今、外で雷鳴ってて、雨がざぁーっときてるんですが、今日の昼日本の市場では大嵐でした。笑
西日本 25日にかけ非常に激しい雨のおそれ
季節外れの二つ玉低気圧が日本海にできます。世界の市場は週末で閉じていますが、実際の暴風にも気をつけましょうね。
どうせ僕は仕事で遊べませんし・・・。
今日の大ニュースはBrexitですね。飯食ってたら、ツイッターのタイムラインにBBCが当確・・・じゃなくて、離脱派勝利確実と報道したと流れてきました。最後は残留が勝つと思ってたんで、びっくりでした。その時点で日経平均が1000円以上下がってたし、円は対ドルで100円切ったし・・・リーマンショック級を越えたじゃねーか! 安倍さんやったな♪ なんせ日本円が本格的に変動為替制になってから1日あたりの最大の変動率で、日経平均株価の下げは歴代8位の下落だったそうです。消費増税延期しておいてよかったかもしれません。安倍さんは意外とついてる首相なのかも。そもそも長い円高から円安に転換したのは、野田民主党政権末期からであって、安倍さんが何かしたからそうなったわけではなかったんだもん。
株価の下落は選挙で自民党に不利なんだけど・・・。
離脱が決まったのは夜中だったから、寝ちゃってた英国人はけっこういたでしょうね。寝る前は自分の国が欧州の大国だったのに、朝起きると大西洋の島国になってしまってたんだからびっくりどころじゃなかったでしょう。笑
英国首相が辞めるってことですが、それで済んだら世界は平和ですわな。
36兆円用意ある…英中銀総裁、市場安定へ決意
欧州為替:ドルもみあい、各国政府・中銀の対応で落ち着いた値動き(財経新聞)
麻生財務相「必要な時は対応」、ドル一時99円に
英国イングランド銀行のカーニー総裁は、即座に「新たに2500億ポンド(約36兆円)を市場に供給する用意がある」と表明し、「金融市場を安定させるため、新たな措置を講じることをためらわない」などと大見得を切った。かっこいい♪ 東日本大震災の時、当時の日銀白川総裁も即座に「金はあるっ!」と声明を出しました。見せ金だと分かってたんですが、これから週末に入ってしまうので、その間に事態を沈静化させるには必要な行動でした。有事に際しての中央銀行の役割って大事ですよね。
ちなみに、日経先物は1万5千円切ったのでサーキットブレーカーが先物取り引きに発動されました。先行き不安だぁ。
しかーし、厳しい評価も。
英国のトリプルA格付けは維持できず─S&P=FT
フィッチとムーディーズは既に、国民投票キャンペーンが始まるはるか以前に英国のトリプルA格付けを引き下げていまして、S&Pだけが英国国債にトリプルAつけてたのが、さすがに気まずくなってきたそうです。
英EU離脱決定、次期首相にジョンソン氏の声も (THE WALL STREET JOURNAL)
んで、キャメロン氏の後がまは前ロンドン市長らしいっすよ。与党の人なのに2月に離脱派に転向して注目を浴びました。キャメロン氏が3期目はやらないだろうと言われていましたから、次はジョンソン氏の噂はあったのです。ロンドン市長を2期務め、集票力がある政治家としての地位を確立。市長時代に経済使節団を率いて何度も海外を訪問したことで国際的信認を高め、2012年のロンドン五輪を率いたことで、最も知られる英国の政治家の一人となったとのこと。東京五輪を率いるはずだった人とは、ずいぶん違いますな。ま、今さらですが・・・
ほんでスコットランドは独立かもです。
スコットランド、EU残留のため英から独立へ=首相示唆 (NEWSWEEK)
残留派が多かったのは、スコットランドを中心とした北部でした。スコットランドの投票結果は残留が62%、離脱が38%だったんですよ。すばらすい。
そもそも英国がEUから離脱できるならスコットランドがUK(連合王国)から離脱できそうなもんです。今度はスコットランド独立に票が集まるかもしれません。
ぐらつくのは連合王国だけじゃなくて欧州も。
英国EU離脱は、英国の終わり、欧州の衰退、世界の停滞をもたらす (NEWSWEEK)
さすがに独仏が離脱することはないですが、それぞれの右派政党を押さえ込むためのコストが跳ね上がってしまいます。緊縮財政を強いられてる南欧の国々が離脱をちらつかせてゆうことをきかなくなるかもです。EUの不安定化弱体化は避けられない。ずいぶん前の論説にあったんですが、NATOも結束が揺らぎかねないリスクがあります。ロシアの台頭を許す可能性さえあるかも。
ほんで、フランス経済大臣さん怒ってます。
英国がEU離脱なら、仏から移民流入させる─仏経済相=FT (REUTERS)
EU離脱が難民流入を避けるためってんだったら、フランスは英国側の扉を開けっ放しにするぞと。フランスから英国への移民流入を食い止めていた国境管理をやめると。www
分っかりやす〜い♪
これだから民主主義はきらいだと中国さんは思ってるんだろうなぁ。
The Brexit Result Will Have China Worried (TIME)
国民投票で国のありようが変えられてしまうなんて、共産党のエライ人たちにはあってはならない事件でしょう。昔なら、このニュースは国内に絶対流さないんでしょう・・・今は無理だよね。
先日、エリザベス女王に失礼な人たちだったといわれてしまった習さん達は、キャメロン政権とピッタリ癒着して欧州への足がかりとして英国を利用しようとしていたのに・・・これはちょっと困ったことになってるとTIME誌がゆうとります。
Brexit undermines China’s economic relationship with the E.U. at the precise moment that the Chinese economy is slowing and in search of global partners. Over the past few years, Chinese companies have invested heavily in Britain. Everything from London cabs to Weetabix now survive with help from Chinese investors. These totems of Britannia, though, may lose some of their power when Britain no longer serves as a launching pad for Chinese investment into Europe.
さて、昨日お勧めしたスイスフランですが・・・
スイス・フラン上昇、英離脱で上限廃止以来の大幅高-チャート (BLOOMBERG)
大きくあげてるみたいですが、僕はもっとあげてくると思ってたです。中央銀行が頑張ったんでしょう。世界でいちばんてんてこ舞いを踊らされたのは日本の金融関係者達だったみたいですね。前に書きましたが、この騒ぎは短期的だと思います。英国が離脱交渉に入るのはこれからだし、これでFRBは来月も利上げ見送りになりました。先が読めちゃうと市場はバカじゃないですから織り込んでしまいます。
本日のお酒:ASAHI THE CRAFTMANSHIP CHRISTMAS BEER イヴ・アンバー + SUPPORO WHITE BELG