花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

見頃です 藤川天神の梅 2014/02/26 (薩摩川内市)

2014-02-26 20:45:22 | 
例年開花時期の遅い藤川天神の梅が見頃を迎えています。雨模様の境内では臥竜梅が8~9分咲きになっていました。以下の画像は全て2月26日に撮影したものです。

鳥居付近の木は9分咲き


県道から神社入口の紅梅は満開


雨模様のため訪れる人はまばら


西郷さんの愛犬「ツン」


竜が地を這うように、傾き曲がりくねった幹や枝の姿から「臥竜梅」(がりゅうばい)と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。社殿側の梅園は策に囲まれて立入ができません。



こちらは駐車場横の臥竜梅 園内を散策できます


時折小雨が降る天気


観梅の家族連れ


曲がりくねった妖木


花は少し朱色がかった色合い


近日中に満開になり今度の土日は多くの人で賑わうことでしょう。休日には駐車場待ちで県道まで車が渋滞することがあります。時間に余裕を持ってお出かけください。八重咲きで花もちが良いので3月上旬まで見頃が続きそうです。
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2014 初午祭 鈴かけ馬踊り 2014/02/23 (鹿児島)

2014-02-23 21:51:05 | 祭り・伝統行事
霧島市の鹿児島神宮で初午祭(はつうまさい)があり、22団体が鈴かけ馬の踊りを奉納しました。寒さも和らぎ日射しに恵まれて多くの人出で賑わいました。室町時代から伝承されている祭りの概要を霧島市ホームページから引用します。

旧暦1月18日を過ぎた最初の日曜日に鹿児島神宮で開催されます。全国でも珍しく鈴かけ馬と呼ばれる馬の背中に飾りをつけ、首には鈴をつけた馬が踊り連を引き連れて太鼓や三味線にあわせ踊りを踊ります。毎年20万人もの人出があり、鹿児島を代表する祭りです。(引用終わり)

多くの団体が踊りを奉納しましたが、前半の主なところを掲載します。

参道を最初に進む御神馬 姶良市加治木町木田地区


記念撮影に活躍したポニー


参道階段前の祭本部付近 ぎっしりと人・人・人 馬です


社殿横での馬踊り(木田) 御祓いを受けます


御神馬(木田)


境内広場で踊る御神馬と木田地区の人たち


笑顔の霧島ふるさと大使


奉納を終えて記念撮影(木田)


踊り子も一緒に記念撮影(木田)


馬に乗せてもらう子供(木田)


次は地元の大手電子部品企業2社です。

京セラの団体


踊り広場から戻ったソニーセミコンダクタ鹿児島の馬


次は親馬とポニーが奉納しました。代表者は澤崎安幸さん、澤崎菊男さんです。

境内で馬心会の馬踊り


馬心会・澤崎畜産 奉納後の記念撮影


奉納団体は霧島市を中心に姶良市からもありました。さらにお隣宮崎県から都城市と三股町のジャンカン馬踊り保存会が参加されました。

都城からの参加 下長飯ジャンカン馬踊り保存会


同じく下長飯ジャンカン馬踊り保存会


宮崎県三股町の中米ジャンカン馬踊り保存会


次は帖佐中卒業生同窓会です。





豪華な金の鞍と飾り


猫に小判と言うことがありますが、馬に札束です。左右に飾られていましたので相当な金額です。多くの人たちの願いがこめられているのでしょう。

撮影しながらも三味線と鉦、太鼓に心が浮き立ちました。踊り子と一体となり軽やかにリズムを刻みながら踊る馬は春を呼ぶ祭りの主役。新しい季節の光と力が体に浸み込んでくるようでした。帰り道では気温が14度、日射しも強くて車の窓をあけて走りました。
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ジャガイモを植えました 2014/02/20 (鹿児島)

2014-02-21 12:27:53 | 野菜作り
吹上浜の実家近くに小さな野菜園を借りています。昨日までの冷たい雨が上がり日射しが戻ったのでジャガイモを植えつけました。

種芋のメークィン


2月14日に切り分け


種芋を買った2月1日は暖かい日でしたが、その後寒さが戻りました。平地で雪が降ることはなかったものの、気温が10度まで上がらない曇りや雨の日が多くなりました。買ったときには5mmから1cmほどの芽が出た芋もありましたが、寒さで黒く枯れこんでいました。

昨年の2月は暖かい日が続き2月14日には植えつけています。準備のため種芋を切り分けました。一袋に種芋が11個入って1kg、平均すると1個当たり90g程度でしょうか。種芋は経済性を考慮して1片が40~50g程度に切り分けます。一部は丸いまま残して、全体で40個に切り分けました。

