河北新報社より転載
福島第1高濃度汚染水漏れ 配管の弁人為的操作か 東電調査
東京電力は24日、福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水約100トンが漏れた問題で、作業関係者が配管の弁を開けた人的要因が漏えいの原因となった可能性が高いと発表した。
東電によると、漏えいは、閉めてあるはずの2カ所の弁が開いていたために起きた。弁の開閉は東電社員が専用のハンドルで操作することになっているが、ハンドルが複数あって誰でも開閉できる状態になっていた。
東電は2カ所の弁が操作された時間帯を19日午前10時32分~57分、同日午後11時~20日午前0時10分と特定。その間に作業関係者の誰かが弁を開けたとみて東電社員、協力企業社員から事情を聴いている。
◎複数の人為ミス漏えいの原因か/東電、規制委に報告
福島第1原発のタンクから高濃度汚染水約100トンが漏れた問題で、東京電力は24日、原子力規制委員会の作業部会に漏えいの経緯などを報告した。
東電はタンクの水位を確認しなかったり、閉じるべき弁を開けたりするなど複数の人為的ミスが重なったと説明。確認されたミスとして(1)漏えい元のタンクにつながる弁は閉じておくべきだったのに開けていた(2)本来の移送先だったタンクの水位から他のタンクでの漏れを察知できたのに見過ごした-などを挙げた。
東電は規制委に「弁は作業効率の観点で開けたままにしていた」などと述べた。
規制委は東電に対し、水位の監視強化や、水量に余裕を持たせたタンクの運用などを検討するよう指示した。
2014年02月25日火曜日
福島第1高濃度汚染水漏れ 配管の弁人為的操作か 東電調査
東京電力は24日、福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水約100トンが漏れた問題で、作業関係者が配管の弁を開けた人的要因が漏えいの原因となった可能性が高いと発表した。
東電によると、漏えいは、閉めてあるはずの2カ所の弁が開いていたために起きた。弁の開閉は東電社員が専用のハンドルで操作することになっているが、ハンドルが複数あって誰でも開閉できる状態になっていた。
東電は2カ所の弁が操作された時間帯を19日午前10時32分~57分、同日午後11時~20日午前0時10分と特定。その間に作業関係者の誰かが弁を開けたとみて東電社員、協力企業社員から事情を聴いている。
◎複数の人為ミス漏えいの原因か/東電、規制委に報告
福島第1原発のタンクから高濃度汚染水約100トンが漏れた問題で、東京電力は24日、原子力規制委員会の作業部会に漏えいの経緯などを報告した。
東電はタンクの水位を確認しなかったり、閉じるべき弁を開けたりするなど複数の人為的ミスが重なったと説明。確認されたミスとして(1)漏えい元のタンクにつながる弁は閉じておくべきだったのに開けていた(2)本来の移送先だったタンクの水位から他のタンクでの漏れを察知できたのに見過ごした-などを挙げた。
東電は規制委に「弁は作業効率の観点で開けたままにしていた」などと述べた。
規制委は東電に対し、水位の監視強化や、水量に余裕を持たせたタンクの運用などを検討するよう指示した。
2014年02月25日火曜日