花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

鹿児島市和田と平川 花巡り 2021/03/29(鹿児島)

2021-03-30 18:58:08 | 
3月29日(月)天気回復、鹿児島市南部へ墓参りに出かけました。

高気圧下の晴天 29日朝 NHK気象情報


春の天候は周期的に変わります。前日は昼頃まで雨が降り、ようやく夕方に晴間が出ました。

29日は朝から快晴でしたが空は黄砂で濁り、平川まで往復中に桜島は一度も見えませんでした。

鹿児島市和田の妙行寺 フェンスに藤が花盛り 以下の画像は3月29日撮影


同じく 最近よく見かける芝桜のような花


名前が少しややこしい、シレネ・カロリニアのようです。境内には他にもツツジ、花桃、馬酔木、シャクナゲなどが咲いてきれいでした。

同じく 境内の大きなイチョウ 新芽が伸び出す


お寺近くの桜 旧潮見橋の一部らしい


満開の桜に呼び寄せられて行くと、画面外左手には2006年に撤去された石橋を偲ぶ銘板がありました。

桜が見頃の錦江公園墓地(最福寺)


錦江公園墓地と言うよりは、最福寺の方がわかりやすいことでしょう。

今年は桜の花が多い感じ 十一面観世音菩薩像


昨年4月6日に訪れた時、公園内の他の桜と違ってすぐ後ろの桜はわずかしか咲いていませんでした。

木が弱ってきて枯れるかもと気になっていましたが、今年は素晴らしい咲き具合でうれしく安心しました。

シャクナゲは全体に終わりかけ


最福寺には多くのシャクナゲがありますが、広い駐車場側では花の盛りを過ぎていました。日当たりの良い場所は早くから咲いていたのでしょう。

七ツ島の鹿児島ふるさと物産館 魚々(とと)や 海鮮丼 


新鮮な海の幸が930円です。濃い醤油と沢山のワサビ、ショウガなど。後では喉が渇きましたが、今年も美味しく味わうことができ、お店にも健康にも感謝です。

帰りに立ち寄った梅ケ渕不動堂


商売繁盛、入学祈願で一般に知られる梅ケ渕観音の500mほど南東側にあります。鹿児島北ICの北西側、直線で270mほどの位置です。

普段は無人で訪れる人もわずかですが、私には心落ち着く場所です。参道の桜が美しく、モミジの新緑が広がり始めていました。
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大陸雄飛 陸軍歩兵大佐小浜氏善 2021/03/28(鹿児島)

2021-03-28 22:08:33 | 史跡巡り
3月24日(水)加治木町木田にある岩屋寺跡を再訪しました。
昨年5月8日訪問時に気になった、陸軍歩兵大佐小濵氏善(おばまうじよし)の追悼碑について詳しく調べることにしました。

