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トンネルを抜けるとそこは雪国だった




恒例の友達2人との旅行、今回は、白い夜の底(『雪国』より)を見たいと冬の白川郷へ...

12月の白川郷に雪はなかった。
美しいことに変わりはなかったが。




夜は温泉旅館へ。

布団で寝たのは何十年ぶりだろうか。
浴衣を着て食事に行き、卓球はしなかったものの(したかったなあ)、テレビを見てゲラゲラ笑いながら寝落ち...




白川郷で手作りの五平餅を焼く女性が、五平餅はもともと白川郷のものではない、と教えてくれた。
栃餅が白川郷のものだそう。
それでも彼女の話を聞きながら食べる自家製味噌をぬった五平餅はおいしかった...

今でも栃や胡桃は山に入って取ってくるそうだ。

白川郷は世界遺産に指定されて以来、「食べていけるようになった、若者が村を出なくてもよくなったのが一番大きい」と、展望台へ連れて行ってくれた運転手さんがおっしゃっていたのだったが、五平餅の女性は、昔と一番違うこととして、「昔は貧してね、食べ物を外に残しておくなどありえなかったから熊は里まで降りてこなかった」と。
漆を塗ったように美しく実る柿を差しながら話してくれた。


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