花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

穏やかな年の瀬 吹上浜沿岸部 2016/12/26 (鹿児島) 

2016-12-29 18:43:17 | 日記
年の瀬を迎えた12月26日(月)、天気予報は「曇りのち雨」。
27日も雨予報のため吹上浜近くの実家に向かいました。

9時36分 浜への道 道沿いに咲く水仙 (以下の画像は全て12月26日撮影)


南東風で沿岸部は波静か 雨の気配はありません


庭先に散るサザンカ


千両の赤い実が目を引く


はるか昔に祖母が野菜を作っていた場所は、自生したヤツデ、移植したサザンカ、ツバキなどが生い茂っています。大きく剪定することなく放置しているため、日差しを求めて木々は細長く枝を伸ばしています。

黄色の彼岸花と呼んでいるショウキズイセンが厚みのある葉を茂らせています。肥料を与えることもなく放置状態ですが、たくましく生き残っています。球根に毒性があり虫が付かないためでしょう。

真弓


実の中に少し種が見えています。目白が食べるようです。真弓では桃色の実が多いのですが、この木では色白です。鳥が種を運び自生したもので、生長が早いためこまめに剪定しています。

ツワブキの花は終わりが近い


昼前に風向きが南西に変わり、急速に雲が広がり小雨が降りました。ここのツワブキは畑の周囲に植えるため残していますが、まだ実現していません。

野菜畑で大根を収穫


例年よりも8~9月が暑かったため種蒔きを少し遅めにしました。最初に大根を栽培した年は間引きが不十分で、全体としては成長が悪いままでした。今年は間引きを徹底して株間を確保し、追肥を少し多めにしたこともあり順調に生育しました。

畑の山アジサイも色づく


12月中旬に冷え込んだ時期があり葉が色づいていました。巻き付いた雑草もきれいだったので抜かずに置きました。

ソラマメは順調に生育 雑草を抜き土寄せ


エンドウ豆と支柱の大名竹


豆類は連作障害があるため場所を変えて栽培しています。どちらも直接畑に種蒔きをしました。ソラマメは14粒中一か所だけが生育不良でダメになった以外は順調に育っています。成長に合わせて支柱を立てますが、脇芽も大量に出て4月には高さ1m程度にまで成長します。

エンドウ豆は気象条件が良かったのか蒔いた種の9割程度が発芽生育しています。一か所に3粒蒔いたので1本は間引きした方が良いのですが、生育が途中で悪くなる株もあるため間引きしませんでした。

蔓を伸ばすために一般的にはネットを使いますが、畑の周囲に沢山ある大名竹を支柱にしています。蔓が伸びる空間が多くなり、竹藪の片づけもできて一石二鳥です。エンドウ豆は野鳥による食害が著しいため栽培空間を漁網で囲っています。

雲が広がる砂浜


風紋


風向きが変わり、南西方向から小さな波が次々に打ち寄せています。今年も浜辺の砂が減少しています。子供の頃はソフトボールをして遊ぶほどの広さがありました。潮が引くと砂洲が現れて貝採りをするものでしたが、ここ数年は砂洲が出なくなりました。

冬場は海から砂が吹き上げて砂浜が保たれていましたが、海砂が減少したことから草の生えた砂山がかろうじて残る程度です。川や道路、斜面がコンクリートで固められ海砂の供給源がなくなっています。沖合の海砂採取も浜砂の減少に影響を及ぼしているはずです。

色鮮やかなサザンカ


お寺の西側坂道に美しいサザンカが咲いていました。西に傾いた日の光を受けて見事でした。防災工事区域の一部に植樹されたものです。背景の黄色い葉は葛のようでした。昼から一時小雨模様でしたが、墓参り、お寺参りができて気持ちが安らぎました。
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Win10 宛名プリント、メールも? 2016/12/23 (鹿児島)

