花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

2013 伊作太鼓踊り(鹿児島県日置市)

2013-08-30 10:28:52 | 祭り・伝統行事
8月28日に鹿児島県日置市吹上町の南方神社に伊作太鼓踊りが奉納されました。踊りの紹介は鹿児島県ホームページから以下引用します。

日置市吹上町に伝わる民俗芸能で,県の無形民俗文化財に指定されています。伊作太鼓踊りの由来にはいくつかの説がありますが,一説には,応永13(1406)年,伊作島津氏4代当主の久義が,田布施郷の二階堂氏を降伏させた際に考案された,戦勝の踊りと伝えられています。
毎年,8月28日の南方神社の大祭の日に,6地区の保存会が交代で南方神社に奉納し,その後翌日の29日まで吹上の各地で披露されます。(引用終わり)



伊作太鼓踊りの特徴は太鼓打ちが背負った大きな軍配形の矢旗。お盆は過ぎてもまだ鹿児島では暑いさなか2日続く踊りは一行にとっては過酷なものです。



今年は田尻保存会が奉納しました。南方神社境内で保存会長さんの挨拶の様子です。



踊りが始まりました。平打ちと言われる太鼓打ちは24名で大きな輪を作り、中では稚児や女装姿の小中学生4人が小太鼓と鉦を打ち、長老など数人が歌います。



こちらは鳥居側から撮影したものです。緑に囲まれた境内に太鼓打ちの矢旗が揺れて鮮やかです。見栄えがするため多くのカメラマンを惹きつける太鼓踊りの一つです。



稚児姿の少年です。踊りの合間には水を渡したり団扇で扇ぐなど親御さんたちがこまめな支援を続けていました。



踊り場を下がる勇壮な場面です。太鼓打ちは2列縦隊で左右交互に向きながら、足を高く上げ激しく太鼓を打って退出します。他の太鼓踊りにはない激しい動きと音に観客は引き込まれます。2日続けての熱演、大変お疲れ様でした。
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2013 入来の太鼓踊り(鹿児島県薩摩川内市)

2013-08-26 18:46:43 | 祭り・伝統行事
例年8月最後の日曜日は太鼓踊りが各地の神社に奉納されます。8月25日(日)は薩摩川内市入来地区にある諏訪神社での奉納風景を撮影できました。ここでの撮影は初めてのため踊りの正式名称がわからないので幟旗に記された呼び名で紹介します。



この日の奉納は4団体。最初の団体は予定を早めて踊りましたが、10時前には激しい雨が降ってきました。私が神社に着いた10時頃には奉納を終えた直後で、慌ただしく次の場所へ移動していきました。

最初の団体名は判らないままでしたが、2番目の団体は「下手副田楽(しもでそえだがく)一本矢旗(いっぽんやばた)保存会」でした。名のとおり太鼓打ちは長い一本の矢旗を背負っています。



足元には水溜りが残り、周囲の杉木立からは滴が落ち続ける中での奉納でした。鉦打ちは飾りの付いた赤い編み笠を深くかぶり異様なほどに目立ちます。

次の画像は3番目の「下名楽(しもみょうがく)山下太鼓踊保存会」です。ここの矢旗は先が3本に分かれています。鉦打ちは笠頭に山鳥の羽を飾っています。





諏訪神社では踊り子にお神酒が振舞われていましたが、車運転のため飲めずに残念という人も多かったようです。



最後の4団体目は「朝陽(ちょうよう)太鼓踊り」です。平成20年から途絶えていましたが朝陽地区の方々の熱意で今年復活しました。小学生や幼児も参加していましたが相当な練習を積まれたのでしょう、最後まで息の合った勇壮な踊りでした。





杉木立に矢旗の飾りが映えてきれいでした。太鼓踊りとしては加治木や蒲生に近い郷士の踊りです。頭に太鼓打ちは兜を、鉦打ちは陣笠をかぶっています。加治木や蒲生では顔を化粧して付け髭もつけます。