田圃に咲くレンゲソウ 以下の画像は3月24日に撮影


人名と関連する用語などを順次ネット検索して情報を探しました。
姓は旧字体で「小濵」ですが、環境依存文字のため「小浜」と表記します。

岩屋寺跡入口 石塔文字は氏善書


今回は歴史記述で文字数が多く退屈かも知れませんが、宜しかったら最後までご一読くださると幸いです。

追悼碑に刻まれた文字を拡大して自分でも書き写しましたが、旧字体、漢語、現在使われていない用語、地名、人名などがあり、かなりの時間を要しました。

手前左手が追悼碑 右奥が墓


追悼碑文は入部亀治撰となっています。入部氏は旧制加治木中学校の教師であったと思われます。平成7年の東京竜門会会報で判りました。

昭和7年卒業生の思い出話として、謹厳な先生が卒業して行く生徒の望みに応え、顔に一寸笑みを浮かべ七言絶句の漢詩を朗々と吟じられ、とても感動したと記されています。

追悼碑裏側 ぎっしりと文字が刻まれている


大佐の5周忌を機として昭和15年に建てられた追悼碑は、下部を中心に苔むし解読不能箇所もありましたが大意は判明しました。

一部を紹介します。
陸軍歩兵少尉ニ任ゼラル後累進シテ昭和十一年三月陸軍歩兵大佐ニ任ゼラル大佐風貌端厳眼〇

其ノ事ヲ謀ルヤ明敏周密機熟スレバ果断人ノ意表ニ出ツ性ニ慈ニシテ部下ヲ愛スルコト子ノ〇

職ニ在ル前後三十年到ル処令名アリ而シテ其ノ最モ尭名ヲ馳セシハ實ニ満州事変ナリトス〇

墓の裏側に刻まれた漢詩


丈夫報國一身軽 大義如山君恩
造次不忘乃父志 勇躍上途満蒙
天下後世倣之          小濵氏善

ネット情報で大佐の墓は東京にあることを知りました。「歴史が眠る多磨霊園」小浜氏善の記述を参考にさせて頂きました。昨年来の胸のつかえが下り、感謝申し上げます。

高岡公園の桜


小浜大佐は明治21年5月27日(1908・05・27)、加治木町に生まれ、14歳で陸軍幼年学校に入り、鹿児島県姶良市加治木町出身。東京陸軍中央幼年学校を経て、陸軍士官学校卒業(20期)。

昭和7年(1922)北満の戦いで武勲を立てています。星河付近で戦闘中に腹部貫通銃創を受けるも戦闘の陣頭指揮に立ち、遂に戦敵をせん滅。

野の花 ジゴクノカマフタ


昭和11年(1936).3月 陸軍歩兵大佐に昇進。同.8月 予備役に入る。同.10月 関東軍嘱託となり軍事最高顧問の職に就く。純蒙古人部隊四千人を編制し大漢義軍と称し日系指導官となった。綏遠(すいえん)事件の戦いに敗走する中、自軍内の氾濫により12月9日に斃れています。

モミジの新緑


綏遠事件は、1936年末、徳王麾下の内蒙軍、李守信や王英などの部隊が関東軍の後援をたのんで綏遠省に進出し、同省主席の傅作義軍に撃退された事件。中国側では綏東事件とも言われる。

岩屋寺跡に根を伸ばす木々


ネット情報のありがたさで、調べるにつれて様々な周辺情報が判明しました。意外なことに唯一、中国のネットページには小浜大佐と思われる顔写真も掲載されていました。

高岡公園から望む 加治木の町と桜島


昭和初期の満州を舞台に勇躍した鹿児島の軍人の生涯は、一冊の本になるほどの様々な出来事があったと思われます。ちなみに、小浜大佐のことが記述されていると思われる書籍として 蒙塵 : 小浜大佐伝(船木繁著)が発刊されています。

昨年5月の岩屋寺跡ブログは、こちらからご覧ください。

散る桜 残る桜も 散る桜


久しぶりにあれこれ調べて様々な発見もあり、学生時代の漢文など思い出して興味深いことでした。拙文を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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夕暮れの桜 伊集院城山公園 2021/03/26(鹿児島)

2021-03-27 18:21:39 | 
3月26日(金)日置からの帰り道、伊集院の城山公園に立ち寄りました。

伊集院の城山(じょうやま)公園 以下の画像は3月26日に撮影


すでに17時を回っていましたが、日を変えて出直すうちには桜が散りそうで立ち寄りました。城山公園は鹿児島市側からJR踏切を渡り、商店街を進むとすぐ西側に見える小高い山の上です。近道もありますが狭くて走りにくいです。

