花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

唐芋が豊作 竹藪開墾に着手 2016/10/25 (鹿児島)

2016-10-25 22:02:33 | 野菜作り
南国鹿児島も急に秋めいてきました。
朝は半袖では肌寒いものの、日差しの強い日は気温が25度以上になります。

秋ナスはもう少し残す予定 (以下の画像は全て10月25日に撮影)


奥の苦瓜(ゴーヤ)は8月の猛暑で枯れました。棚の上まで唐芋の蔓が広がっていたので片付けました。キュウリは好調でしたが7月末には枯れ、その後種蒔きしたキュウリも猛暑と日照りで育ちませんでした。ナスは猛暑を乗り切って今も実が成長しています。

畦道横の竹藪


安納芋などを収穫


畦道横に残る竹藪を開墾するため、すぐ横の安納芋を1列収穫しました。
耕作放置で竹藪になっていた野菜園を数年がかりで開墾しています。南側の一部に風除けのため竹を残したものの茂りすぎ、風除け効果よりも日照不足の影響が大きいので取り除くことにしました。

暑い日差しの下では山鍬をふるい、スコップで土を掘り進む作業は大汗が出て殆ど不可能です。少し秋風が吹いたので今日は試験的に一部着手しましたが、疲れました。両手に力を込めて山鍬を頭上から振り下ろすため、背中や首筋など普段使わない筋肉にも負担がかかります。

畝の外に付いた芋


安納芋 一部は大き過ぎ


唐芋(さつまいも)は5月から6月にかけて雨が適当に降り、苗の活着が良好でした。8月まで台風の来襲がなく、「日照りに不作なし」とはよく言ったものです。
ただし、植付時から雨が殆ど降らず干ばつならば苗が活着せず不作になります。

肥料も効いて蔓の成長が著しく、畝を外れた位置にも芋が付いていました。大きくなり過ぎた芋は焼き芋には適さず、細かく刻むにも包丁が通りにくく厄介です。

古い記憶 昔のサツマイモ収穫(からいも取い)

昭和30年代の子供たちのおやつは、いつでも煮た芋でした。品種も現在のような糖度の高い青果用甘藷ではなく、農林〇〇号のようなデンプン原料、焼酎原料でした。

卵サイズ以上の芋を目の粗い麻袋に45キロ入れて焼酎原料用に出荷していました。袋の破けた穴は唐芋の蔓でふさぎ、口を荒縄で縛り、袋毎に出荷票を細い針金で括り付け道路際まで担ぎ出します。俵状に3段程度まで積み、出荷札を挟んだ竹の棒を差して置きました。歩行式の耕運機さえなく、専業農家では牛馬に荷車を引かせていた時代です。

どのように竿秤(さおばかり)を使っていたのか思い出すのに時間がかかりました。

竿秤の吊り輪に頑丈な棒を差し、秤下の鈎に唐芋袋を吊り下げ二人で担ぎ上げます。
次に竿に分銅を掛け、12貫目(45キロ)の位置に分銅を固定、棒がまっすぐになるよう唐芋を取り出したり、足したり。一人で行うには大変手間がかかり、腰の悪い人には危険な作業でした。当時竿秤は数が少なく集落内で持ち回り共用していました。

重くて作業が大変なので、その後40キロに緩和されました。一人でも作業できる家庭用体重計などを活用するようになり、竿秤は使われなくなりました。当時40キロ一袋で600円から800円程度だったと記憶しています。高度成長期直前でしたが、それでも1キロ20円とは安いものでした。

唐芋は米と並んで大切な食糧でしたが、焼き芋や天ぷらなどはまれなこと。殆どは安上がりで手っ取り早く、鍋や釜で煮ていました。

羽釜の中で冷めてしまった芋は美味しくないものの、子供たちのお腹を満たしてくれましたが・・・・・・いつも煮た芋ばっかり・・・・唐芋はウンザリ、今でも食べたくないという人がいます。

きょうは安納芋を1列(5m)、黄金千貫(白い芋)、なると金時を5株程度ずつ収穫。
畝の延長8m程度で、約30キロ。今日の収穫面積は全体の1割程度。いっぺんには保管する場所もなく、食べきれないので12月から1月頃までかけて順次収穫する予定です。