天候が回復した鳥居そばで、奉納を終えた安堵と充実感で誇らしげな踊り子さんたちです。記念撮影の後に撮影させていただきました。太鼓踊りに関する資料も頂きありがとうございました。伝統芸能の継承と地域の発展をお祈りします。
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2013 市来川上踊り(鹿児島)

2013-08-25 21:57:10 | 祭り・伝統行事
薩摩半島中部に位置する「いちき串木野市」川上地区に伝承されている川上踊りが8月25日(日)8時から長田神社に奉納されました。平成17年10月に「市来町」は「串木野市」と合併していちき串木野市になっています。



旧市来町の祭りでは国指定重要無形文化財の七夕踊りが有名です。七夕踊りは8月7日に近い日曜日に、川上踊りは8月下旬の日曜日に踊られています。



ここでも踊り手の確保に苦労し地区内の小中学生が主となっています。家族総出で踊り子たちを支えています。長田神社は田園地帯に接する杉山にある小さな村社です。



ここでは主に中学生女子が鉦を叩き、衣装も華やかです。一般的な鹿児島の太鼓踊りでは女装した少年が鉦を叩きます。踊りは軽やかなテンポで進み、全体的な感じは豊作を祈る農民の踊りです。



太鼓踊りには雨乞いの意味も含まれているそうです。昨日から通り雨が降っています。今朝も10分ほど雨が降ったため、太鼓が濡れないよう踊りを一時中断しました。




名称は川上踊りですが、内容は一般的な太鼓踊りに近く演目は20ほどに細分化されています。一部の踊り所作や頭部の被り物は七夕踊りに似かよって見えます。



この後踊りは二つの神社に奉納し、小学校でも披露されます。およそ45分後、奉納を終えた一行は軽トラックに飾りや太鼓などを乗せて、それぞれ車に乗り合わせて移動して行きました。

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2013 蒲生太鼓踊り(鹿児島県姶良市)

2013-08-21 17:18:29 | 祭り・伝統行事
毎年8月21日に姶良市蒲生町(あいらしかもうちょう)の蒲生八幡神社に奉納されています。今年の奉納順は北、下久徳(しもきゅうとく)、春花(はるけ)、川東(かわひがし)保存会でした。



9時過ぎから開始式があり4地区を代表して北保存会長が挨拶をされました。踊りは9時15分から順に蒲生町商店街通りを出発しました。



太鼓踊りの内容は8月16日の加治木と大体同じです。ホタ振りの少年が先頭で軽やかに舞い、後ろには鉦打ち、太鼓は両側に縦列で踊りながら神社方向に進んでいきます。通りは道路の白線や電柱電線が邪魔をして、私的には好みでありません。



鉦打ちの人の間に見えるのが八幡神社の社殿です。平日ながら木陰には多くの観客が集まっていました。



右後ろに見えるのは大きな楠です。国指定特別天然記念物で幹周 24.2m 樹高 30m 樹齢 伝承1500年、日本最大とされ蒲生町のシンボルです。

ここ蒲生八幡神社神職の山之内さんは日本維新の会の衆議院議員です。昨年の選挙で九州比例区31歳での初当選です。



加治木の太鼓踊りと同様に鉦打ちは衣装も動きも派手です。時折足を高く跳ね上げて力強く鉦を叩き、敵陣に果敢に攻め込むような仕草に見えます。



ここでは踊りの最後に数名の若手太鼓打ちが特別に太鼓を打ちます。特に一人で飛び跳ねながら太鼓を打つ様は躍動感にあふれ、観客から大きな拍手が送られていました。

どこでも伝承行事の後継者不足は深刻で、最近では女性の太鼓打ち、鉦打ちも頑張っています。壮年から幼児まで家族そろって参加されている保存会もあるようでした。

小学校の教育行事として取り組んでいるところも増えており、秋の運動会や学校の校庭で披露されるところもあります。



10時半からの奉納は11時50分頃に終了しました。昼食休憩の後は各保存会の地元でも踊りを披露されるようです。例年にない猛暑の中、最後は桜島の火山灰も少し飛んできていました。踊りに参加された皆様には大変お疲れ様でした。力強い踊りを見せていただきありがとうございました。
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火山灰がやって来た!(鹿児島)

