ば○こう○ちの納得いかないコーナー

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2531年には、全員が「〇〇さん」に!?

2024年04月03日 | 其の他

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夫婦同姓が続くと・・・2531年には『全員が佐藤さん』 東北大試算」(4月1日、毎日新聞

2531年、日本人は全員「佐藤さん」になります。  

東北大学高齢経済社会研究センター吉田浩教授が、内で最も多い「佐藤」の増加率と人口動態分析し、そんなシミュレーション結果を公表した。但し選択的夫婦別姓が認められず、夫婦同姓制度が続いた場合の結論だ。

吉田教授によると、佐藤姓は2023年時点で日本人の人口の1.529%を占め、全国で第1位。吉田教授は「①夫婦同姓制度を維持、②選択的夫婦別姓を導入」の2パターンを試算した。  

試算は、政府発表の統計や電話帳をに、人口の多い名字ランキング等を紹介する情報サイト名字由来net」が提供するデータ用いた。佐藤姓の人数の推移を使って、日本人の人口に占める比率を求め、伸び率を推計した。  

吉田教授によると、結婚したら夫か妻の何方かの姓に統一する現行制度で、佐藤姓が人口に占める割合は2022年~2023年の1年間で、1.0083倍の伸び率だった。  

此の伸び率の、年々「佐藤さん」が増加して行くと仮定すると、2446年に人口の半分以上が佐藤姓になり、2531年に全員が佐藤姓になった。

一方、日本労働組合総連合会(連合)が2022年に20~59歳の働く男女1,000人に調査した所、「選択的夫婦別姓が導入された場合、夫婦で同じ姓が良い。」と回答した独身者は39.3%だった。  

其処で今回、此の数字を選択的夫婦別姓が導入された場合に、結婚したら夫婦同姓を選ぶ割合として計算した。すると、現制度では全員が「佐藤さん」になる2531年の時点で、佐藤姓は人口の7.96%に留まった。全員が「佐藤さん」になるのは、3310年だった。  

少子化が進む日本で、現在のペースで人口が減り続けると仮定すると、3310年の日本人の人口は、たった22人。吉田教授は「選択制が導入された場合、少子化による日本人滅亡、名字の多様性保たれる。」と結論付けた。

今回のシミュレーションは、選択的夫婦別姓の法制化等に向けて活動する一般社団法人あすには」や賛同する企業等で作る「Think Name Project」が企画し、吉田教授に協力を求めた。  

協力した吉田教授は、「選択的夫婦別姓の問題を、数字で見せ様とした所に共感しました。」と説明。推計は「仮定のシナリオで機械的に計算した物。」とした上で、「全員が佐藤さんになると、識別に下の名前や、番号で呼ぶ事になってしまい兼ねない其れは、余り素晴らしい世界では在りませんね。」と指摘した。
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実際問題、「2531年に、日本人全員の姓が『佐藤』になる。」という可能性は皆無に等しいと思っているが、非常に面白いシミュレーションだと思う。

で、元記事で最も衝撃的だったのは、「少子化が進む日本で、現在のペースで人口が減り続けると仮定すると、3310年の日本人の人口は、たった22人になる。」という点。此れ又、現実的では無いシミュレーションだけれど・・・。


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