花盛りの金木犀


完全な砂地に根を伸ばし大きく成長、今年も甘い香りを振りまいています。昔庭先に植えていたものの生き残りなのか、その後買い求めたものか記憶があいまいです。

花が少なくなったサキシマフヨウ


自然に発芽して2年目ほどで木の高さは1.5m程度。木漏れ日が花びらに当たりきれいでした。今のうちにどこかに移植しないと大きくなりすぎたら大変です。

21日(金)から23日(日)まで雨模様。
100ミリ程度降ったようですが、吹上浜は波静かで殆ど濁りはなく海中のゴミもありません。浜辺を南に歩く釣り人に聞くと、型は小さいもののコンスタントにキスが釣れたそうです。畑作業は続きますがキス釣りシーズンは最終ステージ。午後には少し南西風が出てきた浜が気になります。
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2016 吹上浜キス釣りシーズン終わり 2016/10/20 (鹿児島)

2016-10-21 12:00:48 | 吹上浜
10月18日から3日連続でキス釣りを楽しみました。

10月18日 ウネリが時々押し寄せる


イシモチが釣れキスは20匹


18日は少しウネリがあり、時々波が斜面を駆け上がり海面が少し濁っていました。小さなイシモチが釣れました。このサイズならキス針でも慎重に取り込めば大丈夫です。

10月19日 海面が静まり釣り人が増えた


前日よりも釣り人が増えて北側には8人程度、南側に3人程度でした。
前日と同じサイズのイシモチが2匹釣れましたが、リリースしました。キスの釣果は31匹でした。

10月20日 再びウネリが出て不調


釣り人は少なく、あちこちを移動して頑張っていましたが当たりがないようでした。一時間程度南北に動いて投げましたが、全く当たりがありませんでした。昼前には引縄漁に出ていたSさんの船から、浜辺で直接サゴシをもらいました。

さっそく捌く


釣りたてのサゴシをすぐに持ち帰り捌きました。頭とはらわた、尾を取り、3つにぶつ切り。夕食に塩焼きで美味しくいただきました。

潮位が下がるまで粘りましたがキスの釣果は20匹でした。3~4回に一度くらいしか当たりがなく辛抱の釣りでした。場所も移動しましたが、最初の場所に戻ったところで少しずつ釣れました。

14時頃には誰も釣り人の姿はなく小雨が降り出したので切り上げました。18日に買った300円の釣餌の半分以上が残りましたが、保管はあきらめ波に流しました。

色鮮やかなランタナ


次第に花数が減る芙蓉


20日午後、出水平野に鶴が初飛来したと夕方のテレビが伝えていました。
初飛来は去年より9日遅く、平年よりも6日遅いということです。鶴が飛来し始めると吹上浜日置海岸でのキス釣りシーズンは殆ど終わりです。

吹上町方面では11月でもキスが釣れるようですが、日置海岸では穏やかな暖かい日だけに限られます。週末には天気が荒れそうです。海面が落ち着いたとき、まだキスが釣れるか半々でしょう。
コメント (2)
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2016 上山田太鼓踊り 川辺町竹屋神社 2016/10/19 (鹿児島)

2016-10-19 20:54:50 | 祭り・伝統行事
毎年10月19日に南九州市川辺町勝目(かつめ)地区の竹屋(たかや)神社に太鼓踊りが奉納されています。4団体が継承しており、今年は上山田太鼓踊りの奉納でした。

2016/10/19 上山田太鼓踊り



太鼓踊りについて鹿児島県ホームページを引用して紹介します。(画像は花浄土鹿児島の撮影)

(上山田太鼓踊り,中山田太鼓踊り,下山田東区太鼓踊り,下山田西豊年太鼓踊り)
 勝目地区の太鼓踊りは,上山田・中山田・下山田の3地区4団体で構成されています。4年に1度交代で,竹屋神社の豊祭(ホゼマツイ)に奉納されるため,「ホゼオドイ」とも言われます。

勝目地区の太鼓踊りは,慶長年間の朝鮮出兵に従軍した際に,それぞれ「出陣」(上山田),「凱旋」(中山田),「帰陣」(下山田2団体)の様子を踊ったと伝えられています。

2013年 中山田太鼓踊り


 「中入り」(鉦と小太鼓)という花笠と振袖を着用した4人を中心に,脇太鼓(ワッデコ)が囲むようにして踊られます。脇太鼓は,浴衣に博多帯,サラシの鉢巻で,上山田と下山田では背中に武具(ナギナタ)を背負います。

