花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

師走間近 えんどう豆発芽 2019/11/29(鹿児島)

2019-11-30 17:56:59 | 野菜作り
11月29日(金)鹿児島市の最低気温は8.5度、最高気温は18.5度でした。
初霜の頃までに唐芋(さつまいも)収穫を済ませたいので日置に出かけました。

京都ではオーバーツーリズム 11月29日 TBSテレビ グッとラック!


朝はテレビ各局のワイドショーを見渡しています。京都は紅葉シーズンに入り、観光地周辺道路は大渋滞、路線バスに乗れないことで市民生活にも影響が出ているとの報道でした。地元の方々の困惑を思えば、現行を上回る交通規制、入場者数制限、特定バス路線検討などの対策が必要でしょう。

穏やかな吹上浜日置海岸 以下の画像は11月29日撮影


弱い北東風で見晴らしが良く、薩摩半島南西端の野間岳がすっきりと見えています。11月に入り周期的に雨が降り、排水溝から海まで水が流れた跡が付いていました。釣人は数人で、小魚の群が跳ねる様子はありませんでした。

安納芋はまずまずの収穫


個数も大きさも程良い株


こちらはアナグマの食害か 紅はるか


今年の唐芋は全般にやや不作でした。紅はるかはジャガイモの後作で植えたことで、肥料分が多すぎたのか葉が茂りすぎ芋は付かない蔓ボケ状態でした。

養分を吸収する根(吸収根)が鉛筆ほどの太さで50センチほども伸び、芋が付く根(貯蔵根)も長く株元から30センチ以上離れた位置に芋が付いていました。鍬で掘るうちに半分ほどは切れてしまいガッカリ。

えんどう豆が発芽 おたふく豆(ソラマメ)を追加移植


おたふく豆4本を追加移植して支柱を立てました。左奥にわずかに見えるのがえんどう豆です。2回目の種蒔きでようやく発芽しました。初回の種蒔きでは数日おきに水を掛けたものの全く発芽なし。わずかな量でも、天からの雨が発芽を促したようです。

芙蓉シーズンも最後


一般的な芙蓉の他に、サキシマフヨウ、酔芙蓉、八重咲芙蓉を植えています。他の芙蓉はすでに花期を終えました。冬場には根元近くから枝を切り詰める予定です。芙蓉は勢いが強いので放置すると数年で3m以上にも成長し持て余します。

小菊は今が花盛り


雨不足で開花が遅れ気味でしたが、最近の雨で一気に咲きそろいました。来年は畑のものを挿木で植えなおす予定です。

ツワブキとイチョウの葉


実家の庭先にツワブキの花茎が太く伸びて花盛りです。イチョウの落葉も広がり晩秋の庭先を彩っています。

ランタナも最後の輝きか


夏の暑さにも乾燥にも強く雑草のように枝を伸ばすランタナですが、寒さには極端に弱い南方系植物です。やがて初霜が降りると花も葉もたちまちしなびて根元近くまで枝が枯れます。

冬場は極度に枝を切り詰めず、春先の発芽位置を見て剪定すれば開花が早くなります。暖地以外の露地栽培では放置状態での冬越しは難しいかも知れません。
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冠岳神社 紅葉が進み賑わう 2019/11/26(鹿児島)

2019-11-27 21:58:40 | 自然観察
11月26日(火)冠岳神社は紅葉を楽しむ人たちでにぎわっていました。
薩摩川内市樋脇町の野下地区で1時間以上も撮影、冠岳神社着は12時でした。

いちき串木野市冠岳神社 以下の画像は11月26日撮影


参拝の親子 イチョウが色鮮やか


普段は駐車場にわずかな車が、この日は20台ほども止まり大半はシニアカップルと親子連れ。殆どの人がスマホ片手に紅葉散策を楽しんでいました。

神社の川向にある冠嶽山鎮国寺大師堂 紅葉のピークを過ぎていた








落葉は枯葉に


日差しが殆ど出なくなった


大師堂の周りは全体的に紅葉のピークを過ぎ落葉が始まっていました。日差しが出ると紅葉が印象的に浮かび上がりますが、雲が広がり全体的に薄暗くなってきました。

花川上流のモミジは一部で色付く


参道入口のモミジ


花川の上流部ではまだ緑葉のモミジも多く残っていました。全体的に木が成長して下枝が少なくなり、川と組み合わせにくいように感じました。昨年は11月16日に、一昨年は11月25日に訪れています。

