一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

近鉄上本町店 「近鉄100周年鉄道まつり」 9/20

2010年09月20日 21時12分00秒 | これが男の「鉄の道」

(近鉄100周年鉄道祭り 「近鉄上本町店」) 2010/9/20(月)祝日

 

■2010/9/20(月) 曇

「近鉄100周年鉄道祭り」開催中の近鉄百貨店・上本町店に行った。

百貨店は、地下1F 地下2Fの食材売り場を除いて、1F~8Fまで

閑古鳥が鳴いていたが、催場の9Fには、溢れんばかりの人々。

改めて「鉄」ファンの凄まじさを思い知った。

丁度 「鉄」で有名なお笑い「中川礼二」のトークショーということも

理由の一つかも。(写真)

それにしても近鉄の歩みも凄い。 昔の奈良駅・阿部野橋駅・

上本町駅の写真や昔のイラストが入った伊勢志摩の時刻表を

眺めていくだけでもその歴史の深さを感じてしまう。

 

熱気ムンムン、「食」も暑けりゃ、「甲子園」も熱い、そして今日は

「鉄」も熱かった。  いよいよ本格的秋に突入ということか。

(寅)


夜明けの停車場に~♪ と口ずさんで 吉野口駅   9/4-①

2010年09月05日 13時15分35秒 | これが男の「鉄の道」

( JR/近鉄吉野口駅ホーム ) 2010/9/4

 

■2010/9/4(土)  am5:15   夜明け前

(つづき)

日付が変わり、午前4:20に駅舎の中の照明が再び点灯した。

暫らくして 全ての切符の自動販売機に電源が入り、

駅員さんが出てきて清算機の調整が始まった。

まるでゲームセンターの中みたいに硬貨がガチャガチャと

はじき出される音がしばらく続く。

やがて地元に新聞を配っているおばちゃんが、駅員さんに

「おはよう」と声をかけ、駅舎の長椅子で、今朝配達する分を

仕分けし始めた。

外は、だんだんと白んでいき、左三日月の黒い空は、やがて

紺、そして薄いグレーへと色を変えていった。

午前5:15 薄いグレーのホーム、雨は降っていないけど

♪夜明けの停車場に~  と鼻歌を歌っていた。

5時28分にこのホームに入って来る一番電車は、記憶が正しければ、

5時5分六田始発阿部野橋行の電車のはずだ。

昨年末、六田で始発前の準備を白い息吐きながら

眺めていたことを思い出した。 これが、冬でなくて良かった。

そんな感慨で待つ、夜明け前の吉野口駅ホームだった。

(寅)


しまった! とびすぎたフライデー再び  at吉野口駅   9/3-④

2010年09月05日 10時15分13秒 | これが男の「鉄の道」

( 夜11時45分のJR/近鉄吉野口駅 ) 2010/9/3

 

■2010/9/3(金) ~24:00

(つづき)

飛び乗ったまでは良かったが、降りるJR大和新庄駅

PITAPAが使えないことに気づき、急いで改札まで引換し

PITAPAの取り消しと切符を買いなおして、再び電車に

飛び乗った。 ドアが閉まり、すぐに発車した。

 

空いた席に座ってうつらうつら 「しづみ~ しづみ~」

アナウンスまでは聞こえていたが、もしや!? 目を覚ますとそこは、

「えっ!  吉野口~」だった。

昨年の12月末に続き、再びやってしまった、乗り越しだ。

羽を広げすぎて翔び過ぎてしまったフライデー、夜光虫のごとし。

 

時刻は23時40分を廻ったところ、吉野口はJRと近鉄を兼ねた駅で、

せめて橿原神宮まで引き返す電車があればと期待したが、

反対方向に引き返す電車は既に終わっていた。

今夜は、頼んで駅舎の隅に居させてもらい、始発まで野宿ならぬ

駅宿することにした。

0時20分になるとすべての照明は消され、虫の音だけが

うるさいほど響き渡っていた、駅舎の中。

寒くないし、もう少し涼しければもっといいのに・・・と思いながら

うつらうつら 吉野口のとばりに包まれた。

つつ゜く・・・

(寅)


「近鉄時刻表」(476頁)を手にして思ったこと

2010年03月20日 12時45分12秒 | これが男の「鉄の道」
( 近鉄新時刻表「2010.3.19新ダイヤ改正版」) 2010.3.19(金)