2014年 下山田西区豊年太鼓踊り


中山田は,凱旋の踊りのため,武具を背負っていません。また,下山田の武具は激戦のため刃こぼれした様子を表現しています。踊りの隊形も4団体とも若干異なっていますが,3集落で1組の踊りとなっています。
 現在上山田太鼓踊りが県指定文化財に,他の3団体は町指定文化財に指定されています。(引用終わり)

2015年 下山田東区太鼓踊り


掛干しが並ぶ 遠くには少し朝もや


花笠をかぶる「中入り」の青年たち


境内に入った踊り手


今年は雲があり朝日が差し込まず、境内は明暗差が少ない状態でした。デジタル一眼レフが故障し、手元に残るコンパクトデジカメを頼りに撮影に出かけました。

普段使わないこともあり、撮影タイミングがつかめず、撮影間隔が5秒ほどもあり苦労しました。オートフォーカスが外れたものもありました。私のコンデジは小人数での人物撮影には使いやすいのでしょうが、動きの早い被写体には向いていません。

入りきれず鳥居の外でも踊る「脇太鼓」


両手に持った藁を振る わらふり


脇太鼓と中入り


ダイナミックに踊る


意外だったのは、動画撮影機能が優れていたこと。説明書には記録カードの読込速度が遅いものでは動画撮影はしにくいとありましたが、動作は良好でした。ごく当たり前のことですが、画像が動き、音が加わるので静止画よりも格段に記録性があります。

手持ち撮影でしたが、ほとんど手ぶれしていないのも驚きでした。たまには動画撮影も面白いものだとうれしくなりました。撮影をあきらめずに出かけたのは正解でした。

わらふりの先導で境内から退出


衣装が鮮やかな中入り


カメラ仲間の話では、勝目太鼓踊りは8時よりも早い時間帯に始まることもあるようです。7時40分から踊りが始まったこともあるとか。天候悪化懸念や巡回先が多いときは早まるのでしょう。今年は8時に始まり奉納が終わったのは8時36分でした。
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D700長年ありがとう カメラ買い替え  2016/10/17 (鹿児島)

2016-10-17 17:53:33 | 日記
フィルム時代から写真を趣味とし、主にニコン製品を愛用してきました。
日常的に使ってきたD700が今朝の撮影中に故障しました。

D700 最後の撮影画像


フジテレビで面白写真集を紹介していたので撮影していたら、シャッター音はするのに画像が全く写らなくなりました。何度シャッターを押しても真っ黒画面の連続でした。

上の画像のExif情報を解析


撮影情報の「総レリーズ回数」が64万9千回と表示されています。2年ほど前にも同様の故障があり修理しました。

おそらく修理不可能?

シャッターユニットの取替修理で復活できると高をくくっていたのが間違いでした。ネットでニコンの修理情報を見るとD700の部品供給が終了していました。D700は2008年に発売され、すでに8年が過ぎています。修理部品さえなくなっていたとは、歳月の早さに取り残されました。気付かずに修理に出していたら、修理不可能で返送されたことでしょう。

修理できたとしても費用が5万円ほどかかり、他にも内部損耗が激しいと思われます。
一般的に一眼レフカメラのレリーズ回数は15万回程度が保証されているようです。一度修理をしたこともありますが65万回弱も撮影できたのですから上出来です。

花撮影を中心に祭りや桜島の夜間撮影、出水の鶴撮影などに頑張ってくれました。真冬の韓国岳山頂部では暴風で三脚ごと吹き倒され、背面部の液晶や基盤交換もしました。坂道で落としてボタンが凹み、角が削れるなど乱暴な使い方もしてきました。雨にも火山灰にも負けず、信頼にこたえてくれました。長年ありがとう。

デジタル化後の使用機種

1 最初のデジタル一眼レフはニコンD100
2002年発売直後に買いました。まだフィルムカメラが主流でデジカメが珍しがられたものです。受光素子部に埃が付きやすいのが泣き所。毎月のように福岡のSCに清掃作業を依頼しましたが、無料でした。同じ被写体をフィルムカメラとデジカメの両方で撮影しました。プリントは殆どがフィルムから、デジカメ画像はネット利用程度でした。

2 次にD200を買い増ししてデジカメ2台体制
フィルムカメラの使用を終えました。レンズ交換が少なくなり便利でしたが、D200は電池消耗が激しいのが難点。最低でも一日2回は電池を取り替えました。この時期に受光素子清掃キットを購入し自宅での清掃作業が可能となりました。