鹿児島は晩秋の冷え込みが弱いので霧島地区以外では色鮮やかに紅葉する前に葉が枯れて落葉しがちです。紅葉と天候条件の組み合わせが完璧になることは稀ですが、その年ごとの出会いが楽しみです。野下地区を歩き回ってお腹が空き、撮影への集中力が続かず13時過ぎには帰途につきました。
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カメラ散歩 野下の秋景色 2019/11/26(鹿児島)

2019-11-27 18:34:59 | 自然観察
11月26日(火)冠岳神社に向かう道沿いで出会った風景です。
この日は郡山から県道36号郡山川内線を西に進み旧藤本小学校先を左折、旧野下小学校横に車を止めて周辺を少し歩きました。

道沿いの野草 シロヨメナ 以下の画像は11月26日に撮影


色付いた蔦


道路脇のコンクリート斜面に長年絡みついて次々に新芽を伸ばしているようでした。山間部で通行車両は少なく殆ど手つかずのため生きいきとしています。

薩摩川内市樋脇町野下地区で柿が目にとまる


ゆっくり流れる雲間から日差しが漏れるのを待ち、場所も変えながら何枚も撮影しましたが・・・・・目についたほどの感動が画面に感じられないのは毎度のこと。写しているその時が一番楽しいものです。

民家のツワブキ


色濃いモミジ


こちらの枝はまだ色が薄い


空家の横に大きな銀杏とモミジがありきれいに色付いていました。歩いて回ればこそ出会える季節の彩です。

よく見ると石橋 五反田川 野下橋(大正6年)


ごく小さな川ですが橋を横から見ると昔ながらの石橋(太鼓橋)でした。欄干にはイチジクのような実をつけた、オオイタビが絡まっていました。石橋の架設年は「鹿児島県・石橋検索」のデータです。

県内には今も多くの石橋が残されていますが、残されている石橋の殆どは支間が1連の太鼓橋です。これらは雑草に覆われ交通量も少ないため、事前に所在地を確認しておかないと目に付かないでしょう。国道270号線の日置市吹上町永吉川「かめまる館」横に残る浜田橋は3連です。

最後の花を咲かせるコスモス


近くの人が植えたコスモスが最後の花を咲かせています。話を伺うときれいな花が訪れる人を楽しませ、晩秋のこの時期まで残しているそうです。花を愛する気持ちがうれしくてカメラを向けました。

こちらは下流の石橋 五反田川 第二中須橋(昭和28年)


下流部にも石橋があると教えられ、歩いて探すと同じような石橋が残っていました。普通に車で走っていると石橋が架かっているとは思えない道路です。ここでは石橋の上にコンクリート橋台のようなものが設置され、道路面が高くなっているようでした。

きれいに管理された水田


今季は冷え込みが弱く田圃は2度目の田植をしたようにまだ緑色です。川沿いの狭い田圃脇に農業資材が来季に備えてきれいに整理保管されています。県内各地で耕作放棄地が拡大する中、心休まる風景です。
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桜島 このところ平常運転 2019/11/26(鹿児島)

2019-11-26 22:12:51 | 桜島
鹿児島のシンボル桜島、ここ最近は煙が目立つようになりました。

以下に引用している画像は国土交通省の大隅河川国道事務所の防災情報をキャプチャーしたものです。

監視カメラなどの配置図


11月19日 南岳山頂火口の火映現象 黒神川左岸カメラ


11月20日 同じく 垂水市海潟カメラの画像


火映とは活動中の火山の火口上空の雲や噴煙が、火口の赤熱溶岩に映えて明るく赤く見える現象です。現地で肉眼で見るとこれほどに明るくは見えません。

初めて目にすると今にも爆発しそうに感じますが、焚火が安定して燃えているようなものでしょうか。私の体験上はこのような火映現象が続くときはまず爆発しません。

火映現象が消えて火口から煙が出ずに山鳴りも聞こえなくなった時こそ爆発が迫っています。ただし、すぐに爆発することは少なく1~3時間後に爆発するか噴煙だけが上がり始めることもありカメラマンの期待通りには行かないものです。

