こんばんは。
昨日はgooブログのアプリが起動せず、今日は写真のアップロードが異常になったと書きましたが。
やはり、DDos攻撃を受けていたようですね。迷惑な話です。
ただ、いつ、どこが狙われるかは分かりませんから、なおさら厄介です。
【ふるさと納税の格差】
14日のNHKの「クロズアップ現代」で、『ふるさと納税の格差』の問題が取り上げられていました。
また、去年になりますが、テレビ東京系の「ガイヤの夜明け」でも「ふるさと納税」が取り上げられていました。
「ふるさと納税」の制度が始まってから、その額は相当延びてきている訳ですが、制度上の問題というか、制度の隙間を突いた自治体や「ふるさと納税」を取り扱う企業の行いに対して、毎年のように制度改正が行われています。
過去には、「返礼品の金額は寄付額の30%以内」や、「地元産品であること」。そして、直近では「ぷろさと納税へのポイント付与は不可」などです。
格差という部分では、「地元産品であること」の規定は、自治体内に魅力のある産品がない自治体にとっては大変な縛りです。これは、「魅力ある産品の有無」という格差があると言えます。
番組で取り上げられていた格差は、特に「都市部からの税収の流出」です。
東京、大阪などの大都市部は人口も多い分、「ふるさと納税」をする人が増えると相当な税収減になります。
世田谷区でしたか。税収減が100億円を超えるとか。
税収減は、「行政サービスの質、量の低下」を招く恐れがあります。
「ガイヤの夜明け」では、東京のある区で、返礼品として「区内で開催されるコンサートなどへの入場券」というものを提案した「ふるさと納税取り扱い企業」があり、好評を得ているということでした。
これまで、「税収の流出」で困っていた都市部の自治体も「反撃」を開始しているということです。
更に、番組で扱われていた問題として、「ふるさと納税」による「税収増」は不安定であるということです。
いったん増えた「税収」も、翌年度も同レベルの「税収」があるかというと保障がないということです。なので、恒久的な事業の財源としては見込めないということになります。
新しい「事業」を始め、その予算を「ふるさと納税」分の増収分で賄うとした時に、毎年、同レベルの税収が望めるかは分からないということです。
したがって、その年の「税収増」にあわせた単発の事業に充てることになります。
「ふるさと納税」は、本来は自治体、特に地方の自治体の財源を増やすことであるとは思うのですが、「産品」の問題、「アイデア」の問題での『格差』が出てしまうのは、その集め方については各自治体に任せられているので、「実力」の差が出ます。それは、各自治体間の「競争」ですから。仕組みがそうなっています。
私は「ふるさと納税」は全く行っていません。なので、福岡県、福岡市に住民税を納めています。
ある自治体で、「ふるさと納税」を利用する人が多く、税金の流入分より流出分が多い場合、「ふるさと納税」がない場合より『税収減』になります。
それにより、「行政サービス」を行うのに支障が出て、「サービスの質、量の低下」を招いた場合、「ふるさと納税」をした人には文句を言う権利はないですよね。「ふるさと納税」をしない人は巻き添えを食う訳ですが。
と私は思います。
極端な話ですが、そういう制度だと思います。
ある意味、「格差」もいたしかたない。そういう制度ですから。
実際に、「税収減」で「行政サービス」に支障をきたす自治体が多くなり、大きな問題になれば、「制度改正」や、極端なことを言えば「制度廃止」も将来的にはないとは言えません。
「ふるさと納税」がいいものなのか。必要なのか。
まだ、その時期ではありませんが、「格差」が大幅に進むと、大きな問題になるかも知れませんね。
「ふるさと納税」、どう思われますでしょうか。
では、また。
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