少し遠回りですが、市街地から南西側にあるナフコの信号を美山方向へ右折。100mほど先を右側山手に上がると公園駐車場に出ます。

ザビエル像と桜並木 桜はすでに満開 一部では3割ほど散っていた


数か所で花見の家族連れを見かけました。元気に遊び回る子供の声を聞いて、コロナ禍のもやもや気分が吹き飛びました。

まだ岩ツツジも残っていた


城跡で坂道が多いですが、平坦な公園と比べると変化に富んでいて、桜の時期はお勧めです。

かなり古い木もある


平坦地に造られた公園と違って自然の地形を利用しており、撮影ポイントを探して歩き回るのも楽しいものです。

展望台は工事中で利用できず残念


開花が例年より早かったので工事完了が間に合わなかったのでしょうか。東に桜島を望み、伊集院駅と市街地が一望できます。

久留米ツツジも満開


東の空には月が出ていた


18時を回り次第に薄暗くなり始めました。1時間程度でしたが、今年も城山公園のきれいな桜を楽しむことができて幸いでした。

昨年4月4日に城山公園を訪れた時のブログは、こちらからご覧ください。桜島や伊集院駅などが写っています。
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藤が開花 ジャガイモの芽欠き 2021/03/26(鹿児島)

2021-03-27 16:54:38 | 野菜作り
3月26日(金)野菜園管理のため日置へ出かけました。

穏やかな春の海 吹上浜日置海岸 以下の画像は3月26日に撮影


弱い南風で穏やかな海にはチリメン漁の船団が6組ほど操業していました。釣人に話し掛けると、キス釣りにはまだ早く、釣れたのは小さなフグ1匹だけ。

庭先では藤が開花


父が鉢植えで育てていました。父の死後数年で枯れたようになり庭の隅に移植。存在を忘れて25年ほど、数年前から開花し始めました。

若葉が美しいモミジ 出猩々(でしょうじょう)と思われる


こちらは母が好きだった鉢植えを庭先に移植、高さ1m程度に成長しました。若葉は充実すると緑色に変わり、秋にはわずかながら赤く色づきます。

花桃 果実は食用にはならず花の鑑賞用


今年は花が少なめですが、藤の隣で元気に咲いています。畑の花桃の種から発芽成長したものです。

畑では白バラが開花 ナニワノイバラ 地植えは管理が大変


名前の通り野生の茨を改良した鑑賞用の白バラです。生命力が強く地植えすると数年後には生い茂ります。次々に新しい枝が伸び出し茎にはトゲが沢山あり、花が散った後の果実のようなものには小さな鋭いトゲが一杯で手に負えません。

ジャガイモの芽欠き


48か所のうち40か所で芽欠きをしました。発芽間もない個所が4か所ほどで、残る4か所は切り分けた種芋に芽が付いていなかったのかも知れません。

昨年は一株に2本の茎を残しましたが、強風で4割程度が折れました。収量への影響はなかった感じですが、今年は強風対策として茎を3本ずつ残し、追肥して根元に土を寄せました。

おたふく豆(ソラマメ)に小さなサヤができた まだ長さ3センチ程度


茎の先端部にアブラムシが付いていた 


手で取り除いてもすぐに戻って新芽の先にまとわりつき厄介。減収につながるため防除薬剤を散布しました。詰替え用の薬剤を買うと、ボトルごと新品を買い替えるよりもずっとお得です。

唐芋(サツマイモ)の苗床 新芽が伸びてきた


白系芋から新芽が出てきたので被せていたビニルを少し開け、初めて水を掛けました。紅はるかはまだ発芽していません。

さらに茂ってきたえんどう豆


今年は南北方向の畝にしましたが、東側はおたふく豆で日照が少ないこともあり西側に蔓が茂ってきました。蔓の先端を切った方が良いのですが、高さ2mほどもあるため放置しています。

蔓は茂っていますが開花が少なめになり、今後はサヤが充実することでしょう。竹藪開墾は先送りにして、帰り道に伊集院の城山公園に立ち寄りました。
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加治木を巡る 木田の薬師如来像 2021/03/24(鹿児島)