2月20日の種芋


新しい芽が見えます


切り分けた表面が乾いて、芋が柔らかくなり縮んだような感じです。初めてジャガイモを植えた昨年よりも6日遅れの植付です。切断面が乾燥しているので昨年と同様に木灰などはつけずにそのまま植えました。

野菜園は15m四方程度の狭い場所で、北と東側は高い木に囲まれて風の影響が少ないところです。昔からの野菜園ですが周囲の木や竹が伸びだしてきて悩まされています。放置すると一年で竹薮になりそうです。

野菜園南西側から


40個を3列に植えました 南側から14+14+12


鶏糞を5kg程度 浜に漂着したオイル缶が活躍


畝間が狭かったかな? 芋列の間隔は75cm程度


間に鶏糞肥料を少し 芋の中心間の間隔は30cm程度


1月23日に元肥として鶏糞15kgと堆肥5kgを入れて耕してあります。昨年は元肥が堆肥3kg程度で植付時に堆肥2kgと化学肥料200gほどを入れました。昨年の収穫は20kgほどでした。今年はかなり肥料分が多い気がしますが、どのような経過になるか毎年が勉強です。天気に合わせて気ままな野菜作りは楽しいものです。芽が伸びだして成長する様子を見るだけでもうれしくなります。

昨年の反省としては

芽かきが遅れた
全体的に芽が伸びだすのを待っていたら早いものでは土寄せが遅れた
成長に差があるので茎が多く出たものから順に芽かきして無駄な茎を減らす

畝間が広すぎた
土寄せ作業はしやすかったが広い分だけ雑草が多かった

土寄せの量が少なかった
一部の芋が日に当たり収穫できず、茎葉の成長が悪かった

カライモ苗床準備


畑の東側に南北に苗床を作ることにして元肥として鶏糞10kg程度を入れました。風はまだ冷たいのですが日射しは暖かく雑草も伸びだしてきます。今年は早めに苗床に芋を伏せこむ予定です。
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藤川の久留須梅は満開 2014/02/18 (薩摩川内市)

2014-02-19 17:35:10 | 
藤川天神の臥竜梅は遅咲きですが、近くの県道沿いや民家の庭先にも数多くの梅があります。そのなかでも特異なものが菅原道真公の伝説がある久留須梅(くるすうめ)です。15m四方程度の柵内に十数本の白梅が自由自在に枝を伸ばしています。同じ日の藤川天神の梅はこちらです。

小雨に濡れる久留須梅(西側から撮影)


藤川天神の南側にあります


久留須梅は薩摩川内市指定の記念物ですが藤川天神の臥竜梅(国指定の天然記念物)ほどには知られていません。県道46号線を東郷市街地から阿久根市方向へ走ると藤川小学校の手前1kmほどの道路左側にごく小さな案内板があります。ここを左折、田んぼ道を通り小川の橋先で右折してすぐです。

枝ぶりは藤川天神の臥竜梅と似ているが白梅


北西角から


南側から


今が満開


県道からは直線距離で300m程度でしょうか。開花時期は車内からでも白い花が目立ちます。この梅を最初に撮影したのは10年以上も前のこと。平成の大合併で薩摩川内市が誕生する2004年以前(東郷町)だったと思います。合併後に薩摩川内市が保存に力を入れ始めました。近所に農家が数軒あるだけで、ここは柵に囲まれ殆ど人が来ないため自然のままに育っています。藤川天神境内の西側梅園は人が通るので次第に梅の勢いが弱っているようです。

久留須家の方が代々この梅を管理されています。何度か撮影に通う間にお話しする機会もありました。家伝により梅肉だけを梅干にして種は梅園に戻し、枝は剪定しないとのことでした。その方は昨年101歳で亡くなられました。梅園のすぐ西側の墓にお参りすると、名前が墓碑銘に刻まれ美しい花が供えてありました。

この場所で久留須さんを写したのも遠い思い出


北側の畑から 画面外の右側に鹿除けフェンスがある


山間農村では過疎化が著しい一方でイノシシや鹿などによる食害が深刻です。最近では耕作地区全体を高さ2m以上もあるフェンスで広く囲う集落が増えています。田畑の入り口に簡単なゲートがあり、総延長は数百メートルにも及ぶ大掛かりなものです。

次からは県道沿いで見かけた梅です。民家の庭先だけでなく街路樹の花梅もあり、この時期はドライバーの目を楽しませてくれます。雨の日は枝先が黒々として梅の花が一段と引き立って見えます。

