西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ434 【新1万円札。F35A墜落事故。他】

2019-04-11 21:21:16 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今年のGWは、10連休ですが。
4月30日~5月2日頃まで、(もしかすると夜間)出勤になる見込みとなりました。
それは、改元のためです。
システムの対応はしてきてはいるのですが。今、見直し、実際に「令和」になるかを確認していると、問題も見つかっていて。
その対応、不測の事態を回避、問題への対応のために、出勤になる可能性が大となりました。

【新1万円札】
新紙幣のデザインが発表されました。
「新1万円札」は、『渋沢栄一』。
日本の近代化に貢献し、約500社の企業等の設立に資力した人。

それを、韓国のマスコミが「批判」している。との報道。
しかし、実は、今の「1万円札」の『福沢諭吉』も、「脱亜論」で、中国や韓国から批判された経緯があります。
それが、『渋沢栄一』になるとなったら。(中国からの批判は聞こえてきませんが。)

今の日韓関係を象徴しているのでしょうね。
『日本』のやる事に、何か「つけ入る」ところがあれば、まず、「マスコミ」が批判する。
日韓関係が、歴史的にこれだけ最悪な時に。でも、本当に「韓国の国民、世論」は、そう思っているのでしょうか。

毎日、毎日、博多駅を歩いていて思います。
韓国人、中国人の、なんと多い事か。それだけ、両国の国民は、日本に「旅行」に来て下さっているのです。

先日、ある番組で知った事ですが。
「韓国の国民は、(朴槿恵大統領の時もそうであったように)デモなどの様に、『国民が政治を変えられる』という経験を何度もしてきているから」だと。
そのため、韓国の政治家は、「国民の反応」を重視せざるを得ない。
更に、民主化された後の韓国の「大統領」は、本人、ないしは、家族などの不正で、弾劾されています。

かつて、中国を訪問した「文大統領」が、冷遇されたことは記憶に新しい事ですが。
今、「文大統領」は米韓首脳会談のため訪米しています。
中国の時と、同じ事にならなければいいのですが。

【F35A墜落事故】
青森県、三沢基地に所属する、航空自衛隊の最新鋭のF35A戦闘機の「墜落事故」が発生しました。
この「事故原因」は、まだ、機体もパイロットも見つかっていないため、「原因究明」はできていません。
そして、この事故は、「最新鋭のF35A」としては、運用が開始されて(世界で)始めての「墜落事故」です。

そこには、「パイロット」の捜索。という大事な事もあるのですが。
「ロシア、中国に、先に機体を回収される訳にはいかない。」と言うことがあります。
『最新鋭戦闘機』『ステルス戦闘機』である『F35A』は、日本にとっても、もちろんアメリカにとっても、『最高機密』です。

今日のニュースで。
『B52戦略爆撃機が、F35Aの墜落現場付近に飛来』という記事がありました。
自衛隊はもちろんですが、アメリカ軍の参加し、『機密』を守るために行動しています。

(あくまで、私の想像ですが)
墜落現場近海では、日本の「海上自衛隊」の潜水艦。アメリカの潜水艦。ロシアの潜水艦。中国の潜水艦。が、集まっているのではないか。
海上や、空では、目立った行動はできませんが。海の中であれば。

『空自の最新鋭戦闘機F35Aが墜落』という報道だけではなく。
私達の知らないところで、「何が起きて」「何が行われている」のか。

2019.3.20 三沢基地 F-35A アフターバーナー全開で離陸!!