2016-12-23 13:54:10 | 日記
パソコンのOSをWindows10に移行して初めての年末です。
無料期限ぎりぎりにOSをWin7から10にアップグレードしました。ダウンロードが途中で全く進まずに何度もやり直し、3日ほどかけてどうにか滑り込みました。

アップグレードが完了してみると意外にも大きな変化はなく(当時のことを忘れただけかも?)使い慣れました。

年賀状の宛名印刷に戸惑う

普段はパソコンでネットデータを眺める程度で不便を感じませんが、年賀状の宛名印刷には戸惑いました。



何枚かプリント後に宛名が縦書きにうまく対応していないことに気付きました。普段のデータ入力ではハイフンはテンキーの「-」を使っていますが、縦書きでは漢数字の「一」に似たもので印字されていました。

上の画像はハイフンに似た記号を使いエクセルで縦書文字列にしたものです。年賀状のあて名印刷は「筆まめ」を使っていますが、「3」のように表示されてしまいます。Win7ではこの不具合はありませんでした。

筆まめのバージョンが古くてWin10には対応していないようです。あれこれと試してみましたが「|」にはなかなか印字されません。「5」のひらがな入力ならばどうにか使えそうですが、元データの修正がとても面倒・・・・・結局は横書きで宛名をプリントしました。


メールの文字化けが増えた

メールの件名だけは不具合がないので判別はできますが、中身の文字が化けていることがあります。



普段見たこともない漢字や記号が一杯です。アルファベットや数字、記号に化けたメールもあります。ネットで対策を見ると難しいことがいっぱい書いてあり、生半可に手を出すとさらに悪化しそうです。

携帯電話から届くメールでは文字化けしやすいようです。通常のメールでも文字化けがあり、読み取りコードをUnicodeに変更すると読めることがあります。一番最初は面食らいました。ネットで対策を探してみてもなかなか解決できませんでした。すぐに読みたいのにさっぱり日本語にならずに困りました。

古いソフトとの不具合もありました。
今は使っていないホームページ作成ソフト「ホームページビルダー」も古いバージョンのためWin7では使えたものがWin10では表示もされません。

古いソフトはWin10に対応しておらず、最新版の購入コストがかかります。ひところの急激な変更と比べれば影響は少ないものの、常に最新版を買わなければうまく動かないのは厄介です。そこが商売になると言えばそれまでですが、パソコンに疎い年金生活者としては困ってしまいます。

<追記> 2017/11/23
ひょんなことで、年賀状印刷の問題が解決

今年も年賀状シーズンがやって来ました。
古い筆まめソフトがWin10に対応しておらず、横書入力のハイフン記号が縦書印刷では縦棒にならず横棒のままで悩んでいました。

Win10への移行で標準フォントがメイリオから游ゴシックに変わったことが影響しているようです。

ジャストシステムのサポート情報を引用

Q 縦書きの設定で入力しているが、ハイフンが横に向いてしまう

A 使用しているフォントが縦向きのハイフンを持っていない場合、ハイフンは横向きの状態で表示されます。

早速筆まめのフォント設定をメイリオ以外に変更するとあっさりと問題が解決しました。新たに筆まめを買いなおすことなく解決して一安心です。ありがとう、ジャストシステム。やはり日本語入力もATOKがはるかに優秀です。
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行く秋を惜しむ 鹿児島県県民の森 2016/12/11 (鹿児島)

2016-12-16 22:10:39 | 自然観察
12月11日(日)は霧島市赤水の岩堂磨崖仏を訪ね、帰りに鹿児島県県民の森に立ち寄りました。

鹿児島県県民の森 丹生附(につけ)地区入口


鹿児島県県民の森は霧島市溝辺地区と姶良市にまたがり、面積約1,000ha。
1984年(昭和59年)に開かれた第35回全国植樹祭を記念して、その跡地に建設されました。大別すると牟田山、長尾平、丹生附の3地区があり、広大な山林内に薬草園、ハイキングコース、オートキャンプ場、森林学習館などの施設が点在しています。

