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サケ漁再開の道、見えず 回帰途絶える恐れも 浪江・請戸川

2013-11-28 08:45:12 | 日記
河北新報社より転載
サケ漁再開の道、見えず 回帰途絶える恐れも 浪江・請戸川


川幅いっぱいに梁場があった請戸川下流。川の手前にはコンクリート製の魚道があり、河川敷にはがれきが残る=11月中旬、福島県浪江町



 サケが波しぶきに乗って太平洋から河口へ遡上(そじょう)しているのに、漁を営む人々の姿はことしもなかった。福島第1原発から約6キロ北の福島県浪江町の請戸川。東日本大震災の津波と原発事故で、稚魚放流と漁獲を担った泉田川(請戸川)漁協の施設は破壊され、組合員は各地に避難した。「将来の見通しが立たない」と、石井仁組合長(78)は苦悩する。

 サケの遡上の盛りは9月下旬から11月末。水揚げ、採卵、販売、サケ祭りと、毎年2万~3万人が訪れ、本来なら今月は休日返上の繁忙期だった。
 現在は二本松市で避難生活を送る石井組合長はは「いつ帰還できるか分からない。どうなることか」と、ため息をつく。
 3カ所あったふ化場のうち、最も河口に近い施設は津波で全壊した。中流部と支流高瀬川のふ化場は、原発事故による居住制限区域と帰還困難区域に当たり、再建のめどが立たない。事業再開が遠のけば、採卵や飼育の技術継承も難しくなる。
 サケは約4年で回帰する。放流は震災発生前の2011年3月上旬が最後。数年後に魚影が消える恐れもあるが、石井さんは「自然産卵はあるはずだ」と期待を捨てていない。
 震災後、漁協はサケの試験捕獲や放射線検査を実施できずにいる。「見通しが立たない現状では無意味」との意見が漁協内にあるからだ。
 「サケはアラスカ沖まで回遊する。放射線量は薄まる。検出されないだろう」と推測する石井さん。一方で「サケを求める客が戻るだろうか」と風評被害を心配する。
 約45年前、石井さんは福島第1原発の建設に携わった。「まさか爆発して、われわれがこんな目に遭うとはなあ」。原発の惨状が恨めしい。
 ひ孫を含め10人暮らしの家族は離れ離れになった。現在は妻、長女夫婦と4人で暮らす。自宅にあるDVDには、サケ漁や石井さん方を追ったテレビ番組の録画が残る。「にぎやかな日々だったな。録画が宝物になってしまった」。何げない日常の光景が、懐かしい。


2013年11月26日火曜日


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