仕事仲間のホルン吹き、たーくんこと藤原貴裕くんを見送った。
ほんの1週間ほど前の22日には、山梨で一緒に公演をした。
19日も16日だって一緒に公演をしていた。6月だって宇都宮に行く気満々だったよ。
車移動だったからみんなで渋滞に巻き込まれつつ、何時間も一緒だったよ。
腰がちょっと辛そうだったり、やたらと目をこすったりはしてたけど、ぐったりしてるとか、元気がないなんて、これっぽっちも思わなかった。
今回の公演の編成だと、ホルンは2番トランペットとお隣さんで、背の高さの関係もあって、ベルがこっちに向くし、だからいっぱい音を聞いて、いっぱい一緒に吹いた気がする。
初めて一緒に仕事をした日…かれこれ10年以上経つけど、その時、私が旦那と付き合い始めだって聞いたとか、青いTシャツを着てた、とか
お母さんは世界一優しい、とか
今度お母さんと引っ越そうと思ってる、とか
同い年のミッチェルの相談にものすごく親身になってのってたり、
公演後、生徒にホルンの人もカッコよかったでしょ!!なんてキュートにアピールしてたり、
私が降り口を間違えたせいで、長岡駅着が新幹線発車2分前になっちゃったときのことを話したり…
みんなで給食食べたり、富士山見たり…
デートしたいとか、結婚したいとか。
いつもとちっとも変わらないような、
でもそれでいて、どことなく、限りなく思い出を整理していったような…
それにいつもは当たり前に聞いてる彼の音を、なぜか今回はマジマジと聞いた。
いい音だな。一生懸命だな。
こんな音だったんだなー。凄く耳に残った。
お母さんや仲間を本当に大切に思ってるなー。その上、自己肯定の力もあって。だからどうにも憎めない、可愛い心優しいヤツだ。
2日後、Facebookに身体の不調を訴える書き込みがあって、早く良くなってとコメントを書き入れ、それに対して日曜の昼に、「僕、本気で水泳か筋トレをします!!」と書いてくれたのが私にとっての最後のたーくんとのやり取りだった。
次の日の朝、彼は旅立った。
旅立ったと知ってから、実はそのコメントを読んだ。もの凄く愛おしく思えた。
昨日、今日と彼を見送りに来た人たちは、きっとエピソードは違っても、みんな同じように彼のことが大好きで、バッカだなーと思ったりしながらも、何とも愛おしいやっちゃ!と思ってたと心底思う。
たーくんはたったの35歳で行っちまった。お母さんのこと、大好きでしたと、どうしても伝えたくてお話ししたら、「そうなんですよ。もう約束が違うじゃない。この日も演奏会終わったら一緒に食事するって言ってたのに…」って。もー!約束したでしょー!ってちょっと拗ねる時のように、お母さんは話して下さった。
みんなたーくんが行っちまったことが、とてつもなく淋しい。そしてなぜそう思うのか分からないけど、私の頭に浮かぶのは、たーくんがいないなんて、いなくなっちまったなんて、つまんない。こんなつまんないことが起きていいのか?って。
でも、これも不思議なことに、みんなとてつもなく淋しいのに、絶望じゃないんだ。またね、とか、あっちで一緒に吹いてるんじゃね?とか。
つい何日か前まで、当たり前にいた人が、あっという間にいなくなることがあるんだ…当たり前に「いる」ということの奇跡を見せつけられたし、今一緒にいられることの大切さに気づかせてもらった。
たーくん。。。
ホント、いいヤツだった。ホントまた会いたい。たーくん、またね。
安らかに、ゆっくり休んで下さい。ご冥福をお祈りしております。
ほんの1週間ほど前の22日には、山梨で一緒に公演をした。
19日も16日だって一緒に公演をしていた。6月だって宇都宮に行く気満々だったよ。
車移動だったからみんなで渋滞に巻き込まれつつ、何時間も一緒だったよ。
腰がちょっと辛そうだったり、やたらと目をこすったりはしてたけど、ぐったりしてるとか、元気がないなんて、これっぽっちも思わなかった。
今回の公演の編成だと、ホルンは2番トランペットとお隣さんで、背の高さの関係もあって、ベルがこっちに向くし、だからいっぱい音を聞いて、いっぱい一緒に吹いた気がする。
初めて一緒に仕事をした日…かれこれ10年以上経つけど、その時、私が旦那と付き合い始めだって聞いたとか、青いTシャツを着てた、とか
お母さんは世界一優しい、とか
今度お母さんと引っ越そうと思ってる、とか
同い年のミッチェルの相談にものすごく親身になってのってたり、
公演後、生徒にホルンの人もカッコよかったでしょ!!なんてキュートにアピールしてたり、
私が降り口を間違えたせいで、長岡駅着が新幹線発車2分前になっちゃったときのことを話したり…
みんなで給食食べたり、富士山見たり…
デートしたいとか、結婚したいとか。
いつもとちっとも変わらないような、
でもそれでいて、どことなく、限りなく思い出を整理していったような…
それにいつもは当たり前に聞いてる彼の音を、なぜか今回はマジマジと聞いた。
いい音だな。一生懸命だな。
こんな音だったんだなー。凄く耳に残った。
お母さんや仲間を本当に大切に思ってるなー。その上、自己肯定の力もあって。だからどうにも憎めない、可愛い心優しいヤツだ。
2日後、Facebookに身体の不調を訴える書き込みがあって、早く良くなってとコメントを書き入れ、それに対して日曜の昼に、「僕、本気で水泳か筋トレをします!!」と書いてくれたのが私にとっての最後のたーくんとのやり取りだった。
次の日の朝、彼は旅立った。
旅立ったと知ってから、実はそのコメントを読んだ。もの凄く愛おしく思えた。
昨日、今日と彼を見送りに来た人たちは、きっとエピソードは違っても、みんな同じように彼のことが大好きで、バッカだなーと思ったりしながらも、何とも愛おしいやっちゃ!と思ってたと心底思う。
たーくんはたったの35歳で行っちまった。お母さんのこと、大好きでしたと、どうしても伝えたくてお話ししたら、「そうなんですよ。もう約束が違うじゃない。この日も演奏会終わったら一緒に食事するって言ってたのに…」って。もー!約束したでしょー!ってちょっと拗ねる時のように、お母さんは話して下さった。
みんなたーくんが行っちまったことが、とてつもなく淋しい。そしてなぜそう思うのか分からないけど、私の頭に浮かぶのは、たーくんがいないなんて、いなくなっちまったなんて、つまんない。こんなつまんないことが起きていいのか?って。
でも、これも不思議なことに、みんなとてつもなく淋しいのに、絶望じゃないんだ。またね、とか、あっちで一緒に吹いてるんじゃね?とか。
つい何日か前まで、当たり前にいた人が、あっという間にいなくなることがあるんだ…当たり前に「いる」ということの奇跡を見せつけられたし、今一緒にいられることの大切さに気づかせてもらった。
たーくん。。。
ホント、いいヤツだった。ホントまた会いたい。たーくん、またね。
安らかに、ゆっくり休んで下さい。ご冥福をお祈りしております。