県道沿い民家の梅


若宮神社の梅


色鮮やかな紅梅


紅白の彩り


藤川天神の梅が見頃を迎える頃には久留須梅は散っています。きょうは「雨水」ですが、朝方まで雨が残り日射しのない寒い一日でした。日射しのあふれる本格的な春が待ち遠しいことです。
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咲いています 藤川天神の梅 2014/02/18 (薩摩川内市)

2014-02-19 10:14:38 | 
薩摩川内市の藤川天神で梅が咲き始めました。ここは鹿児島県北部にあり境内は臥竜梅(がりゅうばい)の名所です。学問の神様、菅原道真公を祀る神社で受験シーズンから梅の開花につれて参拝者で賑わいます。

咲き始めた臥竜梅


詳細について薩摩川内市のホームページから引用します。
藤川天神の祭神は学問の神様として親しまれる菅原道真公で「菅原神社」とも呼ばれています。道真公が太宰府に左遷され、さらに逃れて藤川北野の地に隠退、没したと言い伝えられます。

拝殿は平成10年2月24日に新しく立て替えられたものです。毎年、大晦日から三が日は大勢の初詣客で賑わい、大晦日0時から除夜祭が始まり、元旦祭、氏子初詣と続きます。また、受験シーズンは合格を祈願する受験生や家族などで賑わいます。

境内の約40アールの梅園には約150本の梅の木があり、これは梅をこよなく愛された道真公がお手植えになられた一株が繁茂したものと言われ、このうち50株の梅はその幹を地上に伏せ、まるで伏した竜のように咲き誇ることから臥竜梅と呼ばれています。毎年2月中旬から3月上旬に薄いピンク色の花を咲かせ甘い香りを漂わせ、観梅客の心をなごませます。 昭和16年10月3日に、国の天然記念物に指定されています。(引用終わり)

見頃になった白梅


満開はもう少し先でしょう


この日は気温6度、冷たい小雨が降り続き営業店は3軒だけ。平日でもあり訪れる人はまばらで、昼前に観光バス一台を見かけた程度でした。

この天気では開店休業状態


社殿前の緋寒桜も寒そう


足早に帰る参拝者


怪しげに枝先を伸ばす臥竜梅


枝振りの面白さ


例年開花が遅い藤川天神です。暖かい日射しが続くと一気に咲きそろうのではないでしょうか。機会があればもう一度訪れたいところです。
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満開の河津桜 かごしま吉野公園 2014/02/15 (鹿児島)

2014-02-15 17:31:19 | 
前回に続いて鹿児島市北部の吉野公園(標高234m)を訪れました。前回のブログはこちらです。

昨日までの冷たい雨が上がり、9時過ぎの吉野公園は気温5度。(前回は8時半過ぎで3度)
朝方は雲が多く強い北風が吹き、今日の方が寒く感じました。

白梅、河津桜が満開


強い風で噴水に虹


休憩所横の河津桜 残り2本も開花間近


斜面から見上げた河津桜


休憩所南東角から


花盛りの白梅


朝方よりも雲が少なくなったので5分ほど歩いて、公園東側の海の見える展望台に行ってみました。

錦江湾北部は姶良(あいら)カルデラと呼ばれる巨大火口跡です。陥没して海になった直径約20kmの窪地で、この展望台はカルデラ外輪山に位置しています。カルデラ南部に噴出し、今も活発な活動を続けているのが桜島です。

展望台から錦江湾(きんこうわん)と桜島 1117m


前回のような冠雪は見えませんが、北側斜面に雪がわずかに残っているようでした。昭和火口からは時折噴煙が出ていましたが強い風で南側へ吹き流されていました。今年の爆発回数は2月14日までに30回、例年の4分の1ほどです。

目を北に転じると遠く霧島連山が雪化粧していました。ここからの距離はおよそ40km、湾岸部は画像左側が姶良市方向、右側が霧島市です。中央付近が新燃岳(しんもえだけ)1421m、右側は中岳(なかだけ)1332m、左側は獅子戸岳(ししこだけ)1429mです。



新燃岳付近をアップ


高千穂峰(たかちほのみね) 1574m


再び河津桜のところに戻るとカメラを手にした人が増えていました。明日はウォーキングイベントがありますので、今日は土曜日としては訪れる人が少ない感じです。



花色が濃い


メジロの動きを追う人たち


北風に吹き流される白い雲


強い風で雲の形がさまざまに変化してきれいでした。青空と白い雲、色濃い河津桜は私の大好きな被写体です。

同じ時期に植えられた河津桜が休憩所南側と西側にあります。この2本は日当たりも良くて大きさも同じ程度で花も同じなのですが不思議と遅咲きです。それぞれの個性なのか、面白いものです。少しずつ時期をずらして咲いてくれるので、ここの河津桜3本で1ヶ月ほども楽しませてくれます。感謝、感謝です。
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河津桜咲く かごしま吉野公園 2014/02/11 (鹿児島市)