3 D100は自然に画質が劣化して使用不能
内部基盤が損耗したのか色合いが変になり修理をあきらめ、D700を買い増ししました。撮影画角が広がりフィルム時代と同様になり、高感度撮影でも画質が良好で、D200よりも数段性能アップと感じました。

4 D200は修理不能
D200へのCFカード操作部不良により修理に出したところ、内部基盤の損耗が激しくて修理不能で返送されました。D700だけで撮影を続けてきましたが、カメラを2台持ちするよりは動きやすく、新機種の買い増しを怠っているうちに今度のD700故障となりました。

今回はD500を発注

フルサイズ機種の購入も考えましたが、D700の機能を向上させた機種が近いうちに発表されることを期待して、画角は狭くなりますが連写機能が向上したD500を発注しました。

一眼レフ1台だけでは不安だが

D700の修理不能で予備機はコンパクトデジカメしかありませんが、D750を買い増ししても中途半端な気がします。ここは辛抱することにしました。D500の画角で使いづらいときはD700の中古機を探すことも考えています。
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桜島を眺め 黒ずしランチを楽しむ 2016/10/16 (鹿児島)

2016-10-16 22:46:50 | 日記
きょうは遠来のお客様と、霧島市福山町の「黒酢の郷 桷志田(かくいだ)」の黒酢レストランでランチを楽しみました。
お客さんが多く、予約できたのは昼食には早めの11時でした。

店舗南側に広がる黒酢の壺畑


黒酢は戸外に置かれた甕壺の中で数年をかけて製造熟成されています。甕壺が多数置かれた風景を壺畑と呼んでいます。

店内1階左手の桜島噴火壁紙


鹿児島市の写真家「住 高秀」(すみたかひで)さんが撮影した1988年の桜島噴火写真です。南岳山頂火口の噴火を桜島の西側から撮影したものです。噴石が左側の北岳斜面まで飛ぶ大きな噴火です。最近の噴火は殆どが昭和火口で発生し、南岳山頂火口から大規模に噴火することはありません。

黒酢レストラン 案内板


前回訪れた時よりもレストランは増築され、西側は一般客席、南側は団体席に区分されていました。席数では2倍ほどにもなっているようでした。黒ずしランチの一部を以下に掲載します。

黒ずしランチ 有機野菜サラダ


季節の黒酢日替わり小鉢


秋野菜の柿ソースがけ


メインの黒ずし


デザート


いずれの料理にも黒酢が使われ、寿司に独特の旨味とコクがあり、美味しくいただきました。デザートのかぼちゃプリンもまろやかで、久しぶりの味を堪能しました。

2階のレストランから見える桜島


眼下の駐車場には次々に車が入り、12時過ぎにレストランを出ると多くのお客さんが待っていました。ここ数日北東風が続き、曇りがちで小雨も降るあいにくの天候です。桜島は8合目から上が雲に隠れていました。

道の駅たるみず 護岸には流木が残る


幸運の釣鐘 観光地でよく見かけるような鐘


台風16号は9月20日に佐多岬付近に上陸し、薩摩半島南部と大隅半島では記録的な大雨が降りました。垂水市では各地で土砂崩れが発生し、橋も流失しています。

霧島市側からの交通が一時的に途絶し、道の駅たるみずは来訪者が減少しました。今日通行した国道220号では2か所が仮設橋でした。海岸のところどころに流木が集められていました。

牛根大橋と桜島


南岳付近を拡大


南へ進んだところで雲の間から南岳が少しだけ見えました。桜島は最近では殆ど噴火せず、鹿児島市側からは噴煙もわずかしか見えません。

昭和火口が雲間から姿を現し、南側の縁からわずかに水蒸気が出ていました。
最近では阿蘇山が爆発的に噴火し火山礫や火山灰による被害が出ました。火山活動の時間スケールを考えれば1年程度噴火なしという状況は、うたた寝程度の休止に過ぎないでしょう。

桜島周辺の地底にはマグマが蓄積されており、再び噴火活動が活発化し大正噴火のような大規模噴火が懸念されています。大規模噴火では山腹からの噴火もありうるとされています。今は静かな桜島の姿を愛でることとしましょう。
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開聞岳を望むパワースポット釜蓋神社 2016/10/14 (鹿児島) 