昨日(2010/3/19)買って帰ったものがあります。
いつものように食べ物類ではありません。

2010年3月19日は、通勤で使っている近鉄電車のダイヤ改正の日、
新ダイヤとなり今回は久々「近鉄時刻表」(476P)を一冊買ったのでした。

先日このブログにも紹介しました六田行準急や壺阪山行普通電車が
昨日で消え、行き先も変更となり新ダイヤ運行の初日でした。

近鉄電車と聞いて私が最初にイメージする言葉が『凡事徹底』
近鉄の凄いところは、自社の車両・信号・ポイント等の故障が原因で
列車が遅れたことが、まず無いという事です。

遅れるときは、車に責任がある踏み切り事故や落雷による停電に
大雪の時ぐらい。
それは、JRなんかと比べるとはっきりと気づかされることです。
ちょっとしたことで、頻繁に遅れたり、運休したり、事故を起こす
関西のJR。

地味だけど 接続や切り離しの手際が良くて、ごく当然のように運行を
こなしている近鉄。 整備や発車前の点検に至るまで「近鉄」って
まさに「凡事徹底」を絵にしたような会社なんです。

丁度1年前の今日のことです。阪神なんば線が開通して、このブログにも
初日乗車して神戸中華街に行った記事を載せましたが、その時も
阪神の電車区内になると、接続にモタモタがありました。

電車に乗っていても「鉄」(鉄道ファン)の口から「近鉄ならこんな
ことぐらいで遅れない」そんなセリフを聞いたことがあります。

他の電鉄会社が本数を間引く中、不採算路線まで面倒見て、公共交通
の自覚をJRや地下鉄以上に持っている「近鉄」ってつくづく凄い会社
だと思います。

日頃近鉄で通勤している只の会社員ですが、476Pもの時刻表をめくりながら
ごく当たり前のことを維持する為に払う努力を慮(オモンパカ)った夜でした。
(寅)

近鉄「六田(ムダ)行き準急」 LastDay

2010年03月14日 22時35分40秒 | これが男の「鉄の道」
( 近鉄六田行準急 ) 2010.3.14


今日を最後に六田(ムダ)行き準急が無くなる。

電車は無くならないが、行き先表示を目にすることが
できなくなる。というもの。

「18:24 阿部野橋駅発 六田(ムダ)行き準急」

撮り鉄は、20人ほど。これを知ってカメラを抱えて
阿部野橋駅にやってくるような人は、相当な通だ。
電車の行き先表示、特にパタパタタイプに各人の
カメラが向いていた。

私は、このLAST電車に乗って帰って来た。六田は、
昨年末に乗り越して一夜を過ごした場所。
何ともあの夜のことはしっかり憶えている。

この写真は、乗り換えした尺土駅で撮ったもの。
夜7時を廻ると風も冷たく辺りは真っ暗。
少し淋しく写っている。

「ムダ削減 六田(ムダ)行き準急 ラストラン」
(寅)

目が覚めるとそこは壺阪山

2009年12月28日 23時55分44秒 | これが男の「鉄の道」
( 近鉄六田駅 始発電車 ) 2009.12.26(土) 午前4:50

(つづき)
お酒を飲んでいい気分で、天王寺・近鉄阿部野橋から急行電車で、
帰路についたのでした。

いつしか眠っていたらしく、気がつくと電車は、暗闇の中を
走っていました。 どこかな・・・ えらく周りが暗いな・・
やがて流れたアナウンスが、「まもなく~壺阪山(ツボサカヤマ)」

「えーっ、ウソだろー」、あの壺坂寺のある壺坂山まで来ているのか。
「やってしまった~ 久々の乗り越しだー それも過去最悪」
大和高田も橿原神宮もいつしか通り過ぎて、電車は奥地
吉野に向かって走っているのでした。

ここで降りるべきか!? でも壺阪山で降りる人も無く
あたりは、真っ暗だし・・・ 降りるのをやめたのでした。

次、吉野口に着いた。結果的には、ここで降りるべきでした。
ここで、降りていたら引き返すことができたのです。
人生にもよくある、ここで引き返せば何とかなるというやつです。

そこでなくお店のありそうな下市口で降りる決心、
それが間違いの元でした。

下市口で降りると22:32  ところが既に折り返しの電車なく、
在るのは吉野行の電車だけなのでした。 痛恨の判断ミス!
駅の周りを歩いてみても 昼間見ていた商店街は、全て
シャッターが閉まり何の人影もありませんでした。