2021-03-27 15:21:47 | 史跡巡り
3月24日(水)午後、姶良市加治木町の薬師如来を訪ねました。

加治木町木田の用水路沿い 上流側から撮影 以下の画像は3月24日に撮影 


昨年訪ねた加治木の岩屋寺跡を水路沿いに下流側へ500mほど進むと案内板がありました。画面外左手の水田地帯を分断するように高速道路が通っていて、絶え間なく車の走行音が伝わってきます。

シラス崖の下に建つ御堂


想像していたよりも大きな木像でした。腕の部分は失われていますが、全体の高さは2mほどに感じられました。

カップ酒も供えられていた


薬師如来は病気に苦しむ人を助ける仏様で現世に安らぎを与えてくださるとのこと。阿弥陀如来は主に死んだ後のやすらぎを与えてくださる仏様のようです。

450年を経た木像


木像の胎内に納められた文書には弘治3年(1557年)制作と書かれていたとのこと。桶狭間の合戦、川中島の戦いの頃です。

鹿児島では明治初期の廃仏毀釈で多くの寺や仏像、石塔などが徹底的に壊されました。この難を免れたのは個人宅に保管されていたのか、周囲の人々が排斥運動に同調せずに守り抜いたからでしょう。

他にも史跡があったような形跡


鹿児島県特有の火山灰土壌でのシラス崖ですが、ここでは土壌がやや硬めに見えます。他にも何か仏像や石塔などが置かれていたのかも知れません。

個人や周辺の人々に守り継がれてきた木像であり、観光地ではありません。一般的にはお勧めしませんが、上流部の岩屋寺跡とともに辿ると、喧騒を離れて心が落ち着きます。
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早目に春本番 各地で桜が見頃 2021/03/23(鹿児島)

2021-03-25 16:28:18 | 
3月23日(火)例年よりも駆け足で春が進み、庭先の花も増えてきました。

近所では住宅の新築工事中 以下の画像は3月23日に撮影


木造住宅では珍しい陸屋根(屋根が真っ平らな家)造りのようです。大島桜らしき花も春の嵐で殆ど散りました。

自宅鉢植えのフリージア


タツナミソウ(立浪草) いつの間にか庭先で一斉に咲き出した


冬の寒さに耐えて 春本番で花が増えている


ナニワノイバラ 蕾が大きく成長


学校の桜と元気な子供たち


蒲生城跡の桜


同じく 山陰に日は沈みたちまち薄暗くなる


珍しい桜? 八重桜が一部早咲きか


吉田渓谷苑の夜桜 枝の合間に月が見えた


あちこちで桜が見頃になり、今年も楽しんでいます。ソメイヨシノは一斉に開花する傾向があり、見て回れるところは限られます。

その間に雨も降れば風も吹き、散りやすいものです。撮影するうちに花に圧倒され、飽食気味になって集中力を維持することができません。

そんなに難しく考えることもないのですが、自分の思い描く形や色合いなどは少しも進歩していない気がします。
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春彼岸 雑草減らしに汗流す 2021/03/19(鹿児島)

2021-03-20 16:47:19 | 野菜作り
3月19日(金)空模様を気にしながら日置へ出かけました。

天気は下り坂 3月19日 NHK朝の気象情報


来週用事ができたので、今日も草取りに汗を流しました。所により雨予報でしたが、降らずにすみました。

毘沙門自然の森公園の桜 以下の画像は3月19日撮影


伊集院から日吉町へ向かう県道のすぐ左手にあります。平成5年の大規模地すべり災害跡地に造られた公園です。

桜の季節以外にはほとんど人が集まることのない静かな山里です。例年より早めの開花で園内は草刈り作業中でした。

最上部からの風景 向かいの山は城山(じょうやま)