11月25日 19時50分の爆発 火口南側垂水市海潟カメラ




偶然にも監視カメラ画像を見ていると火口から全く噴煙が出ておらず穏やかな状態でしたが、数秒後に爆発しました。





火  山:桜島
日  時:2019年11月25日19時50分(251050UTC) 第2報
現  象:爆発 有色噴煙:火口上2500m(海抜11700FT)
白色噴煙: 流 向:東---
火口:南岳山頂火口 横山最大振幅:3.1μm 爆発音:小 体感空振:小
東郡元空振計:12.6Pa 横山空振計:39.3Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:6合目(南岳山頂火口より800から1100m)
噴煙量:やや多量 今年172回目

火口西側からの画像 鹿児島市中心市街地側から見た方向




昭和火口の活動が続くころは桜島西側斜面に噴石が飛散することは少ないものでした。この時は西側の引ノ平近くまで噴石が飛散しています。

火口東側からの画像 黒神川のカメラ






爆発により火口から火柱が上がり、噴石が飛散する時間は殆どの爆発で30秒間程度、長くても1分前後です。その後噴煙が緩やかに上昇します。3分もすると斜面に落ちた噴石の赤い色も見えなくなります。

夜間撮影では思い通りに爆発してくれないことが大半ですが、火山灰は風向き次第で鹿児島県内各地に流れていきます。我が家も最近は灰掃除に追われ、24日には掃除後1時間で再び灰まみれになりました。

活動が激しかった昭和50年代には爆発に伴う空気振動でガラス戸が割れ、大きな噴石がホテルのロビーを突き抜けました。昼間でも車のライトを点灯したこともあり、その頃に比べるとまだまだ活動は穏やかな方です。
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穏やかな雨上り 吹上浜にサメ? 2019/11/23 (鹿児島)

2019-11-24 21:57:36 | 日記
11月23日(土)勤労感謝の日、野菜園の様子見に日置へ行きました。

11月23日 NHK朝の気象情報


日置に近いアメダス観測地点の東市来では22日の雨量が16.5ミリ。8月以降は少雨傾向が続き、10ミリを超える雨は10月23日以来でした。沖縄付近には熱帯低気圧もあり季節が一月ほど後戻りした感じです。

10時45分 波静かな吹上浜日置海岸 以下の画像は11月23日撮影


月齢26.0、中潮 いちき串木野市戸崎の干潮は11時6分、潮位は89センチ
満潮は17時19分、潮位は235センチ
この時期には珍しく東寄りの風。海は穏やかで、島(砂州)が現れていました。

ようやく大根らしく成長が進む


10月10日に種蒔きして、中程度の人参サイズまで成長しています。カマキリがバッタをとらえて食べていました。この時期は寒くなりカマキリは半年程の短い命を終えます。

自生の小菊が開花


野菜園の隅に自然に発芽したものです。昨年夏頃に発芽し急速に成長、今年は多くの花を咲かせ蝶が集まっています。

おたふく豆(ソラマメ)を移植


11月2日ビニルポットに種蒔き、本葉数枚までに成長したので移植しました。えんどう豆は15日に2度目の種蒔きをしましたが全く発芽していません。

紫山芋は豊作 1本の苗から大小7本を収穫


苗は道の駅末𠮷で4月に5本購入、7か月で大きく成長していました。一本の苗から脇芽が何本も出て地中に大きな山芋が4本。右側の小さい芋は室内保管して来春このまま植付可能です。まだ残りが3本あります。

15時27分 ショアジギング


小魚を待ち構える海鳥たち


Sさんがルアーを投げていたので望遠レンズも使って撮影しました。日は傾いていますが、師走間近とは思えないほど海はきらめいていました。北は神之川付近、南は大川付近を中心におよそ20名の釣人がいました。

波際に飛び跳ねる小魚


アップで見るとコノシロのような魚も


あの辺でサメに切られた?