F-35A Lightning II Demo 2019 Melbourne Air Show


この映像を観ていただくと分かるのですが。

F35Aは、『単発』です。つまり、「エンジンが一つ」の戦闘機です。
航空自衛隊の『F-2戦闘機』は、F-16をベースとして開発されました。

【見敵必殺】まるでドリフト機動!!! 6スコ F-2戦闘機 機動飛行 / TSUIKI AIR SHOW F-2 FIGHTER 20181125


この機体も、単発です。

ド迫力!!! F-15イーグル戦闘機によるデモフライト JASDF F-15J Eagle Maneuver Demonstration


それに対して、今の航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15は、「2発」エンジンです。

もう、30年くらい前ですが。
私は、「航空自衛隊」のコンピュータ関係の仕事をしていました。
担当していた中に、「戦闘機パイロット」の「訓練計画」「飛行実績の収集」がありました。
そのために、当時から住んでいる「福岡」から、茨城県の「百里基地」(民間では、茨城空港になりましたが)に頻繁に出張していました。

ある開発が完了し、百里基地内の端末に「インストール」をしないといけなくて。

航空自衛隊の(滑走路のある)基地には、『アラート』という場所があります。
それは、(領空侵犯やその可能性がある場合に)緊急発進するための場所です。
そこにある戦闘機には、(訓練とは違い)実弾及びミサイルが装着されています。

通常、『民間人』は入れない場所なのですが。
その「インストール」のために、『アラート』に行く事を許されたのが、私でした。
百里基地の担当に自衛官の方が運転する車で、『アラート』に向かう途中。
その傍ら(すぐ横は滑走路)を、2機のF-15J戦闘機が訓練のために離陸しました。

その離陸とは。
民間機(旅客機など)では考えられない、滑走して浮上した直後に、垂直に上昇します。
との時には、『アフターバーナー』を焚いて、急上昇するのですが。

私が『アラート』での「インストール」を終えて、百里基地の飛行隊の部屋に戻った時に。
すでに、『エマージェンシー』で、先ほど飛び立ったF-15Jが帰投したところでした。

それは、先ほど、私の傍らで離陸したF-15Jの1機が、上昇中に(片方の)エンジンに異常が出たからでした。
F-15Jは、エンジンが2機あります。片方に異常が出て、エンジンをシャットアウトしても、もう片方で飛べます。
でも。

今回の、F35JやF-2は、エンジンが『単発』です。
もし、「エンジン」がアウトになると、即、『墜落』になる可能性が大です。

更に。
「米軍」のパイロットは、「非常事態」が起きた時に、できるだけ危険が少ない時点で『脱出』します。
戦闘機の座席は、『射出座席』となっていて、異常事態の場合に、レバーを引けば、座席ごと外に『射出』され、パラシュートが広がり、パイロットを守るように作られています。

でも。
日本では。航空自衛隊では。
おそらく、そう教えられている訳でもないと思うのですが。
『ぎりぎりまで、制御する』事が多いようです。

相当、昔の話ですが。
航空自衛隊の「小松基地」に属する「F104J」という戦闘機が、墜落事故を起こした事がありました。
その時。パイロットは、『市街地。人家のあるところへの墜落を避けるため、最後まで、機体を制御しようとして命を失いました』。

『逃げる』機能はあるのですが、「その後」を考えると、『最善を尽くす』のが「日本人の戦闘機パイロット」なのだと思います。
今回の事故も、何が起こったのかは分かりませんが、パイロットは(空中爆発などの事態でない限り)脱出できたのではないでしょうか。それでも、機体もパイロットも、まだ不明のまま。

以前、百里基地の「戦闘機パイロット」の「飛行訓練計画」「飛行訓練実績」のシステムを担当した時。
百里基地の戦闘機部隊の「飛行隊長」とお話をした時の事を思い出します。

ひとつは。
例えば、『F-15J戦闘機の機体は、「チタンの削り出し」なので、機体事にクセがある。なので、暴れそうな機体には、新人は載せられない』。なので、「飛行計画」をたてる場合には、「パイロットと機体のことも考えないといけない。」という話。

衝撃的だったのは。
『自衛隊のパイロットは、民間のパイロットに比べ、相当に「死亡率」が高い。』
という話。でした。

『航空機の事故』は、一度に、数百人の犠牲者が出るので、『怖い』というイメージがありますが。
じつは、『交通事故』に遭う確率と、『航空機事故』に遭うからすると、各段に『航空機』の方が『安全』なんです。
でも、イメージとして『航空機事故』の方が、(一度の)犠牲者が多く、大きくニュースでも扱われるので、確率的に言えば、飛行機の方が安全で、車の方が事故率が高いのですが。

