西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1008 【中間選挙。カタールW杯。】

2022-11-10 19:10:03 | 今日のいろいろ
こんばんは。

政治家とは、なんとあきれた人種なのでしょう。
葉梨法務大臣の失言。
法務大臣という仕事を、パーティーで。
「朝、死刑のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職 」と発言。
批判を浴び、「本意ではない」と謝罪、訂正って。
軽々しく出てくるのは、そう思っているから。
いつまでたっても、こういう失言がなくならない。
自分の関連する政治団体の会計も把握できていない総務大臣。
失言が多いのは、福岡県選出の某副総裁なのですが。
何とかならないものでしょうか。情けない。

【中間選挙】
トランプが怒りまくっているらしい。
「レッドウエーブ(赤い波)」と言われていた共和党の大躍進は起こらず。
まだ、最終的な結果は出てはいませんが、民主党は大負けはしていません。

バイデン大統領は、「民主主義が守られた」と言い、2024年大統領選挙への出馬の可能性にも言及しました。

15日に大事な発表をするとしていたトランプ。
さっそく、また「不正選挙」だと言い始めているらしいです。
良識ある人達は、「民主主義」を侮辱する行為にあきれているのではないでしょうか。

【カタールW杯】
もうすぐ、カタールワールドカップが始まります。
でも、カタールがW杯開催地に決定した当時のFIFA会長であったフラッター氏が、「カタールにワールドカップの開催権を与えたことが誤りだった」と直前になって認めたというニュース。

では、何故誤りだったのか。(CNNのニュースを参考にします)

カタールでは、ジャーナリストらが外国からの労働者の状況を調査したという理由で投獄されている。性的少数者は犯罪者として扱われる。女性が結婚や旅行、外国留学するには、ほとんどの場合男性の許可が必要だ。

加えてカタールの労働慣行は現代の奴隷制にたとえられてきた。報道によれば、W杯開催国に選ばれた2010年以降、カタールでは南アジア出身の出稼ぎ労働者が6500人死亡している。専門家はこれらの死者について、多くが大会のための建設工事に関連して亡くなった公算が大きいとしている。

6500人というのは最も少なく見積もった数字であり、実際の総数はほぼ間違いなくこれを上回る。なぜならこの中には、フィリピンやアフリカ諸国などカタールに労働者を送っている多くの国が含まれていないからだ。

(カタールは自国にやってくる出稼ぎ労働者の死亡率について、その規模と人口構成を考えれば予想の範囲内だと主張している)
 
そして、W杯招致に関しても不正があったと。

では、何故なのか。(CNNニュースより)

答えは、08年に開催された北京五輪の会期中の状況に期待しているからだ。そこでは自国の人権侵害をなかったことにし、世界的な舞台で輝く機会を得られる。W杯を招致することで、カタールは隣国のアラブ首長国連邦(UAE)と同様、国際的なイメージを打ち出したいと考えている。企業にとって開かれた国だと伝え、観光客や世界政治に関係する人々を歓迎したいとの思惑がある。

カタールは専制君主国家であり、独裁政権であるということ。
そのため、カタールはあろうことか各国のテレビクルーに対し、当局の事前承認なしに撮影を許可しないと発表した。と。
様は、勝手に取材されては困るということ。

今度のカタールワルドカップ。
試合はもちろん楽しみたいですが、カタールという国のことについて知る必要があります。

参照した記事は。
「カタールW杯、その実態に非難の声を上げよう」というCNNの記事です。


最近、固い話が続いているので、少しくだけるつもりでしたが。
長くなるので、それは別の機会に。
では、また。


今日のいろいろ1007 【シリアとウクライナ】

2022-11-10 01:38:36 | 今日のいろいろ
こんばんは。

もう日付が変わり、11日になりました。
私は、NHKの「国際報道2022」と「キャッチ!世界のトップニュース」という国際報道番組、そして、時々テーマによって「クローズアップ現代」を観ています。
「キャッチ!世界のトップニュース」は、ウクライナ問題でもウクライナ、西側の報道だけでなくロシア国営放送の報道も放送され、ロシア側でどう報道されているのかも知ることができます。

まず、今日は「国際報道2022」の特集で取り上げられていたものから。

【シリアとウクライナ】
「国際報道2022」(9日放送分)では、特集で「ロシア側で戦うシリアよう兵」が取り上げられていました。

シリア人の若者はシリア政府(アサド政権)軍の兵士としてシリア内戦を戦ってきました。ロシアはアサド政権を支援しています。
それに対して、反政府組織があり、アメリカ主体の有志連合軍が支援しています。

