( 「比翼鶴」純米酒 博多阪急百貨店 )
■2015/1/22(木)の手記
博多駅ぶらのコースで「住吉酒販」は必ず回ると書いたが、博多阪急百貨店の地階も実はそのひとつ。
甘いものもあれば、辛い物も揃っているし、当然お酒も。だから時間があれば必ず売り場をチェックしている。充実のワインコーナーの隣が、日本酒と焼酎コーナー。
このフロアのワインコーナーには顔見知りの人もいたりして、ここを覗くのも博多の楽しみのひとつ。 売り場で「初しぼり」日本酒をずらりチェックした後、とある酒を発見して売り場担当の白い服着た小柄な若いお姉さんを呼び止めた。
「あ ちょっと聞いていい? 確か昨年秋に寄った時、この酒は置いてなかったけど もしかして取扱いを始めた? 定番? もしそうだったら嬉しいけど」
「実はちょうど今 検討してるところなんです。」
「そう、ならば是非この純米酒を定番に入れてほしいな リーズナブルで美味しい純米酒だし。お客さんに言われたと伝えといてよ」
「はい、伝えておきますね」 「頼んだよ 」
そうお願いした純米酒こそ ここ最近、久々名前を聞くようになった『比翼鶴』 大阪・長居のダイニング「まつや」でお目にかかって以来だからおよそ3年ぶりになるだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/0ad7faf67207a3e7fd78ba986f6eed68
以前から思っていた。 なぜ「耶馬寒梅」という名前にしているんだろう。 「比翼鶴」の名の方が、断然いいのに・・・ と思っていたのはきっと私だけではなかっただろう。「耶馬」とつくとまず大分を連想してしまうからだ。
唐の詩人 白楽天の長恨歌という長い漢詩からつけられたこの名「比翼鶴」は、鶴の名が付く数多い日本酒の中でも 特に好きな名だ。実は、奈良にも似た鶴がいる 東生駒の銘酒「山鶴」純米 リーズナブルで美味しいところがなんだか似てる。
「天にありて願わくば比翼の鳥となり 地にありて願わくば連理の枝とならん」
まるで数年飛来がなかった越冬地に久々に 戻って来た夫婦鶴のようだ。もしかして私が売り場に来てくれるのを待っていたのか・・・この鶴は
城島(現在は久留米市)の日本酒通なら知っている「比翼鶴」 その別名は「しあわせの酒」
いいじゃないか お酒を飲んで幸せになれるなら
「博多で見つけた鶴一羽 今夜書いてる鶴一話」
http://blog.with2.net/link.php?1601745
(寅)
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