2014-02-11 17:05:17 | 
関東地方などに大雪が降り、鹿児島の春も少し足踏みをしている感じです。鹿児島市北部の県立吉野公園では河津桜が3分咲きとなり梅が見頃です。

2月16日はウォーキングイベントがあります


河津桜と梅が咲く「なごみの庭」は公園南東部


休憩所横にある河津桜は北側が咲き始め、南側は5分咲きほど


山桜と同様に開花にあわせて新芽が伸びる


花にやって来たメジロ


河津桜は1955年に静岡県河津町で発見され、大島桜と寒緋桜の自然交雑種と推定されています。吉野公園の河津桜は静岡県から郷里鹿児島に持ち帰った人が20年ほど前に寄贈したように記憶しています。早咲きで色も濃いため人気があり、地元の河津町はもとより最近では全国各地に増殖されています。

鹿児島市では石橋記念公園にあり、指宿市のフラワーパークかごしまには類似種とされる「伊豆の踊り子」が植えられています。鹿児島市よりも南側のため開花が1週間以上早いようです。全国に広めるために「河津」よりも知名度のある「伊豆」を名前にした姉妹木なのかも知れません。



山桜であるため花の開花にあわせて新葉が出てきます。花の色が濃くて、一般にイメージする桜の花色に近いと思います。ソメイヨシノは花だけが咲き、花の色は白くて、散りやすく花の期間が短かいものです。河津桜は条件が良ければ見頃が半月ほども続きます、

咲き競う紅白の梅


水仙は終わりが近づく


やぶ椿


馬酔木(あしび)


桜島は冠雪


朝方8時半の気温は3度で桜島は雲に隠れていました。昼前に顔を出した桜島北岳は冠雪していました。南岳は噴煙と雲に隠れて山の形が普段と違って見えました。

河津桜はなごみの庭北側の休憩所周辺に大きめの木が3本あります。現在開花しているのは1本です。例年、残り2本は開花が1週間ほど遅れます。開花が進むとメジロがもっと多く集まり、今月下旬まできれいな花が楽しめそうです。
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小雨のカメラ散歩 早春の北薩摩路 2014/02/07 (鹿児島)

2014-02-08 15:33:38 | 日記
早春の薩摩半島北部をカメラ散歩しました。14時頃から降り出した雨は夕方まで降ったり止んだりでした。

背景の桜島は雲隠れ(鹿児島市本名町)


普段なら右奥に見える桜島は山頂が雲に隠れています。足元には小さなフキノトウが顔を出し、梅の木の下にはアオキの赤い実が輝いていました。





黒木の梅 (以下の画像は薩摩川内市祁答院町)


川沿いに根をしっかり張って、8分咲き程度です。小さな木橋がかかりカメラマンには人気のポイントでしたが、最近では訪れる人は少ないようです。画面右上には道路がありガードレール、電柱・電線、排水路などが年々整備され、野趣が減少しています。

南方神社の白梅


10月には馬頃尾太鼓踊りと川東バラ踊りが奉納される神社です。川東バラ踊りのブログ記事はこちらです。境内には正月に撒かれたのかシラスが社殿まで続いていました。神様の通り道のようで興味深いところです。白梅2本が満開で背後の竹林に映えてきれいでした。

昨年10月の梅


岩屋観音と磨崖仏




南方神社から東に1kmほど進んだ上手地区の道路左手にあります。カーブのため普段は通り過ぎていますが、昨日は久しぶりに立ち寄りました。画面では暗くて写っていませんが左奥に石に彫られた観音様が置かれ、右側の崖には6箇所に12体の仏様が彫られています。季節の花が供えられ大切にされていますが、仏様の顔は風化したのか、明治初期の廃仏毀釈のためか損傷が進んでいます。

老木の梅花(薩摩川内市祁答院町)


梅は生命力の強い植物で、日射しがあれば生き続け枝を伸ばします。春先に花を咲かせ存在感を示しています。雨の日は幹が濡れ生命感にあふれていて好きです。この日も雨が降るのを予測して撮影に出かけました。

民家を抱くような梅の枝


庭先を彩るピラカンサスの実


苔むした岩


2月6日から3日続いた雨模様がようやく上がり、先ほどから青空が広がっています。きょうは関東地方を中心に大雪への警戒が続いています。被害のないことを願っています。
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出水の鶴 北帰行始まる 2014/02/05 (鹿児島県)

