初冬に咲く花の代表とも言える 「さざんか」
殊に白い さざんか の美しさは、格別と思います。
白い花は、さびしげではかなげに思われますが、私には
却って、芯の強いしっかりとした人を思います。
ときとして、控えめで、おとなしい感じの方が
はっきりとしていて、意思が強かったりしていて・・・・。
寒い冬の訪れを待つわずかな一刻、晩秋の寂しさを漂わせて咲く さざんか
寒風に吹かれて はらはらとはなびらを散らす木枯らしの吹くのは もう間近・・・
寒風の中、凛として咲いている、ピンクの 「さざんか」
清楚に 優雅に・・・・。
この花が咲くと、どうしても逝ってしまった人が思い出されて・・・。
花は毎年同じように咲いてくれるけれど、
逝ってしまった人は もう二度とは還らない。
美しくも、悲しい さざんかの思い出です