山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

野菊の季節

2017-10-21 08:01:04 | 日記
野菊が美しい季節になりました



春には山菜として親しまれていますうすい紫色に咲きます「よめな」 です

万葉の昔から春菊に似た香りでご飯に炊きこまれたりしていちばん身近な野菊です



ヨメナに比べますと濃い紫の花で葉も紫色になって美しい「のこんきく」 です



「りゅうのうきく」 です園芸菊のご先祖様と言われるそうです

どの野菊も身近に自生して清楚で可憐な美しい晩秋の花です
又丈夫で良くふえていきます
こんなにも身近にあります小さな野の花がありふれた日常のまばゆさをや
今年も又こうして野菊をめでることが出来ることや今あることの幸せを教えてくれているように思います


「せんぶりです」胃腸薬として又苦い草としても有名で
千回煎じても苦いとかでこの名前が付いたようです
リンドウ科の二年生で花が咲きますとその草は枯れていきます
その前にわたしたちは 採取して陰干し日して使います
この苦みは人間にとっては薬ですが千ぶりはこの苦みで害虫や獣から身を守っていますとか
自然界に生き残る小さな植物の逞しさに驚かされます


山野に自生します多年草のおなじみの「りんどう」です
青紫の鮮やかな花は陽が当らないと開きませんが
陽があたりますと凛した美しい花が開きます
やはり根の部分が苦くて胃腸薬として利用されるそうです
花ことばも素敵【正義」とか【愛」だそうです


「おおせんなり」です
夏には白とブルーの一日花を咲かせます
今は趣のあります沢山の実を付けて秋の青空にすっくと立つ姿は
移りゆく季節が感じられます


秋の深まりと共に梅の古木に寄生していた 「しのぶ」黄葉し始めました
目の前で一寸した風にもはらはらと葉がこぼれるように落ちて去りゆく秋を感じて
もの寂しい気分なさせられます
秋風に己の命のすべてを委ねて散っていきます

コメント (3)
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