2014-02-05 22:11:30 | 自然観察
MBCテレビ(南日本放送)によると、出水市で冬を過ごしている鶴の北帰行(ほっきこう)が5日に始まりました。5日は10時前からおよそ1時間で660羽ほどが長島方向に飛んで行ったそうです。

天草から長崎を経て朝鮮半島からシベリアへ帰って行くのでしょう。初日としては数が多いようです。画像はいずれも前回1月19日に撮影したものです。

ツル観察センター屋上から見た荒崎保護区北西側


上の画像の左奥が長島方向(北西側)です。左側の山を写したのが下の画像です。鶴は群れをなして上空に舞い上がり、気流に乗って長島方向に向かいます。



東干拓地の鶴


朝日を受けて上空を飛ぶ姿




今年の北帰行は昨年より1週間遅く、例年4月上旬まで続きます。今の時期はマナヅルが中心です。ナベヅルは居心地が良いのか大部分が3月下旬まで残っています。

マナヅル


月と鶴


北帰行の観察ポイントが長島町の行人岳にあります。行人岳は標高394m、名前のとおりお寺があり、山頂近くに駐車場、展望所、トイレが整備されています。天草、不知火海の展望がすばらしく、運が良ければ北に帰る鶴を眼下に見ることができます。出水市のツル観察センターから車で30分ほどです。

北帰行は毎日見られるわけではありませんので、ご注意ください。鶴は強風、雨天、暗い曇りの日には殆ど飛びません。北に帰る時間帯は8時から12時頃までです。天気が良くても空振りのこともあります。

また、気流に乗って広い空を飛んで行くので、肉眼では豆粒程度にしか見えません。上の月と鶴の画像程度の大きさと考えてください。これよりもずっと大きく、近くで見られたら大変な幸運です。カメラマンや鶴観察の人も懸命に鶴の姿を探していますので、鶴が飛んで来ればすぐにわかります。幸運をお祈りします。
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春立つ吹上浜 2014/02/03 (鹿児島)

2014-02-04 15:10:50 | 吹上浜
1月31日は旧暦のお正月、2月3日は節分で4日は立春。暦の上では春になりましたが、きょうは北西の強風で寒さが戻ってきました。1月31日と2月3日に撮影した吹上浜と沿岸部の風景です。

カツオドリと思われる海鳥(1/31)


海岸から数十メートルほどの近い所を北に飛んで行きました。夏場はずっと沖合いにいます。時折海中に飛び込んでいましたが、必死に餌を探すようでもなく楽しく遊びまわっている感じでした。

海岸近くでも餌になる小魚が多いのでしょう。名前のとおり南方系の鳥で、昔は見かけなかったような気がします。



北側の風景(1/31)


この日も視界が悪くて神之川(かみのかわ)から先はかすんでいます。砂浜には昨夏に大量漂着した中国系ゴミの何分の一かが埋まったままです。昨年夏の様子はこちらをご覧ください。

この先に海が荒れると再び洗い出されて漂流して行くのでしょう。今でも潮位が高くなる大潮時には波打ち際に上がったガラス瓶類が見られます。

梅は各地で満開です。早咲きのものでは花びらが大半散っています。白梅は枯野に目だって存在感を示しています。(1/31)



枝先に置いた焼芋にやってきたメジロ


やぶ椿も今が花盛り(2/3)


中国大陸から飛んで来たのでしょうか? (1/31)


浜辺を散歩した人が流木に結んだ鶏風船。まるで鳳凰のような楽しい色使いです。吹上浜の西側1000km先は隣国の上海です。

最近は大陸からやって来るPM2.5が話題になっています。黄砂と同じようなものですが、こちらは健康被害が危惧される有害物質です。西風が汚染物質を運ぶためか一年を通じて雨上がりでも視界の悪いことが多くなりました。

2月3日の吹上浜


普段は見えている野間岳が全く見えません。視界は2kmほどでしょうか、南側の永吉付近から先は見えていません。沖に浮かぶ久多島も全く見えませんでした。



波打ち際にカモメが8羽ほどとサギも2羽集まっていました。カメラを向けるとサギはすぐに飛び去りましたがカモメは10mほど近くでも逃げず、波で打ち上げられる小魚を奪い合っていました。

サゴシなどに追われて打ち上げられるようでもなく海面に変化はありませんでした。2月3日朝方には、8cmほどのカタクチイワシを両手一杯に拾った人もいたそうです。



砂丘には早くもハマゼリが1cmほどの新葉を伸ばしていました。まだ寒い日の方が多いのですが、海を見るにつけ釣シーズン到来が待ち遠しいことです。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。