若者には、祖母、父、母、妹、弟が居ましたが、有志連合軍の爆撃で妹以外の家族全員が死亡しました。そして、妹は両足を切断しました。
若者は、シリア政府軍に届いていたロシアの「よう兵」募集に応募することにしました。
その理由は、
一つは経済的な問題。シリア政府軍での月給は40ドル(約5800円)。それに対して、ロシアの「よう兵」には月29万円~43万円が支給されるとのこと。若者が応募したのは月額3000ドル(約43万円)での募集でした。
若者は、妹が両足を無くし歩けず親戚に預かってもらっているのですが、義足を買い、自分で歩けるようにしてやりたいという思いで「よう兵」への応募を決意しました。
もう一つの理由は、家族と妹の足を奪ったアメリカなど有志連合への恨みです。

ただ、妹はたった一人の家族となってしまった兄にはウクライナに行ってほしくないという思いがあるのですが、兄の意志が固く、「わかったけれど、できれば行ってほしくない」と兄に電話していました。

この取材は、若者がまだロシアの「よう兵」としてウクライナに行く前のものであったため、その後のことは分かりません。
ただ、ある国の戦争(内戦)が、他の国での戦争にまで関係してしまいます。

シリアでは、若者の様にロシアの「よう兵」になる者と、反政府組織側からはウクライナの「よう兵」としてウクライナに行く者がいるそうで、ロシアのよう兵となった人で生きて帰ったのはほんのわずか、ウクライナの「よう兵」には4000数百人が行っていて500人ほどが亡くなっているそうです。

この特集の中で、ロシアの「よう兵」としてすでに出ている人のインタビューがあり、戦場では悲惨なものだと。
食事は1日に2回、中身が何かも分からないような缶詰で動物でも食べないようなもの。更には、支払うと言われている報酬は受け取れていない、シリアで行く前に言われた事は全部ウソだ。と語っていました。

別のニュースですが。
ロシア国内で部分召集された兵士100人以上が、約束された報酬が支払われていないと抗議行動を起こしたというものがありました。

更に別のニュースでは、
ロシア国内で部分召集された兵士570人がウクライナ東部の前線に送られ、壕を掘るように命令されたけれども、スコップが30人に一つで、仕方なく手で掘っていたら、ウクライナ軍の激しい砲撃を受けて(ある報道では)500人程度が死亡したと。
更には、砲撃がはじまると将校が真っ先に逃げたと。

ご存知かと思いますが。
ロシアでは、軍事会社ワグネルが刑務所の犯罪者に対して、ウクライナに行けば一定期間で罪を帳消しにするとして募集をかけていたのですが、最近、法律で禁止されていた殺人犯などの重い刑の犯罪者も召集できると法改正したと。

ウクライナも60歳以下の男性の国外脱出は認めないことにしていますが。
ロシア政府、プーチンは、国民(召集した兵)、シリアからの「よう兵」の事など「使い捨て」同然の扱いなのでしょうね。ろくに訓練もせず、粗末な武器を持たせ最前線へ送り込む。
ロシア国内でも、志願兵は経済的に貧しい地域の人が多いようです。
シリアからの「よう兵」も、結局は報酬がいいからで、ただ、それが本当に支払われているかもあやしいもので。

ロシアのウクライナ侵攻(侵略)。
ウクライナの一般市民を含め、どれだけの人的犠牲を出せば終わるのでしょうか。

個人的には、どうしても思ってしまいます。
ロシア国内には何の被害もないではないか。まさに「侵略」。
なんと不公平な「戦争」なのだろう。と。
ロシアの報道を観ていると「ムカついて」しかたない。
どれだけ「汚い」か。

仮に、「台湾有事」が発生した時も、おそらく一方的なのでしょう。
中国本土への被害は少ないでしょう。
その際には、日本も同様に巻き込まれるでしょう。
習近平が3期目に入り、「台湾有事」の可能性はより高くなったと思います。

ロシアのウクライナ侵略。
これは、ウクライナに勝たせないといけない。
もう、「悪しき前例」を作ってはいけません。
無駄死には、もう終わらせないと。

長くなってしまいました。
では、また。