一軒ある料理旅館も真っ暗だし、結局、下市口駅に引き返し、
最終の吉野行き電車に乗って六田駅で降りました。
ところが、事態はさらに最悪。 

結局、二十数年ぶりの野宿をしました。
それにしても数日前より少し暖かくなった夜だったとはいえ、
それでも7~8℃。うとうとしながらも 橋の下でこの寒さでは、
やはりちゃんと眠れるはずもなく、うとうとを繰り返しながら
次の始発までの約6時間の待ち遠しかったこと。

まぁ、昔、山頭火もこうしながら行脚したと思えば・・・
と 自分を慰めながら。

翌未明 午前5:10の始発電車に乗ろうとホームに
着いた午前4:50に撮ったのが、この写真なんです。
駅は、六田(ムダ)駅。電車は、阿部野橋行き準急。

「いや~ 駅名までもが身にしみるな ムダなんて」

でも、4:50から発車までの20分間は、退屈しませんでした。
入念な始発前のチェック。
扉の開閉、車内。社外照明の点灯・消灯、1mほどの前進とバック
しっかり見ることができました。

車両トラブルが少ない鉄道会社・近鉄の底力ってやつですね。

というわけで、翔びすぎて、昨夜の酔いもいつのまにか
どこかに飛んでいました。

でも 決してムダな夜とは感じていない六田の夜でありました。
(寅)

(つづく)





観光列車「旅万葉」のお披露目会でした。

2009年11月29日 17時20分30秒 | これが男の「鉄の道」
(観光列車「旅万葉」 JR御所駅)2009.11.29


本日は、万葉歌人と歌をラッピングしたJR観光列車「旅万葉」
のお披露目会でJR御所駅に行ってきました。

昨日は、JR京都駅とJR大阪駅で披露。そして本日が
万葉のふるさと「桜井駅~御所駅~吉野口駅~五条駅」での
お披露目でした。
このルートは、今、卑弥呼で話題沸騰の「まきむく駅」も通り、
宮殿の跡地を見ることができます。

午前10時半、いつもは閑散としている御所駅ですが、
今日は様相を一変させていました。
JR西日本の関係者、地元議員さん、そして地元近隣の人たちに加え、
カメラをぶら下げた多くの鉄道ファンで、ごったがえしていました。

駅前では、歓迎セレモニーとして御所和太鼓が鳴り響いて
いたのでした。

私も久々に一眼レフをぶら下げて、万葉列車の撮影に参加。
どこを向けても人だかり、おまけに今日は「せんとくん」が乗っていて
記念写真するファミリーの人だかりで、車両より人ばかりがファインダー
にとびこんでくる始末。

写真は、11時27分。次の停車駅・吉野口駅に向けてチャイムが鳴り響き
ドアが閉まる直前に撮ったもの。
隙をついて撮った本日のゲスト「せんとくん」の写真です。

平城京に都が移った710年から丁度1300年となる来年まで
あと1ケ月と少しとなりました。
この観光列車「旅万葉」平城遷都1300年祭で奈良を訪れる人たちに
万葉歌人たちの思いにも触れていただければ、古都への深まりもきっと
一段と増すかもしれませんね。
(寅)








 

サムライたちが一位通過を決めた、「阪神なんば線開通」の日 

2009年03月20日 23時55分30秒 | これが男の「鉄の道」
今日は、「阪神なんば線」の開通記念日。
楽しみにしていた日です。

神戸と奈良が、乗換なし電車一本で結ばれ
心理的に遠かった神戸と奈良が、グッ~と近付きました。

私も早速、この路線に乗り神戸まで行ってきました。
とは言え、本日もう一つのビッグイベント
サムライジャパンの勝利が確定してからなので、
午後からのお出かけでした。

でも神戸に近付くにつれて 朝の雨がうそのように青空に変わり、
昼から出かけたのは、正解だったようです。

阪神三宮駅では、近鉄車両が、多くの鉄道ファンのフラッシュ攻めに
あっていました。

結局 この日の私は、青空に誘われて「須磨の海浜公園」迄足を延ばして
心地よい潮風を感てきました。

帰りに元町の中華街に寄り、中華を食べましたが、何と言っても
中華街入口門の白木蓮の花が、とてもキレイに咲いてたのが印象的でした。

サムライジャパンが、韓国を破り、第二ラウンド1位ちゅーかを
決めた日、中華街の花も祝福してくれてたわけです・・・ね

世界一まで、あと2勝!!
(寅)