穏やかな一日 12月11日15時の天気図 tenki.jpから引用


朝方は冷えましたが、日中は風も雲も殆どなく穏やかな一日でした。

県民の森 道沿いの紅葉 

日差しがまぶしい




ドウダンツツジ 道沿いに多数植栽


日差しに輝く黄葉






冠岳神社周辺の紅葉は雨天での撮影でしたが、この日は日差しがまぶしく雲は殆どない吸い込まれるような濃い青空でした。日差しに紅葉が輝き明暗差が強すぎて撮影しにくい場所もありましたが、たまに車が通る程度で貸し切り状態でした。鹿児島市、霧島市などから遠く離れた場所ではありますが、きれいな紅葉があるのにもったいないことです。

足元には秋の花 ヤマシロギク?


濃い青空


色付きの遅い木


植樹祭会場の広場

サザンカも花盛り


広場北側の桜と斜面の紅葉


山側から見る斜面の紅葉 存分に伸びた枝葉


藪椿も咲いていました


駐車場の紅葉

トーテムポールと紅葉


孟宗竹と紅葉 鮮やかな色の対比


全体としてピークを過ぎていました


住吉池近くのイチョウ

木陰が伸びるころ 15時28分


休憩用の木陰


ビールケースの腰掛


県民の森からの帰り道は姶良市方向に下り、蒲生町手前の住吉池近くを通りました。親戚の納骨堂があるお寺にお参りし、田圃を見渡すとイチョウが見えました。上流部には住吉池があります。

近くに行くと6本ほどの寄せ植えでした。イチョウは大木に育つため普通は1本植えですが、田圃の強風に耐えるために寄せ植えにしたのでしょう。木陰で休憩できるよう、ビールケースの腰掛が置かれていました。

この近所に住んでいた私のいとこは昨年故人となりました。自治会内で地域おこしの共同作業として、住吉池周辺のホタルの里を管理していました。おそらく彼もこのイチョウの管理をしていたのでしょう。のどかな冬の一日、ひときわ輝くイチョウの姿を借りて私を呼び寄せてくれたようです。
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霧島市 赤水の岩堂磨崖仏を訪ねる 2016/12/11 (鹿児島)

2016-12-15 21:14:05 | 自然観察
急に思い立って霧島市横川町の赤水岩堂(あかみずがんどう)磨崖仏を訪ねました。

前日夕方から鼻水が出てクシャミが止まらず風邪をひいたかな?・・・・・起きてみると気分は悪くない・・・・・寒い朝でしたが出かけました。
以下の画像は全て12月11日(日)に撮影したものです。

赤水岩堂磨崖仏 岩堂現地の案内看板の一部を表示


ハードディスク整理で2005年に訪れた時の画像を発見、もう一度仏様のお顔が見たくなったのです。

高速道路を空港ICで下りて、時間が少し早かったので妙見に立ち寄りました。

朝日が照らす残りの紅葉 8時52分


渓流にはわずかな川霧


色が失われていく落葉


磨崖仏への道 岩屋観音の鳥居 9時50分


赤水集落の道路脇に案内板があり、山道を進むにつれて道は狭くなり離合できる個所はわずかです。軽トラックで走るような林道のため、車に傷が付くのが心配な方はご用心ください。

鳥居には岩屋観音と書かれています。ぬかるみで車が立ち往生することが多いようで、ここから先は一般車両立入禁止の表示がありました。

赤水の岩堂磨崖仏の入口


鳥居から山道を3分程度下りていくと入口の標識が立っています。地元の赤水自治会の方が杖を準備してありました。ここから長い坂道になっています。枯葉や木の実が落ちていて足元が良くありません。殆どは幅の広い階段になっていますが雨が降ると足元がすべりやすい感じです。勾配はそれほど急ではありませんが、帰りは上り坂になり、かなり息が上がります。慎重に歩くと片道10分ほどかかりそうです。

