者を探しに行くと…
ピアノのレッスン(見学スタイル)を見ていた。
知らない子だったけど、目が合うと事情が分かったらしく、1人の女の子が出てきた。
「ステリハだから待ってるんだけど」
「え?今ですか?」
「そうよ!」
「ピアノの先生があなたは手が小さくて今から練習しても弾けるまでに時間がかかるから無理だって…だから無理です。」
「え?は???無理って、じゃあどうするの?今もう待ってるんだよ」
「え、でも先生が無理って言うから無理です」
「それならせめて言ってあげなきゃ、今待ってるんだよ、可哀想でしょ?!!」
代わりに弾ける子は見つけてあります、って。
話にならないので、その代わりの子を今すぐホールに連れて来るように言い残して、ホールへ。
生徒に怒っても仕方ないが、あまりのことに、ちょっとどうよ?!
仕方ないので、10分枠ながら、たまたま昼休みだったので、そのままホールに居座り、私が伴奏した。
でも本番の日は来てあげられない。
途中で代わりの子が来てくれたので、一応合わせを聞いてもらって、次のレッスンに来てくれるように頼んだ。
簡単な曲ではないので、高校生がうまく弾けなくても、別に仕方がないと思っている。
でも、1ヶ月以上譜面を持っていながら、伴奏を断る理由が「先生が無理って言ったから」というところがいけない。
どうやらその当日、先生に見てもらって、本番までの日数を考えてこりゃ無理だね、と先生は即時に判断したのだろう。
先生はその日聞いてそう判断したんだから、まあ本当ならバチっと叱ってやって欲しいところだが、それでも無理と判断するのはある意味仕方がない。
でも本人は1ヶ月前からやってみて、自分の手の大きさとか力量とかから判断すべきでは?
それに伴奏合わせに応じなかったことも、良くない。そこでやってみてこれじゃあ無理と言うならそれもありだ。でも1回もやってないのだ。
逃げたと思われても仕方がない。
それを先生のお墨付きで免罪符っていう気分だったんだろう。
本当なら、代わりの子探す前に、まずは相談しなきゃ。
こういうわけでどうも弾けそうにない。一旦引き受けたのに申し訳ないけど、でも弾けなくて迷惑かけるのも申し訳ないので。代わりの人が必要なら探すし、もしもそれならこの人にという人がいれば楽譜を渡して申し送りをするから。伴奏者変更の手続きもやらなきゃね…
とこんな感じか?!
で、とにかく今回のことはいけない。音楽で身を立てようとしているとしたら尚更だ。
でも、私は本人を責めるつもりは、実はない。
自分だってもしかして高校生ならそんな程度の認識だったかもしれないって、キッパリ思うから。
じゃあなんで書いてるかっていると、
こういうことはいけないよ!!!
と誰かが教えてやらないといけないな、と。
実は授業時間の関係であっという間に別れたのでで、その子にキチッと言って聞かせる時間がなかった。
それに正直、その瞬間は一体どうよ?!とも思ったから、理論だてて考えられなかった。
でもあとから考えると、これはその子のためにならないな…と思った。
先生のせいにして、うまくやってのけたと心の表面では思っているだろうけど、心の深い部分はきっと傷付いている。
弾けない、練習不足、正直に話せない…そういう事実は多分無意識だろうけど本人の心にバッチリと痕を残しているはずだ。
ここで素直に謝ることができれば、今回のことはいい薬だ。
こういう失敗は、ちょっとした優等生はやってしまいがち。
ダメな自分を認めたくない心理が強いだろうからね。
でも幸い、学校の先生が素晴らしく、「こんなあり得ないことをして!!お灸を据えておきます!!!」と言ってくれていた。素晴らしくありがたい。
是非素直に受け取って、これからに活かしてほしいよ。
こういう風に叱ってくれる人、少なくなったからね。有難い有難い。