早いものでは8分咲き、入り口付近は3~5分咲き。山手の斜面ではワラビ採りの人がいました。

高温傾向が続きツツジの若葉が広がる


2月下旬から高温傾向が続き春の花が次々と開花しています。まだ雨量は少なめですが、雑草も勢いを増しています。

芙蓉とバラを抜いた後を整地


ブロック塀に沿ってオオイタビの根が入り込み、ハツユキカズラやそのほかの蔓性植物も根を伸ばしていました。

可能な限り根を切り払い雑草を引き抜きました。土が減った分、落葉などを入れ込んで土作りをする予定です。

北側から入り込んでいる茅と竹を除去


一輪車で2回分 ゴミ捨て場に運び出す


落葉はやがて腐って土になりますが、茅、蔓性植物の根など生命力が強すぎて厄介。茅は地中に残った1センチほどの茎から発芽します。

竹藪は山鍬で開墾作業


竹の根は地下1m程度までは塊状態の箇所もあり、山鍬を振り下ろして少しずつ削り取っていくしかありません。

茅、シダなど雑草の根も絡み合い、畑で使う鍬ではまさに歯が立ちません。竹の根に跳ね返され、刃こぼれし、柄が折れることもあります。

わずかしか作業は進まず 一時の気休めに過ぎない


竹藪開墾は1時間程度しかできず、作業範囲はせいぜい3平方メートル程度。隣の竹藪から地下茎が伸びてくるので効果は一時的。ほんの気休め程度ですが、この場所に芙蓉とバラを移植予定です。

曇り空でしたが作業に息が切れ、汗が流れ続けました。4月になると暑くて作業は中断です。ある程度取り除いて妥協するしかありません。

吹上浜日置海岸 雲の隙間から差し込む夕日


明日は春分の日、日没方向は西(270.5°)です。今日も見晴らしが悪く、久多島、野間岳がぼんやりとしか見えませんでした。

花の画像などを、fplkk2020(花浄土鹿児島)でインスタグラムにアップしています。こちらからご覧ください。
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彼岸の入り 雨上がりに草刈 2021/03/17(鹿児島)

2021-03-18 14:30:12 | 日記
雨上りの3月17日(水)、雑草が伸び出す前に今年初めての草刈をしました。

雑草が伸びないよう軽く耕す農家 以下の画像は3月17日撮影


17日明け方までの雨量は10ミリ程度でしたが、高温傾向が続く中では恵みの雨となりました。

雨上りの平戸ツツジ


コバノランタナ 垂れ下がった細い茎に開花


鹿児島は春本番を迎え、左には山ツツジが開花し、周囲の木々は新緑を広げ始めていました。

ジャガイモは8割ほどが発芽 植付から18日目


2月27日に3kgの種芋を一部は切り分け、48個にして植付けました。遅いものでは発芽まで一月掛かることもあります。

一昨年は試験的に一部の畝でマルチシートを被せました。日置は温暖なため保温による発芽促進効果よりも、新芽が高温で焼ける高温障害が出ました。

おまけにアナグマがシートを突き破って、畝を掘り返すなどして逆効果でした。

蔓が伸びたえんどう豆(実えんどう) 手前はおたふく豆(ソラマメ)


えんどう豆は今が花盛りでサヤができ始めています。おたふく豆は丈が伸びてきたので支えのロープを引き上げました。こちらも1センチ程度の小さなサヤが所々見えてきました。

えんどう豆は開花すれば殆どが結実しますが、おたふく豆は目立つ花に比べて結実は半分以下です。いずれも事業農家では秋口から栽培し、商品は春先から市中に出回っています。