長い下り坂


鳥居が見えてきました


左手が赤水岩堂磨崖仏


鹿児島県観光サイトから引用して紹介します。

赤水の岩堂磨崖仏は、霧島市横川町下ノ梅ノ木迫の山中崖下にある南北朝時代の磨崖仏龕(まがいぶつがん)です。天降川(あもりがわ)上流の深い渓谷にある傾斜角約80度の凝灰岩の山肌を、地上1.6メートルのところを底辺として高さ1.4メートル、幅3.5メートル、奥行き0.455メートルをくり抜いて、中に来迎形弥陀三尊(らいごうがたみださんぞん)をレリーフ状に彫り出してあります。

左脇侍の観音菩薩立像は高さ1.4メートル、両手に蓮台を捧持し、迎え仏の形をしています。頭の宝冠には如来形の化仏(けぶつ)はありません。県指定文化財。(引用終わり)

川のせせらぎ、鳥の声が聞こえる


岩堂側から撮影


画面外の右上から朝日が差す


頭上には岩屋がありシダなどが垂れさがる


表情を変える仏様


木々の間から差し込みむ光が刻々と移動


鹿児島では明治初期に廃仏毀釈で多くの寺院や仏様が打ち壊され、昔から残るものはごくわずかです。よくぞここの仏様が残ったものだと思います。木々の間を幾重にも縫うように日が差し、仏様の表情は刻一刻と変わります。再度訪れることができるのか、この場を立ち去りがたい気持ちでした。

一時間半ほどの間、他に訪れる人はいませんでした。いわゆるパワースポット的な場所ですが、道が狭く階段は足元が良くありません。観光地でもないため、どなた様にもお勧めできる場所ではありません。足腰に不安を感じる方は十分ご用心ください。
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小雨に色彩豊か 冠岳神社周辺の紅葉 2016/12/04 (鹿児島)

2016-12-04 21:02:07 | 自然観察
12月4日(日)、冠岳神社周辺の紅葉が色鮮やかになりました。
以下の画像は12月4日9時過ぎから撮影したものです。

冠岳神社参道 花川橋


先週日曜日と同様の空模様 気象庁ホームページから引用


九州付近を気圧の谷が通過したものの、先週のような雨は降らず、たまに雨粒を感じる程度。日差しはなく雲の厚い一日でしたが、普段のスタイルで撮影できました。

大師堂の紅葉


サザンカと落葉


立派な石橋 左手は大師堂


冠岳神社とイチョウの落葉


枝先のおみくじ


花川上流部の紅葉


風が出て少し葉が散る


冠岳園横の紅葉


一週間前よりも一段と色付き、周囲の山の緑に映えて美しい紅葉風景でした。10時頃からはカップルを中心に散策する人、カメラで紅葉を写し撮る人たちが続きました。

鹿児島市からは車で一時間程度ですが、大きな観光地のような混雑はなく落ち着いて紅葉を楽しめました。同行した写友のMさんにも喜んでもらい、充実したひと時を過ごせて感謝です。

水鏡に映る展望所 冠嶽亭


展望所から水鏡と冠岳を望む


風にそよぐ紅葉


葉を伸ばした彼岸花と落葉


冠岳花川砂防公園は、上流部の堰に始まり左手には冠岳神社と冠岳園、右手には大師堂があります。10本の年代橋には精巧な石彫が施され紅葉の美しさを引き立てています。

下流部は交流ゾーンを中心に中国風の公園として整備され、冠嶽亭、蓮池、健康広場、大きな木橋などがあります。桜も多く植樹され春先を彩ります。新緑も目に鮮やかで、夏には蓮、スイレンも楽しめます。

冠岳神社周辺の紅葉は今がピークです。冠岳西側に通じる林道沿いでは、これから色付く木々もあり今月中旬ごろまでは色鮮やかな風景を楽しめそうです。
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