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クリスマスの贈与


25日のために作ったケーキ。
洋梨、白ワイン、アールグレーのミルクチョコレートクリーム、ダークチョコレートの組み合わせ。
仕上げはもちろんモエ得意の金沢の金粉(笑)


キリスト教の聖地があんな状態の時に、ケーキやご馳走、プレゼントや飾り付けを楽しんでいて、それでいいのか...と思う。


わたしが最も尊敬する学者の一人、レヴィ=ストロースは言う。
(クロード・レヴィ=ストロース『火あぶりにされたサンタクロース』中沢新一訳 より)

「クリスマスの贈与。それは生きていることの穏やかさに捧げられた『サクリファイズ(供犠)』なのだ。
生きていることは、まずなによりも、死んではいないことによって、ひとまずの穏やかさを実現しているからだ」(54頁)。


英国家庭は25日と26日の昼を祝うのが普通と聞く。
わが家はカトリックのベルギー家庭なので、24日と25日の夜を祝う。


「心の奥底では、ささやかなものとはいえ、見返りを求めない気前の良さとか、下心なしの親切などというものが存在することを信じていたい、という欲望」(53頁)を人間は持つ。

「たぶん、私たちはその幻想が他の人々の心の中で守られ、それが若い魂に火を灯し、その炎によって、私たち自身の身体までが温められる、そんな機会を失いたくないのだ」(54頁)。


わたし定番のデザート熱々スフレ。
24日のデザートで、フランボワーズが底にたっぷり入っている。


昨日はわたしの友達が遠方から遊びに来てくれ、娘は彼女の親友宅へ招かれ趣味の養蜂で作っている蜂蜜をいただいてきた。
蜂蜜は地元産を食べるのが一番身体にいい(自分の家の周りに飛んでいる花粉などが含まれているため)そうで、わたしはこの家庭がとる蜂蜜が世界で一番美味しいと思っている。

贈り物...

ヘンデルのメサイヤを聴きながら
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