サゴシのような魚群は見えませんでしたが、小魚が追われているのか激しく飛び跳ねていました。Sさんにヒットしたのはどうやらサメ。一瞬でぷつっとルアーごと仕掛けを切られ、交換してチャレンジするもその後当たりなしとのこと。

釣人の話ではサメが多いようです。ブリやサゴシではなく残念。この先暖冬なら釣り日和が多いことでしょうが、安くない仕掛けを食いちぎるのがサメばかりでは悔しいことです。
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カメラ散歩 秋の里山を巡る 2019/11/20(鹿児島)

2019-11-21 17:07:29 | 自然観察
11月20日(水)上市来郵便局での写真展鑑賞後、上神殿方面を回りました。

11月20日 TBSテレビ あさチャン ニュース


芸能人の薬物問題、桜を見る会、香港のデモなどが関心事です。社会情勢の変化が早いので、テレビ画面を時々引用して日常の記録として掲載させてもらっています。

日置市東市来町上市来の高山(たかやま)ふるさと秋まつり案内図


かごしま写真アカデミーの皆さんによる写真展「心豊かな里山の暮らし・高山」が上市来郵便局ギャラリーで開催されました。尾木場の棚田で知られる高山地区の風景や人々の暮らしが温かい視点で描写された写真展でした。

日置市東市来町は国道3号線沿いは通る機会が多く湯之元、江口、神之川は実家近くです。北部の方は私には位置関係が曖昧で、頭の中に地図が浮かびにくいところです。

皇帝ダリア 台風と霜に弱い 以下の画像は20日に撮影


道沿いで風にそよぐススキの穂


枝先に柿が一杯 実は小さめ


ごく小さな社


遠目に目立つ柿を写して道路反対側を見ると氏神様のようなごく小さな社がありました。普通に車で走っているとまず目につくことはない木陰にありました。

脇見運転は危ないし、どこでも車を止めて良いものでもありません。ちらっと目に入るものに狙いを定めて、被写体まで足を運ぶことは現実にはなかなか難しいものです。また今度と思ってもまずダメです。一期一会です。

安全な場所に車を止めて歩き回るうちには様々な出会いがあり時を忘れるほどですが、不審がられないよう撮影行動には注意しています。

ツワブキが花盛り


ガマズミ


日置市伊集院町上神殿(地元では、かんこどん) 伊集院森林公園の紅葉


晩秋を彩るツワブキがあちこちで花盛りでした。車で走っていると密集しているようですが近くで見るとそれほどでもありません。

鹿児島市郡山町に近い伊集院森林公園はイベント以外には訪れる人は殆どない場所です。駐車場横にはモミジが数本あり見頃でした。ガマズミの赤い実も紅葉に負けず輝いていました。

今季2回目の干柿


伊集院町内外の物産を広く販売するチェスト館に今年も愛媛県の愛宕柿が入荷しました。一個当たり250~330gあり、10個入りで税込み500円を3袋購入しました。段ボール箱入りは少し小さめながら40個以上ありそうで1900円。

天気が下り坂で桜島の火山灰が気になりますが、早速皮をむいて干しました。天候次第ですが出来上がりまで10日程度。晩秋から初冬にかけての楽しみです。皮むき後に熱湯に10秒程度くぐらせるとカビが発生しません。

針金ハンガーを利用しているので曲がっても気にならず、雨除け、火山灰除けでの室内取込みが簡単です。一つのハンガーに4個ずつ2本吊るしています。5個になるとハンガーがたわみ過ぎて危なくなります。
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晩秋 海鳥遊ぶ吹上浜 2019/11/15(鹿児島)

2019-11-16 20:24:35 | 吹上浜
11月15日(金)冷え込んだ朝、野菜園管理に日置へ出かけました。

九州沖縄の天気 NHK8時前の天気情報 気象予報士佐々木理恵さん


キャスターとして2008年から福岡局で活躍。気象予報士でもあり、毎朝爽やかな笑顔を届けてくれます。15日朝は高気圧に覆われて各地で今季最低気温を観測。風は弱く快晴の穏やかな一日でした。

