お酒はぬるめの燗がいいってホント?
「燗」とは「冷やと熱との間」を意味する言葉だそうですね。とすれば、お燗はやっぱり人肌くらいのぬる燗が一番と言うことになりますね。
日本酒は温度によって”味の表情”が変わりますから、好みによって熱燗より冷もまたよし、です。
熱燗は味・香りともに濃厚になりますが、口当たりの良さでは冷酒が一番です。この味の違いは、熱によって酒の味の成分(アミノ酸、ペプチンなど)が変化して生じるのではなく、味覚が変化するからだそうです。
舌の感覚は、摂氏20度~40度当たりが一番敏感で、これがぬる燗の温度だと言うわけ。ですから、ぬる燗で旨い酒は本当に旨い、と言えそうです。
冬の夜、美人のお酌、おつな肴、と想像しただけでもう酔ってしまいそう・・・なんて言ってたら家人に叱られそう。