2013-08-18 18:04:49 | 桜島
16時31分に桜島が今年500回目の爆発をしました。東よりの風に乗って大量の火山灰が鹿児島市中心部に降っています。17時を過ぎても噴火が続き噴煙が鹿児島市街地を襲っています。



画像は17時過ぎに鹿児島市郊外から桜島方向を見たところです。画面左側が桜島の昭和火口付近で右側は鹿児島市の鹿児島中央駅方向です。雲のように写っているのは全て噴煙と火山灰です。



上の画像は頭上に覆いかぶさった火山灰の雲です。風向きの関係ですぐに降ってくることはなく通り過ぎました。



灰雲が流れた画面左側付近では火山灰が地上に降っているようです。例年ならば夏場は東よりの風が多いのですが今年初めての本格的な火山灰襲来でした。

鹿児島市の中央駅付近ではかなりの火山灰が降り注いだようです。猛暑に加えて火山灰は厄介です。窓を開けられず、洗濯物は外に干せません。髪にも火山灰がまとわりつきます。まだしばらくは暑苦しい夏を我慢することになりそうです。
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2013 加治木太鼓踊り(鹿児島県姶良市)

2013-08-16 17:13:05 | 祭り・伝統行事
毎年8月16日に姶良市加治木町内の神社に奉納され、商店街通りなどでも披露されています。今朝9時前の春日神社境内での奉納風景です。



鹿児島県ホームページでの紹介記事です。少し長いですが以下に引用します。

江戸で駿河の念仏踊りが練り歩いたところ,大流行していた疫病が下火になったという話を島津義弘が聞き,文禄・慶長の凱旋祝いに家臣に習得させ,薩摩に持ち帰ったといわれています。

太鼓踊りの先頭に立つのは「ホタ振り」といい,太鼓と鉦に合うようにホタや扇を振り,踊りの指揮を取るように踊ります。その後ろには「鉦打ち」が4人続き,歌に合わせて鉦を打ちます。「太鼓打ち」は,道太鼓(行進)の時は2列縦隊で,庭踊りの時は円形になり左まわりにまわって,足をはねて賑やかに踊ります。

 太鼓踊りに付随した踊りで吉左右踊りがあります。西別府地区だけに伝わるこの踊りは,もともと豊作を祈願する棒踊りが変化したもので,2列に並ぶ踊り手は,朝鮮軍と島津軍に分かれ,戦の様子を演じます。また,白・赤の化粧をした二人のドラ打ちは,血なま臭い戦場でユーモラスな動きを加え,笑いを誘う狐役です。

 太鼓踊りは,昔は雨乞いの時も踊ったといい,疫病や災厄をもたらす悪霊や御霊を鎮めて,勇壮・豪華な踊りや華やかな行列で送り出そうとするもので,農村生活に密着した野趣にあふれた群舞です。
 吉左右踊・太鼓踊は,昭和36(1961)年8月16日に,鹿児島県無形民俗文化財に指定されています。(引用終わり)



今日は木田保存会、反土(たんど)保存会の春日神社での奉納風景を撮影しました。神社階段での記念撮影です。青壮年に混じって幼児も参加しています。この時間帯は吉左右踊りは精矛(くわしほこ)神社で奉納されたため撮影していません。



先頭に立つのがホタ振りです。主に小中学生が演じます。2名の場合は後継者養成の意味もあるようです。



戦いの様子を表すような勇壮な動きで、4人の鉦打ちは衣装も派手で鉦を激しく叩きます。太鼓打ちは顔に化粧をして口ひげをつけ、腰には大きな刀を差しています。8月15日の大浦太鼓踊りとは大きく異なり、侍の踊りのように感じます。