北に向かう鳥の群 10時30分 以下の画像は11月15日に撮影


近くに集まり海に潜った鳥たち 波際から少し先まで群れている


いつも通りに実家の車庫に車を止めると地面に鳥の影が次々と動いていきました。浜に下りる途中でも北へ向かう鳥の群がありました。カラスよりも少し大きく鳴き声はなし、何の鳥でしょうか。

競って小魚を追う


飛び立つ鳥たち 10時39分 左奥は甑島


砂山に出てみるとすぐ北側の浜の丸海岸に鳥が集まっていました。海に潜り魚をとらえた鳥、それを横取りしようとするものもあり海面がざわついていました。

驚かさないよう近づきましたが一斉に飛び立ち北側200mほど先の下原海岸に着水。この辺りに餌になる小魚が多いのでしょう、群れは泳ぎながら少しずつ北に移動し私も歩いて追いかけました。

追いかけもここまで 下原を過ぎて潟山に入る 10時56分


潟山海岸のシラス崖


北へ移動する鳥の群に小走りもしながら1kmほど付いていきました。この先は神之川、ここで追跡をあきらめました。おそらく海鵜だろうと思います。数にして100羽以上でしょう。沖合に群れているのは何度か見ましたが、波際近くにいたのは初めてでした。

朽ちた小型船 下原


海を眺める指定席 下原


昭和40年代頃までは吹上浜各地で地引網が盛んでした。運搬流通手段が少なかった当時は殆どが自家消費、一部でイリコ加工をする程度でした。現在はごく一部で観光地引網が残るだけになりました。

昨年来キス網は不漁で、操業する様子はわずかに見られる程度でした。下原にはチリメン加工施設が1か所あり、砂山には沖を眺める椅子席ができていました。左側の柱は双眼鏡を置く目の高さに設定されているような気がします。

夕暮れの砂浜 16時53分




期待した14日の雨はわずかで畑は乾き切っていました。今日の畝では唐芋(さつまいも)の葉が茂っていたものの芋の付きが悪く不作でした。雨不足で水掛はしたものの、えんどう豆は発芽せず、今日はすぐ横に新たに種を蒔きました。

日没が迫り砂山の足跡が影模様を作っています。南側には犬と散するM君の姿もありました。彼のおじいさん、Sさんはいつも夕暮れの浜を牛を引いて歩く大変元気な人でした。穏やかな晩秋ですが、今度の冬も暖冬なのでしょうか。

<追記 2019/12/08 カワウとウミウ>

海で群れていたのでウミウ(海鵜)だろうと思っていましたが、吹上浜では多くのカワウ(川鵜)が見られるとのネット情報がありました。

全国的にはカワウが増殖してアユの食害も発生しています。ともにペリカン目ウ科の魚食性が強い鳥。外見が似ているので、大きく撮影したいものです。川での鵜飼いにはカワウではなくウミウが使われているそうです。
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浜は強風 冠岳モミジ色付き始め 2019/11/11(鹿児島)

2019-11-12 19:03:22 | 自然観察
11月11日(月)野菜に水やりのため日置へ出かけました。

寒冷前線の通過で荒れる吹上浜 以下の画像は11月11日に撮影


朝4時頃に数分間の通り雨が降りました。NHKテレビで確認すると雲は全くなく、東市来の雨量はわずか1ミリ。水やりが省けると期待しましたがダメでした。

花が増えてきたナルトサワギク 吹上浜海岸から100mほどの地点


ナルトサワギクは家畜とりわけ牛馬に対して有毒な特定外来生物ですが、鹿児島では特段の駆除対策は取られていないようです。黄色い小さな花を多数咲かせ、風に運ばれた種は広範囲で発芽します。すでに砂浜から1kmを越える範囲まで生育範囲を広げています。

コバノランタナ


春から秋まで花を咲かせます。鹿児島も朝は冷え込むようになり、カマキリの動きが鈍っています。野菜への水やりを済ませていちき串木野市の観音ケ池、冠岳方面に向かいました。

日置市東市来町 江口漁港 チリメン漁の漁船


海はしけのため漁船は水揚げ場近くに係留されていました。奥の方にチリメン加工場がありますが、すぐ近くの船溜まりは浚渫作業中でした。昭和40年代の江口港は川口北側の小さな港でした。港湾施設は当時からは想像もできないほど拡大整備されています。

