( ソフトバンクホークス 秋山監督)
■2010/10/3(日) 曇~雨
今年のプロ野球ペナントレースのセ・パ両リーグの優勝チームが出揃った。
セ・リーグは、中日ドラゴンズ。 パ・リーグは福岡ソフトバンクホークス。
セ・リーグで応援していた阪神はまたしても優勝を逃してしまった。
但し、幸か不幸か、日本一を決める日本シリーズ迄には、
クライマックスシリーズというローカルルールが
存在している、日本のプロ野球。
タイガースにも虎の皮1枚は、
チャンスはありそうだ。
だが、私は結局日本一決戦には、「中日VSソフトバンク」の顔合わせに
なるのでは!? という気がしている。 そのひとつが、監督力だろう。
阪神がダメだと思ったのは、矢野の引退試合で、結局
矢野を出さなかった事。 そしてホーム最終戦で、
真弓監督は、監督挨拶をしたのだろうか???
もしあの試合9回に矢野にマスクを被らせていたら・・・
果たして 村田に逆転3ランを浴びただろうか?
あれは野球の神様が、優柔な采配をした
真弓監督への喝!!だと私は思っている。
一方、ソフトバンク秋山監督の日本ハム・ダルビッシュとの一戦で
杉内を最後まで我慢して使い続けたところには、器量の大きさの
片鱗を見たような気がする。 腹をくくるとか覚悟するという
勝負師に必要なハートを持っている監督といえるだろう。
「AKIYAMA STYLE」 決して言葉や表情は豊かでは
ないが、秋山監督のその静かな中に秘めた
決断力は「肥後もっこす」そのもので、
かなり評価できると思った。
とは言え、中日・落合監督は、12球団で最も手ごわくしたたかで
不気味な監督だ。腹の内や手の内を決して相手に見せないし、
過去の監督達みたいにへたな経験則に捉われない、
きわめて合理的な指揮官だ。
だから人のいい阪神などは、中日に何度も辛酸を舐めさせられた。
今シーズンは、この不気味な指揮官の率いる中日を是非
日本シリーズの大舞台で、「AKIYAMA STYLE」の
ホークスに撃破してもらいたいと思っている。
果たして「落合竜、虎の仇は、鷹がとる。」となるかどうか・・・・・・・!?
そんな仮説を持って、まもなく突入する『クライマックスシリーズ』を
迎えるのもプロ野球の楽しみ方のひとつだろう。
(寅)