ただ、飛行隊長が言われていた事。『自衛隊のパイロットの死亡率は高い』は。
自衛隊は、常に『訓練』です。『訓練』のお積み重ねです。それは、「陸」の「海」も「空」も同じです。
もし、それが『訓練』でなくなった時は、『有事』です。

なので、『有事』に備えて、常々、『訓練』を重ねて下さっています。

ただ、その「訓練」は・・・。
『もし、有事になった時には、日本を守らないといけない』と言う「使命感」があってのことで。
おそらく、想像を絶するような『過酷』な訓練をされているのだと思います。

そう言う事は、一般的に、私達は『知らない』事です。

おそらく、多くの国民は。
一番多い(と思う)反応は、『あっ、また事故があったんだ』の、ほぼ「無関心」。
そう言う事が起こった事も知らない。興味ない。人が一番多い様に思います。(平和ボケです)

次の反応が。
『危険(今回は、海だったけど、これが地上だったら・・・)』
『自衛隊自体の存在自体がいけない』
『自衛隊のために巨額な予算を付ける必要はない』
もう少し言えば。
『自衛隊は「憲法9条」違反』
などの考え方。
下手すると、『そら、見た事か』と言いそうな。

航空自衛隊の「スクランブル」。
2機体制で、「アンノン」(未確認の航空機)に対峙するために発進するのですが。
平成29年で、904回。平成28年には1068回。

これ、毎日。3回。
日本のどこかの『航空自衛隊』の基地からスクランブル発信している回数です。
以前は、ロシア機が多かったのですが、今は、中国機。

そんな事。
ほとんどの日本人は、(きっと)『知らない』事です。(平和ボケです)
普段の生活に関係ないし、『危機感』を覚えるような事でもないし。それ以前に(あまりに多いので)ニュースにもならなくて、『知らない』し。

「沖縄本島と宮古島の海域を、中国の軍艦が通過」しても、おそらく多くの国民は、『気にもしない』『知らない』『興味ない』のではないでしょうか。

もう、おそらく忘れている。
「北朝鮮のミサイルが、日本上空を通過」して、鳴った『J-アラート』。
(何の危険もなくて、朝早くから「うるさい」と思っていたかも。)
北朝鮮のミサイルの脅威があった時に。
全国で、『配備』と言うか、重点的に『配備』された、「PAC3」(迎撃ミサイル)。

【狼少年】
北朝鮮が、弾道ミサイルを開発し、発射実験を繰り返していた頃。
盛んに『報道』されていました。

そして、日本上空を通過した『北朝鮮』の弾道ミサイル。
通過するに至らなかった時を含め。北朝鮮が『弾道ミサイル実験』をするたびに、『日本』は反応していたのですが。

今、あの時の事を『覚えている』と言うか、『思い出す』人がどれくらい居るか。
『覚えてる』けど、『考えない』『忘れている』人が、ほとんどなのだと思います。

でも、まだまだ、アメリカと北朝鮮の駆け引きは続いていて。
韓国は、あの調子で。
『日本への脅威』が無くなった訳ではないのですが。

多くの方は、『そんな事を心配していない』と言うより。『考えてもいない』のが普通でしょう。

「狼少年」の話ではないのですが。
『国』は、あの時。『(本当に)国民に危害が及ぶのを防ぐために「情報を発信」した』と思います。
それが、「何度か繰り返され、上空は通過したけれど、日本に実害は出なかった」の経験値を積んでしまいました。

次に。
もしかして。
「狼少年」ではないのですが。
次に、『本当の脅威』が出てきた時に。
「国民の感覚」が、麻痺していて、『危機、脅威と感じない』のではないか。

そんな事が、心配になりました。


また、語りました。
では、また。


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