いちき串木野市 観音ケ池近くのミカン山


先人が苦労して開いた果樹園でしょう。石ころだらけの段々畑にミカンが色付いていました。イノシシ被害対策のため電気柵が張り巡らされています。

観音ケ池南側斜面のツワブキ


池の南側道路が拡張されて遊歩道が設置されていました。池と道路の間にあった草木がなくなり景観が一変していました。周囲になじむには少し年月がかかりそうです。山手斜面にはツワブキの花が見頃でした。

冠岳の紅葉は一部で色付き始め

花川にかかるモミジは一部色付く


冠岳園横のモミジ


大師堂のモミジはまだ緑葉でした。神社周辺では早めの木が数本だけ色付き始めています。11月23日(土・祝日)には毎年恒例の「かんむりだけ山市物産展」が開催されます。その頃には色付きが進んでいることでしょう。

幻の滝? 小水ケ滝(こみずがたき)

道沿いの看板と滝


林の中を歩き少し近づく


冠岳の南側、串木野ダム近くにあるという小水ケ滝を訪ねました。
串木野ダム入口から東に進み、小水林間広場を過ぎて注意しながら走ると左手に看板がありました。

山の方を見ると草藪の向こうに滝のようなものが見えます。杉林の中を少し歩き近づいてみました。水量の多い時だけ滝が出現するようです。山中に隠れて見えなかった滝を道路から見えるように林を切り開いたのでしょう。

今は渇水期で、わずかに水がしたたり落ちる音が聞こえました。看板には落差45mとありますが、それほどには感じません。梅雨時など増水時には違った様相を見せるでしょうが、滝が大好きな人以外にはおススメできません。
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令和の桜島 活動は高まるのか 2019/11/10(鹿児島)

2019-11-10 21:34:04 | 桜島
昭和の頃、鹿児島は「桜島、西郷どん、さつまいも」の「3S」に頼り続けてはダメだと言われるものでしたが、令和の時代でも鹿児島のシンボルは桜島です。

11月8日の噴煙 17時32分(日没17時24分)鹿児島市都市農業センターから


桜島から西北西方向、直線約18.5km地点での撮影です。すでに爆発から8分ほどが経過して噴煙柱は左側に傾いています。噴煙の高度は火口上空5500mに達し、マスコミでも大きく取り上げられました。

11月7日 桜島監視カメラ画像 大隅河川国道事務所

鹿児島市野尻町 野尻川 南岳山頂火口西側からの画像


鹿児島市黒神町 黒神川左岸 火口東側からの画像


垂水市海潟 火口南側からの画像


垂水市海潟 国道220号 海潟トンネル南側の降灰状況


国土交通省の大隅河川国道事務所のページから引用して紹介しています。見やすいリアルタイム動画もあり、設置個所も多く桜島監視カメラでは一番わかりやすいと思います。

桜島 噴火回数など

2000年から2019年までの噴火回数 鹿児島地方気象台の資料より




昭和火口は2006年に活動を再開し、2009年夏ごろから活動が活発化しました。その一方で南岳山頂火口からの噴火は殆どなくなりました。

2015年3月27日 昭和火口からの噴火 火口底が浅く小さい噴火も目立つ


年間の噴火回数は1000回を超えていましたが、2015年8月15日に転機が訪れます。当日の気象庁報道発表資料です。

-桜島に噴火警戒レベル4(避難準備)の特別警報を発表-
本日(15日)10時15分に桜島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げました。
桜島では、本日07時頃から島内を震源とする地震が多発しています。
また、桜島島内に設置している傾斜計および伸縮計で、山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されており、その変化は一段と大きくなっています。

桜島の伸縮 鹿児島地方気象台火山活動観測資料(2019年9月)より


お盆期間で帰省客も多い中、突然の警戒レベル引上げで緊張が走りましたが、目立った噴火はなく活動は低下。9月1日には警戒レベルが3に引き下げられました。地殻変動との関連は不明ですが、この後噴火回数は減少傾向となり、現在の噴火は全て南岳山頂火口からのものです。

