2回目の窯出しに行ったときに、出されて食事したときの器。ここでは、焼いた器で食事を出してくれる。何十万円もするお皿に盛りつけられた料理。その中でもこの器が特に気にいったので譲ってもらうことに・・。気に入ったものは、トコトン使う。生け花のたしなみがないので、果物を活ける。パンも活ける。ささやかな男の楽しみ・・・。
備前で窯出しをするから来ないか、という誘いがあってみんなと出かけた。今から5年前だった。3つしか作らなかったという陶工師自慢の一品とか・・・。早速ゲット。前の急須よりかなり大きい。取っ手がついていないので、それに似合うモノを探しに行ったが見つからず、もう一つ、取っ手の付いた急須を買う羽目に・・・。この急須は健在で、今なお活躍している。備前焼に凝ったのは今から20年前。いろんな焼き物が有るが、私は備前焼のこの渋い色が大好きだ。
この急須の焼き具合が気に入って買った。98年2月7日、備前へ陶器を買いに行ったときにゲットした代物。値段?高くて書けない。ばれるから・・・。帰って早速和紙に絵を描いた。その絵にこんな言葉が記されている。いいものを見つけた 備前まで来てよかった お茶の味が格別だった
あれから7年、ちょっとした不注意から取っ手を壊してしまった。長い間使い込んだせいか、茶渋の色が急須の外側にまで・・・。良い物は何年たってもいい。7年ぶりにこの思い出の急須を描いてみたくなった。
男のくせに、イモ・タコ・ナンキンが大好き。中でも秋の味覚のサツマイモは特に好き。家庭菜園をしていた頃は、なると金時をよく植え、収穫したものだ。残ったヘタはこうして水に浸し、葉を茂らす。部屋に飾ると綺麗だし、成長の過程を見るのも楽しい。ささやかなお金のかからない楽しみ方の一つ。されていない方、一度試されてはいかが。