猛暑続きですが緑に囲まれた境内はほど良く朝の光が差し込んで、踊り子の衣装が緑に映えていました。





この後は場所を移して小学校前の通りや商店街、神社などでの踊りが夕方まで続きます。保存会の人々は家族総出で伝統行事を支えておられます。暑い中での奉納、大変お疲れ様でした。



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精進落とし行事 はんぎり出し(鹿児島県霧島市)

2013-08-16 15:44:40 | 祭り・伝統行事
鹿児島県霧島市の国分広瀬地区の伝統行事です。



霧島市の公式ホームページでは次のように紹介されています。

江戸末期の新田干拓の時に作られた潮だまりの管理をするためにおかれた水守は、給料のかわりにこの潮だまりの漁業権を与えられました。
  彼らが日をきめて許可証を出し、エッナ(ボラの子)を取ったのがその起源です。
 「ハンギリ」とは馬の飼料桶のことで、「半切り」という底の浅い桶を使用したことからハンギリ出しといいます。
 毎年盆明けの8月16日の精進落としの行事として広瀬地区で行われ、取れたエッナはその場で酢味噌を付けて食べられます。(引用終わり)



丸いのが「はんぎり」、孟宗竹上の板を足場にして投げ網を打ちます。筏の上からの投網風景は珍しいため毎年マスコミ取材があり、多くのアマチュアカメラマンが訪れます。



潮溜まりは大人の胸ほどの深さがあり主にボラの幼魚が取れます。うなぎやチヌなども入るようです。



今年は6台が参加し、10時の花火を合図に漁が始まりました。



多くのカメラマンが大きく広がる投網を写そうと構えています。筏の上からの投網は足場が不安定で腕力を要することから、カメラマンたちの期待通りにはいかない場面が多かったようです。



こちらは投網が大きめに広がっています。



1時間ほどで漁は終わり、取れた魚は早速その場で調理され、テント内の宴席に並べられました。新鮮な刺身を酢味噌で味わうと焼酎も進むことでしょう。

お盆も過ぎました。日照時間が少しずつ短くなっていますので、猛暑が早く収まってくれることを願っています。

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2013 大浦太鼓踊り(鹿児島県南さつま市)

2013-08-15 20:52:41 | 祭り・伝統行事
きょうは400年以上の伝統を誇る南さつま市大浦太鼓踊りに行って来ました。8月11日の城上太鼓踊りと同じような踊りですが、踊り方などは少し違っています。



鹿児島県のホームページでは次のように紹介されています。
毎年8月15日のお盆に日新祠堂ほかで披露される郷土芸能です。現在,永田・上之門の2集落のみが伝承しています。
早朝,日新祠堂に奉納し,各集落で披露します。太鼓はほとんど叩かず,バチを頭上で回したり,太鼓をバチでこすったりして,動きを優雅に見せる踊りが特徴です。(引用終わり)



画像右奥の日新祠堂(じっしんしどう)は南さつま市大浦町永田地区、吉見家の庭内にあり、島津日新公の位牌が祭られています。



踊りは祠の前で行われますが、10m四方程度の民家庭先でもあります。列を作って門に入ろうとしている永田地区保存会の踊り子たち。



こちらは上之門(うえのかど)地区保存会です。門をくぐってきた踊り子は大きくゆっくりとした仕草で進み丸く輪になります。



吉見家です。左側に祠があります。太鼓踊りで裸足というのも特徴的です。歌に合わせて笑顔になる場面もあり、全体的に大らかで優雅な動きで踊ります。



太鼓のバチはイグサで作られており、太鼓をこする程度にしか使いません。



奥の小さな社が日新祠堂です。右側は吉見家です。



近くの西福寺でも上之門(うえのかど)地区保存会による太鼓踊りが慰霊のため踊られました。
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吹上浜の漂着ゴミ問題(鹿児島)