10月下旬からの噴火続きが通常運転の範囲に収まるのか、あるいは活動活発化の前段に過ぎないのか。火山近辺に住む鹿児島県民として気になるところです。

2019年1月27日 昭和火口斜面は新たな堆積物が減り浸食が進行


今回の噴煙高度5500mは突出した数値ですが、噴火活動としてはそれほど大きなものではありません。爆発に伴う空気振動は弱く、噴石の飛散も8合目にとどまっています。単に風が弱く雲もなく観測しやすい気象条件が重なり、高い噴煙高度が観測されただけのようです。

見晴らしの良い日に桜島に渡り、昼間の動画記録でもしようかと考えています。桜島には何度も通いましたが、現在は南岳山頂火口噴火のため、夜間撮影ではよほど大きな噴火がない限り絵になるような写真は期待薄です。
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立冬穏やか 串木野の海 2019/11/08 (鹿児島)

2019-11-09 19:02:38 | 自然観察
11月8日(金)日置で野菜に水やりの後、串木野の海辺を巡りました。

いちき串木野市西島平町 照島で猫に会う 以下の画像は11月8日に撮影


何十年ぶりに訪れた照島には公園と駐車場が整備され、ヨットハーバーもありビックリ。島に渡る朱色の太鼓橋のたもとに小さい石板があり、「電源立地促進対策交付金施設」の文字。ここは川内原発の隣接市だと実感しました。

島の端にある男池(おぶち)を眺めているといつの間にか猫がやってきました。全部で5~6匹ほど、人に慣れているようですが餌をねだるでもなく近くの飼猫が島に遊びに来たのでしょうか。

神社の賽銭箱は社殿内に


賽銭箱を探すと中に置かれていました。特別な行事以外は無人のため、保安対策のようです。境内には伊勢神宮遥拝所と刻まれた石が残っています。

岩と石の隙間にわずかな土


照島は小さな島で北側には防波堤が伸びています。雑木が岩の隙間のわずかな土に根をくねらせています。パワースポットとしても人気があるようです。

古い防波堤が残っていた 右奥はヨットハーバー「串木野フィッシャリーナ」


ここは旧島平港、日露戦争後の甑島航路発祥地とのこと。公園内に案内看板と船をつないでいた石がありました。この堤防もかなり古いもののようです。

潮が満ち始めた


弱い北西風ですがここは島陰。ゆったりとした波が静かに砂地をなでるように打ち寄せていました。

ここは串木野長崎鼻灯台


照島から北側の長崎鼻に移動しました。柳原白蓮の歌碑横に趣のある枯木が残っていました。日差しにきらめく海が美しい。快晴ですが見晴らしは悪く、南さつま市の金峰山、野間岳などはかすかに輪郭が判る程度でした。

釣場を見定める釣人 左奥は羽島の沖ノ島


こちらは岩場の釣人


瀬渡船「開洋丸」鎮魂之碑 石碑後ろに置かれた恵比須さん


磯釣りブームが過熱していた昭和60年3月31日に起きた大きな海難事故でした。石碑には串木野から甑島に向かっていた瀬渡船開洋丸(6.7総トン)が来襲した非情の風波により転覆し、死者13名、行方不明14名、全員が帰らぬ人となったと刻まれています。

鎮魂之碑の歌「釣る友よ 磯馴の松も 呼んでいる 愁えは深し 甑の海は」。石碑の裏に回ると恵比須さんと思われる瓦のようなものが置かれていました。関係者ならば表に置くはずなので、悲劇を知る人がそっと手向けたのでしょうか。 

桜島の噴煙 高さ5500m


串木野から帰り道、国道3号中川峠を過ぎたバス停で空を見上げる人がいました。普段は見えない位置に桜島の噴煙が上がり続けるところでした。

鹿児島市都市農業センターに向かい撮影しましたが、噴煙柱はすでに傾いていました。爆発17時24分、日没時刻17時24分、撮影したのは17時32分。爆発直後は夕日に照らされて不気味な色合いでした。

このところ桜島では噴火活動が目立っていますが、鹿児島市街地では日常生活に影響を与えるほどではありません。風向き次第で火山灰が降って来るので、毎朝桜島上空の風向きが気になります。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。