2016-10-15 17:23:22 | 日記
10月14日(金)、南九州市頴娃町の釜蓋(かまふた)神社に参拝しました。
神社の正式名称は「射楯兵主(いたてつわものぬし)神社」、薩摩富士の別名を持つ開聞岳を望む景勝地にあります。曇り空ながら見晴らしは良く、南海上には硫黄島(三島村)も見えました。

知覧特攻平和公園から番所鼻(ばんどころばな)公園西側を目標に車を走らせました。開聞岳に見とれながら適当に走っていたら東側へ行き過ぎ、20分程度遠回り。国道226号を西へ枕崎方向に進み、海岸側に少し入ると駐車場がありました。

神社まで歩いて5分程度の駐車場 海岸側からの風景


電柱の広告看板 魚屋さんではなく電気店でした


平日の16時過ぎで訪れる人は少なく、30分ほどの間に2~3人連れの数組を見かけた程度でした。

無人の100円店 農産地の道沿いで所々見かけます


売店 多客時間帯には営業?


訪れる人が多くなったのは5年ほど前からでしょうか。有名なスポーツ選手、芸能人などの参拝で話題になっています。

鳥居が見えてきました


小島のような場所にある釜蓋神社


釜蓋神社について地元南九州市のホームページから引用して紹介します。

南九州市の頴娃町別府大川地区にある神社です。
 入り江の岩礁に突き出た場所に鎮座し,岩礁と海に囲まれた神社の裏からは,薩摩富士こと開聞岳と夕陽を眺めることができます。

 また,周辺には,伊能忠敬(いのうただたか)が「天下の絶景」と賞賛した景観を誇る『番所鼻自然公園』や,タツノオトシゴを養殖・展示している『タツノオトシゴハウス』などがあります。

 正式名称は,『射楯兵主(いたてつわものぬし)神社』といいますが,「釜蓋(かまふた)神社」と呼ばれています。

 この「釜蓋神社」という呼び名は,神社の由来によるものです。
 天智天皇とお妃の大宮姫が大勢のお供を連れて頴娃に住む臣下を訪ねることになり,臣下がもてなすために何十石という米を大釜で炊いてるとき,すさまじい風により釜の蓋が舞い上げられ,遠く離れた大川の浦に落ちました。
 土地の人々はこの釜蓋を拾い上げて,「釜蓋大明神」と呼んで神様として祀り,神社を建てたと伝えられています。

 これに古くから武(武士道・勝負)の神様として畏敬されるスサノオノミコトを配祀して,現在の「射楯兵主神社」となりました。

 戦前は,武運長久を祈り,釜の蓋を被るなどして神社に祈願すると,敵の鉄砲の弾が当たらず無事に帰って来られると言い伝えが広がり,出兵者や家族が参拝に訪れていました。
 現在では,頭の上に釜の蓋をのせ,境内の鳥居からお賽銭箱まで落とさずに参拝できたら,勝負事や開運・開拓・厄除け・武運長久にご利益があるとされています。(引用終わり)

こじんまりとした色鮮やかな社殿


釜蓋 2人用もありました


参拝者の色紙 右は鹿児島出身の宮脇咲良さん


昔の鳥居石柱


昭和26年のルース台風でさらわれた鳥居の石柱です。神社周辺整備の際、およそ60年ぶりに海底から引き揚げられました。

東に見える開聞岳 左は釜蓋風のベンチ


南国のため積雪することは殆どありません。海面から立ち上がる優美な山容、海と岩場の組み合わせはパワースポットにふさわしい絵のような風景です。

番釜海岸コース


番所鼻公園までは車で5分ほど、ここも開聞岳を望む景勝地。岩場の散策ができ、初冬にはツワブキの花がきれいです。元日頃は開聞岳山頂から朝日が昇るようです。港が近く漁船が通ることもあり、海と開聞岳撮影には一押しのスポットです。

釜蓋神社から番所鼻まで海岸を歩けるようなので、ゆっくり時間を取って再訪したいと思います。

バス駐車場横のきれいなトイレ 2014年整備


駐車場横の花壇


鶏頭、日々草、千日紅がきれいな花を咲かせていました。周辺は駐車場、トイレが整備されていますが常設的な売店は少ない感じです。多客時だけの営業でしょう。

この日は神社に管理の人はおらず、お札などは無人販売のようでした。地元の団体が神社の管理運営をしています。近くの人の話では満車になるほど参拝者で混雑することもあるとか。先月の台風16号では木の枝がかなり折れたそうです。