昼食のため作業休憩


庭先と道路、畑など燃料を一度補給して2時間程度の作業。草刈後の掃除まで含めると4時間ほどもかかるため、無理せず適度な休憩が必要です。

草刈機のエンジンは順調でしたが、機械先端の回転部からのコード操出が不調でした。何度かコードを巻き替え、取り替えました。

回転部がかなり摩耗しているので、そろそろ新品に交換が必要でしょう。

効果は一時的だが後の管理がしやすい


気温が高めに経過しており、雨のたびに雑草が伸びてきます。早い段階で草刈りしておくと雑草の勢いを押さえやすくなります。

咲き始めたマツバギク


元は数年前、砂浜に漂着した30センチほどの茎でした。空地に植えたところ次第に増殖しました。道路側にも伸び出すので年2回ほど刈り取っています。

ヤツデの実も落ちる頃 紫色になってきた


吹上浜日置海岸 黄砂の影響か普段よりも見晴らしが悪い


北側の風景ですが、串木野方面は霞んでいて先端部の羽島方面は見えません。画像ではわかりにくいですが、いつものPM2.5よりも空が濁っている感じでした。

この先雨量が増えると唐芋(サツマイモ)の発芽が進みそうです。気の早い人はもう夏野菜を植えたと聞きましたが、一般的には来月中旬です。

彼岸の入りでもあり、草刈作業で汚れたままの服装でしたが、帰り道に親戚縁者の墓参り、お寺参りができて幸いでした。
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山桜に誘われ 鹿児島市の花尾山 2021/03/15(鹿児島)

2021-03-16 18:53:26 | 自然観察
3月15日(月)好天の鹿児島市花尾町に出かけました。

まずは花尾神社へ 以下の画像は3月15日に撮影


花尾神社で知られる鹿児島市花尾町は旧郡山町の東部に位置し、東側は旧吉田町に接しています。

境内では岩ツツジがきれいに咲きそろっていました。この後神社南側に向かい、反時計回りに花尾山まで行きました。

9時19分 中ほど右奥が花尾山 左手は花尾神社の森


山桜を探すうちに緩やかな林道に入り込み、数軒の民家が途切れると見渡しのきかない山中に向かっていました。

林道沿いの山桜
 

緩やかな林道沿いは植林された杉林のため、山頂部は見えません。自然林は山頂付近と急傾斜地、岩場だけで、上の方に山桜は殆ど見当たりませんでした。

11時23分 花尾山 540mの山頂着


林道は一部で斜面崩落のため狭いものの、登山道入り口近くまでコンクリート舗装路でした。軽トラならば路面を気にせず走れそうです。

林道終点近くまで歩いてきた感じで、山頂は見えないものの近い気がしました。予備知識もなしに杉の枯枝を杖代わりに右手に持ち、何度も休みながら30分ほどかけて登りました。一般的には南登山口から山頂まで10~15分のようです。

南西方向の展望 意外にも展望範囲は狭い


ネット情報でたまに見た程度ですが、山頂から展望が開けていたのは西から南側、角度にして120度程度で少しガッカリ。

花尾神社近くの田圃が見えた


2枚目の画像撮影地点の工事現場が右隅に写っています。遠くに日置市の妙円寺団地らしき風景も見えましたが、見通しが今ひとつで残念。

帰りは北側へ下山 およそ25分で林道に出た


カブト虫岩の案内板もありましたが、遠そうだったのですぐ引き返し北側へ下山開始。予想通り少し急でしたが、ずっとロープが張り巡らしてあり安心でした。頼りがいのある太いロープは蛇ロープと呼ぶようで、感触が蛇に似ているのでしょうか。

食料も水もスマホも持たず、リュックもなしにカメラ2台を首と肩にかけ、内一台は望遠レンズ付き。額の汗が気になり右手を動かした途端、右目に杖代わりの杉の枝先が当りヒヤッとしました。無謀な単独行だったと反省。