2013-08-14 14:25:45 | 吹上浜
2013年の夏は全国的に猛暑続きで局地的には大雨被害も出ています。吹上浜も例年と様相が異なり、西風が続き波の高い日が多くてキス釣りはさっぱりです。7月下旬以降には台湾や中国南部からと思われるゴミが大量に漂着して問題になっています。



7月初旬に梅雨が明けてから殆ど雨が降っていません。乾燥に強い砂丘植物も緑色を失い始めて茶色くなっています。これに拍車を掛けるような漂着ゴミ。左下は集められたゴミです。



ゴミの大半はこのような飲料水のペットボトルと、浮きや魚網などの漁業関係のものです。



「中交二航」の文字があります。救命胴衣でしょうか、中国系のものに見えます。



ガラスビン類に混じって電球も漂着しています。日本国内ではあまり目にしない細長い蛍光灯や、集魚灯のようなものもあります。白熱電球では口金が錆付いたものも多数見かけました。



これは感冒薬のようです。漢字の国からやってきていますので裏面の注意書きなど読むと意味がおおよそ推測できます。異国からの品を物珍しく思える程度なら良いのですが・・・。



これは未使用の注射器です。インフルエンザの予防注射がこんな感じだったような? 左の小瓶は医薬品でしょうか。右上は大きさを比較する100円ライターです。



わずか10mほどの間で集めたガラスビン類です。割れると大変危険です。内容物が残っているものもあり有害性が懸念されます。

同様のゴミ被害が出ている阿久根市の脇本海水浴場周辺では、8月1日に地元の人を中心に約100人が海岸清掃をしました。

8月11日には地元日置市職員500名に呼びかけて7時から吹上浜の海岸清掃が行われましたが、当日朝に見たところでは実施範囲は限定的だったようです。わずかな範囲でこれだけの漂着物ですから、長い海岸線全体ではゴミの量は膨大です。

例年海岸付近住民が参加して海岸清掃が行われます。今年は5月の大型連休前と7月の海の日前に行われました。その後の大量ゴミ漂着です。きれいな砂浜を取り戻すにはさらなる人海戦術か、相当の費用をかけて専門業者の力を頼むしかなさそうです。
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薩摩川内市 城上太鼓踊り(鹿児島)

2013-08-11 17:18:14 | 祭り・伝統行事
平成25年8月11日に薩摩川内市城上(じょうかみ)太鼓踊りが地区の村社である児美神社に奉納されました。鹿児島によくある昔ながらのごく小さな社です。人が集まるのは年に数回程度でしょうか。



この日は最初10時から城上小学校で踊り、ここは2箇所目です。踊り子は小中高生17名を含む26名。神社境内では11時15分から踊りが始まりました。猛暑の日差しを避けて杉木立に休んでいた踊り子が境内に整列しました。



緑に囲まれた境内は電柱も電線もなく、地面も自然なままで伝統芸能の撮影には好条件です。



鉦打ちが踊りの先導役です。薩摩半島北部の太鼓踊りに共通な、ビナ巻きという踊り子が渦巻状に集まって丸く固まる場面もありました。



踊り子は小学生も含めた若者たちですが、あまりにも日射しが強く踊りには過酷な一日でした。2週間前から毎日練習したとか。小学校の女性の先生も参加6年目で頑張っておられました。



踊りの合間には休憩を少しずつ挟んで、水分補給と体を冷やす冷気スプレー噴射で熱中症予防に努めていました。親御さんたちも支援に気を配っておられました。



踊り子の半分ほどは女性でした。ずっと以前ならば太鼓踊りは男子だけで踊ったはずですが、後継者不足で女性も参加するところが増えてきました。



ここの太鼓踊りは軽快な動きで、太鼓のバチを頭上に振り上げる様が美しく特徴的でした。暑い中での奉納大変お疲れ様でした。元気な踊りを見せてくださって、ありがとうございました。

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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。