17時に帰路につき、知覧~平川~産業道路を経由して天保山まで2時間ほどかかりました。夕方のラッシュで産業道路が渋滞し予定より30分オーバー。ここを日常的に通行する人の苦労には同情します。ラッシュ時は指宿有料道路経由が良かったと反省することでした。
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吹上浜に秋風 3日連続のキス釣り 2016/10/12 (鹿児島) 

2016-10-13 23:28:34 | 吹上浜
吹上浜では猛暑と海藻の影響が長引き、9月は台風の接近が相次ぎました。
ハッピーマンデーの10月10日体育の日、ようやく釣り日和となりました。

10月10日 天気は回復したが釣果には恵まれず

天気図 tenki.jpから引用


台風20号は日本の東海上を北東へ進み、波の影響もありませんでした。北からの高気圧に覆われて前線が南下して天気は回復、沿岸部の風は午前中東寄りの風、午後には海風に変わりました。

穏やかな吹上浜を飛ぶモーターパラグライダー 左奥の小島は久多島


9日の雨で海は濁り、波も少し残っていましたがキス釣りの人が数名いました。満潮は15時頃のため昼食をすませてから釣りに出かけました。海風が出て所々白波も見え始めました。

またしても海藻が絡む


イシモチの稚魚


いきなり海藻が絡みついてきました。台風後に海藻の影響が解消したものの再び発生したようです。場所ごとに海藻の多少があり、北西の波が立ち始めてキスの当たりはごくわずか。

カニが釣れ(引っかかり)、チヌの稚魚、イシモチの稚魚もかかってきました。いずれも、そっと針を外してリリースしました。午前中の釣り人もイシモチの稚魚とスズキの稚魚を釣っていました。場所を変えながら2時間ほど粘ったものの、上げ潮時ながらキスの釣果は5匹だけでした。

10月11日 帰省したNさんとキス釣り 釣果もまずまず

東京から帰省したNさんと一緒のキス釣りでした。平日のため釣り人は少なく南北とも2~3人程度でした。

海面が静かになり海藻の影響は減少


東風で海は穏やかでした。沖には漁船が一隻操業していましたが、キス網は全く出漁していません。海藻が全体にあるため操業できないようです。

カツオドリが飛ぶ 左側は久多島


水中に突っ込むカツオドリ 1左 2右 3下 海中から飛び立つ


小魚がいるのかカツオドリが3~4羽沿岸部を行き交い、時々海中に勢いよく突っ込んでいました。左上は狙いを定めて急降下する場面、右は水柱、下の方は海中から羽ばたき飛び立つ様子です。

突っ込んで飛び立つまで 左から右へ連続画像


60mmのマクロレンズで撮影した画像をトリミングのため低画質です。鳥がためらいなく元気に突っ込む様子は見飽きません。小魚を追うような魚群は見当たらず、午後にはカツオドリも動きが少なくなりました。

何度か釣れてきたキスを大きな魚に横取りされました。普通に道糸を巻き上げていると大きな引きがあり、綱引きをする間もなくぶっつりとキスを食いちぎられました。3回ほど横取りされて、一度はキスの頭だけが残っていました。

北西風で少し波立った


午後は海風が次第に強くなり仕掛けが絡むことが多くなり釣果は低下。この日は大きめのサイズは数匹だけで釣果は35匹でした。

10月12日 謎の魚は釣れず

小魚だけのナブラ


12日も午前中はNさんと一緒の釣りでした。9時半過ぎ、小魚が集まりナブラのように移動してきたので私も何度か弓角を投げてみました。追ってくる大きな魚がおらず、投げた弓角には全くヒットしませんでした。

午前中には近所のHさんが釣りの様子を見に来ました。半世紀ほども歳月が流れ、砂浜はすっかり狭くなり、浜辺に遊ぶ子供の姿も見かけませんが、幼いころからの先輩たちと昔ながらに語らい、キス釣りを楽しめることに感謝しています。

謎の魚に挑む


Nさんは午前中で引き上げ、午後からはSさんが来て、キスの泳がせ釣りをしました。キスの口に針をかけ、もう一本を孫針として尾にかけ、キスを泳がせ大きな魚が食い付くのを待ちます。Sさんが竿を砂浜にセット、10分ほどで竿が引き倒され・・・・・巻き上げてみると口元に掛けた針の6号ハリスが食いちぎられ、孫針の方は残っていました。

今度はハリスを10号に付け替え、私も泳がせ釣りに加わりましたがヒットしませんでした。仕掛けが錘に絡んでいたのが失敗でした。錘を含めて仕掛けに工夫が必要です。

置竿をセット


生餌にするキスを釣るために置竿をした時にも、竿受けにセットした竿元が一瞬シーソーのように跳ね上がり、またしてもキスを食い逃げされました。

Sさんはキスの生餌を付け替えて何度も投げましたが、その後は当たりなしでした。
魚の正体は何でしょうか?