13時13分 花尾神社の東側山間部の棚田


耕作中の田圃にシカの足跡があり、山桜、アオモジが咲いていました。さらに神社側に下りると広場横のソメイヨシノが一部開花していました。

椿もそろそろ終わり 花尾神社境内


花尾かくれ念仏洞

山歩きの帰りらしき若者から、かくれ念仏洞入口の桜開花情報を得ました。4時間以上も歩き回り疲れていましたが、桜はすぐ散ってしまいます。行くしかない。

かくれ念仏洞の広い駐車場


道路から少し山手に入ると広い駐車場が整備され、休憩所、トイレもあります。色濃い桜の品種名は判りませんが青空に映えていました。右側はソメイヨシノのようでした。

竹の杖が多数準備してありますので、利用した方が楽です。杖なしで坂道を上がるとすぐに息切れして後悔しました。

14時5分 山道をゆっくり上がると見えてくる念仏洞


薄暗い念仏洞の中


説明板 鹿児島市教育委員会


花尾かくれ念仏洞について、鹿児島市のかごしま国体ページから引用して紹介します。

花尾山の裾伝いの道路から、山路を約200メートルはいった杉木立の中の岩崖の天然の洞窟が「花尾隠れ念仏洞」です。
その洞窟の入口は高さ約1.4メートルあり、中は奥行き約4メートル、横幅8メートル、畳8畳敷程度の広さで、腰をかがめて歩けるほどです。

島津藩は浄土宗の信仰を厳しく禁じており、明治9(1876)年の禁制を解かれるまでの約300年もの長い間、隠れて念仏の行に利用していました。(引用終わり)

サツマイナモリ 花尾神社の森


やはり予備知識と装備が大事です。改めて、自身は高齢者であり、山の単独行は危険だと反省。花尾山と周辺の山歩きについては、YAMAPの花尾山ページに詳しい情報がありました。
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春本番 畑の草藪化を防ぎたい 2021/03/13(鹿児島)

2021-03-14 14:14:40 | 野菜作り
3月13日(土)天候回復、畑仕事を進めるため日置へ向かいました。

毘沙門天参道の山桜 全て葉桜に 以下の画像は3月13日に撮影


日置市日吉町の上日置地区、鹿児島交通の線路跡横に毘沙門天が祭られています。3月9日の帰り道に桜の花が見えたので立ち寄ってみました。

全てが葉桜になっていて残念。参道沿いに植樹されており、ソメイヨシノかと思っていましたが山桜でした。

実家の山桜(左側)も殆ど散っていた 右は若葉の白木蓮


少し風が強め 吹上浜日置海岸


さすがに釣り人の姿はありません。前日(3月12日)は雨予報でしたが、雨量は東市来で1ミリ、鹿児島は0ミリでした。

今年は少雨傾向が続き、排水路からの雨水はまだ海まで届いていません。

ジャガイモが発芽 2月27日に植付け 48個のうち10か所ほどで発芽


例年並みの発芽です。遅いものでは一月ほどかかるものもあります。

さらに茂ってきたえんどう豆(実えんどう) 右奥は大根の花


午後の日照が強いためか、西側の方が蔓の勢いがあります。ネットにも絡みつき次々に花を咲かせています。

おたふく豆(ソラマメ)も順調に伸びて花が増えています。

竹藪開墾 作業を再開


山鍬で深さ20センチ程度まで開墾、乾燥させていました。竹の根、シダなどは落葉のように腐食しないため、ゴミ捨て場に搬出しました。

レーキでかき集めるので楽ですが、この先はスコップで深く掘り、竹の地下茎を取り除くため作業は大変です。

予定を変更して花木周辺も耕す


芙蓉とバラを引き抜いた跡地の整理ついでに着手。竹の根は少ないのですが、シダが地表を覆い尽くし茅が地下茎を張り巡らしていました。

平戸ツツジが開花


マルベリー(桑)の新芽が伸びる


昨年畑の隅に植えたものです。暖かさが続いて一気に新芽が伸び始め、花も付いています。

日は西に傾く 影が長く伸びる


落葉が多い日には掃除する昔ながらの田舎道です。今年は例年になく椿が沢山咲きましたが、次第に花数が減ってきました。

連日4月並みの気温で、時折タオルで汗を拭きながらの作業でした。道の雑草も伸び始めました。早いうちに草刈をしたいものです。
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花浄土/鹿児島

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