( 塩ラーメン 函館「根ぼっけ」)
ひかりの屋台 大門横丁を出たところで 22時前に灯りがともった。
先ほどまで暖簾も何もなく真っ黒だった格子小屋が、
突如 赤い暖簾をライトが照らし始め
にわかに ラーメン店が出現。
折角、函館に来たのだから・・・塩ラーメン ありだよな~
表は通りに面して広い間口の居酒屋
裏は大門横丁に面した通りに面する
張り出した屋台のようなラーメン店
背中合わせの店舗は、表と裏の顔を持つ店だった。
店名は「根ぼっけ」
それにしても どういう意味なんだろう? 店名の「根ぼっけ」って
開店時刻が表の居酒屋より遅いから たぶん
「ねぼすけ」の北海道方言かなと思っていたら 違っていた。
「根ぽっけ」とは、北海道の名産干物で知られる「ほっけ」のこと
本来回遊魚だが、回遊せず函館に住み着いたほっけだから
皮が薄くて上品な味の上等ほっけのことらしい
昔、大分・杵築で食した 杵築城近くに住み着いたカレイ
昔は、殿様しか食べれなかった 城下カレイのほっけ版みたいなものかもな・・・
その根ぽっけそのものを食べることはなかったが
「根ぼっけ」カウンターの目の前に置かれた 透明なスープとシンプルさよ
想像していた通りの特徴そのままの「塩ラーメン」なのでありました。
つづく
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(寅)