魚とやり取りをする間もなく食いちぎりますので歯がある魚だと思います。魚の姿を見る間もなく食いちぎられ、水面の変化がないので動きがすばやい魚です。

ヒラメかコチでしょう。エイもキスを横取りしますが動きが鈍くハリスを食いちぎることはありません。ハリスを食いちぎられないためには、太刀魚用ワイヤー仕掛けの転用が効果的でしょう。大きな魚を釣るということよりも、得体不明魚の正体を突き止めたいものです。

釣果は51匹


午前中で釣りを切り上げたNさんに釣り餌をもらい、浜でパンを食べながら釣り続けたので午後には疲れました。真夏ほどの暑さはないものの、さすがに3日続けてのキス釣りは疲れます。魚を捌き終えたのは夕暮れ時でした。

夕暮れの野間岳 右側は久多島


西空は雲が厚く野間岳方向は少し明るいものの、ひところよりも残照は弱くなっています。この日の最終便で東京に帰ると言っていたNさん。帰宅途中のラジオで、東京は大規模停電で混乱したことを知りました。

空港からは電車バスの乗り継ぎで帰宅は深夜になると聞いていましたが、無事に帰り着いたでしょうか。Nさんには個通混雑の中での家路、大変お疲れ様でした。これからも何度も帰ってきてください。一緒に魚釣りを楽しみましょう。
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吹上浜近く 夏の終わりの花たち 2016/09/30 (鹿児島)

2016-10-01 18:38:39 | 
鹿児島は温暖な気候で夏期間が長いのが特徴です。
おおまかに、半袖シャツで過ごせる期間を夏とすれば、5月から10月頃です。

近くの畑に咲くムクゲ ハイビスカス、芙蓉、オクラなどの仲間


その長い夏を中心に吹上浜近くにある実家に週2~3回通っています。海岸までは歩いて4分程度、近くに小さな畑を借りています。住宅に付属する昔ながらの自家用野菜園です。今や死語ですが、鹿児島語(方言)では「菜園」(さえん)と呼んでいます。

天候と体調を考えながら実家を管理し、自家用の野菜を育て、カメラ片手に浜を散歩し魚を釣る、実にありがたい暮らしです。今回は実家と畑周囲にある季節の花を掲載します。

畑の酔芙蓉(スイフヨウ)


畑の境にあった電柱近くに挿し木したものです。電柱の撤去工事で、発根前の挿し木が無造作に移植されていました。根は出ておらず枯れたようになっていて生育は無理とあきらめていました。不思議なことに他に挿し木したものより元気に成長しました。一度引き抜かれたことが刺激になり良く発根したのでしょうか。

咲き始めの朝方は白い花ですが、日差しを浴びるにつれて次第にピンク色になります。夕方しぼむころには酒に酔ったような花色です。この春には八重咲の酔芙蓉も挿し木しましたが、今年はまだ開花していません。

芙蓉あれこれ


画像中央の芙蓉は花色が好みで種から育てたものです。右の芙蓉は日置市日吉町彼岸田地区の棚田で見かけたものです。

左は種子島から枝を持ち帰り挿し木したサキシマフヨウです。
中央上と下の芙蓉は同じくサキシマフヨウですが、花の色・形が少しずつ違っています。

一日花ですが、夏の終わりから秋にかけて毎日たくさん咲きます。葉に虫が付きやすく、成長が早く徒長しやすいのが難点です。毎年根元近くで枝をすべて切っていますが、夏には枝を1.5mほどに伸ばします。

終わりが近づいた彼岸花


黄色い彼岸花と呼んでいる鍾馗水仙(ショウキスイセン)


この夏は記録的な干ばつでした。今年は開花しなかった場所もあり、地中から新芽が伸びだすのか気がかりです。

畦道などの彼岸花は草刈り後に伸びだして開花すればきれいです。農家の高齢化で草刈りが行き届かず、草に隠れるようになっています。

柳葉ルイラ草


メキシコ原産ですが土地に合っているのでしょう、野生化して毎年少しずつ生育範囲を広げています。小さな黒い種が周囲に飛んで繁殖しています。

金虎の尾(キントラノオ)


中央アメリカ原産の花です。園芸店で買った鉢植えを地植えにしたものです。寒さに弱いため期待したほどに大きく成長していません。

百日草


畑のあちこちに春先から芽を出してきます。畑は肥料分が豊富で日当たりも良いため放置すると生い茂ります。早めに抜いていますが、周囲の草地に育って花を咲かせています。

黄金狸豆(コガネタヌキマメ)


畑の肥料(緑肥)とするため導入された熱帯アジア原産の植物です。成長が早く黄色い花を付け、サヤの中に小さな黒い実がびっしりつきます。茶色く成熟したサヤを振るとサラサラと音がします。道沿いで見つけ、楕円形の葉と黄色い花がきれいなので種を持ち帰ったものです。繁殖力が強く毎年あちこちに伸びだしてきます。

ショウガ


花茎が2mほどに伸びて先端部に花芽が付くためバランスが悪く、風で倒れやすいのが欠点。今年は雨不足で枝が萎れ、風でも倒れて起こさないままで花を咲かせました。甘い香りを漂わせるので好きです。

オシロイバナ


午後4時頃になると花を咲かせます。春先に自然に生えてきて手間いらずです。白花など各種の園芸種があります。

ランタナ


公園や街路樹として、最近よく見かけます。白花、黄花もあります。鉢植えを実家に地植えしたところ大きく成長しました。画像のものは自生種です。

近所にあるランタナの繁殖力が強くて、鳥が種を運ぶのかあちこちに伸びだしています。放置すると一年で2mほども伸びるので手入れが欠かせません。私が植えたものはほかには繁殖していませんので、実の付きやすさに個体差・品種差があるようです。

寒さには弱くて初霜で葉がすべて枯れ、枝の大部分が枯れてしまいます。翌春に根元近くの太い枝から発芽してきます。見栄えが悪いですが、寒さ除けのため枯れ枝は取り除かず冬を越した方が良いでしょう。

台風18号は鹿児島に接近しそうです。猛暑を耐えた花たちにとって再び厳しい試練です。南薩から大隅にかけては台風16号の爪跡がまだ多く残っています。大きな影響なく過ぎ去ってくれることを願っています。
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ウネリが続く吹上浜 キス釣りできず 2016/09/30 (鹿児島)

2016-10-01 14:19:24 | 吹上浜
今年も残り3か月になりましたが、吹上浜には夏が居残っています。
以下の画像は9月30日(金)に撮影しました。

砂山の背後に夏雲


ウネリが続く 干潮時間帯


南側の砂浜


9月20日(火)に台風16号が通過、週末にかけて吹上浜は穏やかさを取り戻しました。
24日(土)には久しぶりにキス釣りを楽しみました。

週明けの26日(月)、台湾に上陸した台風17号の影響でしょうか少しだけウネリがありました。潮が満ちると影響は減少し、キス35匹の釣果。

週後半には台風の影響がなくなりキス釣りには好条件と期待しましたが、現実は逆でした。30日(金)もウネリが続いていました。海岸北側に釣り人が2人いましたが干潮時間帯でウネリもあって全く釣りにならない状態でした。

浜で見かけた漂着物


今年は南方からの漂着物が少なく、目に付くのは大小の浮き、漁網程度です。画像の白い浮きはバレーボール程度の大きさですが、何か転用しようとしても良いアイディアが浮かびません。

ソフトボール程度のものまで拾い集めると相当な数になります。持ち帰るとゴミ屋敷の原因になるため左側の小さな流木だけにしました。

日没は18時過ぎ 雲が多くて夕焼けは少しだけ


散歩の人 波打ち際から砂山までが斜面状態


北側海岸 釣り人が一人いました


日中は台風の影響で倒れ込んだ竹を片付け、茂りすぎたランタナを剪定、海岸への道沿いの藪払いなどをしました。30日の最高気温は東市来で31.3度、風が弱く大汗が出て脱水状態でした。

幸いに夕方は気温が下がりシャワー後に当たる海風は涼やかでした。

9月30日の天気図 気象庁HPから引用


天気図の下に台風18号が顔を見せています。これから発達して4日(火)には九州南部に接近しそうです。台風通過後は秋風が吹きこむのではないでしょうか。日中の暑さが和らぎ、キス釣りを楽しめることを期待しています。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。