しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

くちこ逞しくなる!の巻き

2012年09月28日 20時30分08秒 | 日記・エッセイ・コラム

とても依存的に生きてきたくちこでした。

離婚するまでは、ね。

 

 

離婚当初、蛍光灯の交換すら出来ず、

次々に暗くなる家で過ごしていました。

 

 

握力8キロで、

跳び箱も跳ばず、

いろんなことをしないまま、知らないままだったくちこ。

 

 

ですが、

人生は無常とは良く言ったもので、

いろんなことをするようになり、

いろんなことを知るに至りました。

 

 

今では、サルと見まがうレベルで、

するすると木に登り、

あろうことか、そのまま仁王立ちしてイチジクを両手で収穫します(^_^)v

 

 

金槌は持つわ、

ノコギリは引くわ、

工具を駆使して家具まで分解。

 

 

ついには、自力で洗面台をリフォームしました(^_^)v

 

 

自分が出来ないことを自分で決め、

自分に出来ないことは人様にお願いする。

それは、とても、くちこ的生き方だったのですが・・・・・

 

 

如何せん、新夫が超不器用!!!

グーとパーが出来る程度の手・・・・

呆れるやら、

腹が立つやら

 

 

されど、お金は有限。

リフォームの見積もり50万

※全てオーダーサイズらしくて・・・

 

 

明るい老後を死守すべく、

くちこくのいち

 

 

くちこらしく、

くちこのように、

仕上がりましたので、

ここに披露いたします。

 

 

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↑のようにまず強力ボンドで補修。

それから・・・

 

 

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それをくちこ的、完了形に(^_^)v

 

 

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最後は、お馴染みのコスモス。

くちこが作った、押し花の額。

 

 

知る人知る・・・

くちこは、お見合いで断ったんです。

今の夫。

でも、しばらくして、コスモス狩りに誘われて、

コスモスが欲しかった(押し花を作るために)くちこは、

まんまと・・・・

夫が採取、

くちこが現場で挟む、

この共同作業をしたがばかりに、

あろうことか・・・

今日に至りました。

 

 

その時のコスモスです。

毎年、この時期にリビングに登場します(*^_^*)

 

 

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空へ・・・


エリーゼのためにを母の為に

2012年09月21日 22時06分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

テレビをつけたら、

辻井伸行くんが、

トルコ行進曲を弾いていました。

 

 

彼のピアノは独特で、

とてもピュアな音のシャワーを浴びるようなイメージ。

の彼が、

妙に手垢のついた曲を弾くな。

らしくない・・・

 

 

「子供の頃、大好きだった曲」だと。

ふーむ。

そう言えば、くちこもだ。

クシコスポスト、トルコ行進曲、乙女の祈り・・・

よく弾いたな。

懐かしい。

 

 

ほう・・・

彼とくちこは同じなのか。

 

 

お彼岸なので、おはぎ作りの下準備を。

それは母を思い出す作業。

で、今日のくちこの頭の中は母が滞在中。

 

 

だからかな?

「エリーゼのために」を思い出しました。

未だに、この曲の良さを理解できないくちこですが、

多分今でも暗譜していると思います。

子供の頃、母から

「弾いて」とよく言われていた曲だから。

母のリクエストは、生涯この一曲。

母を喜ばすための曲。

 

 

母は義母に虐められて育ち、

中学校卒業後はすぐに紡績工場へ女工として集団就職。

十分な食事も愛情も貰えなかった生い立ちを背負って、

くちこの母になった人です。

 

 

ピアノの形をしたオルゴールを一つ持っていて、

その曲が「エリーゼのために」

母にとって唯一のクラシックだったのかも。

 

 

そんなことを思い出しながら、

彼のピアノを聞いていました。

彼と彼の母。

くちことくちこの母。

才能と偉大さは大きく違っても、

意外と共通点が多いな。

くちこも、おもちゃのグランドピアノがスタートだったし。

はい、1歳でした(^_^)v

 

 

未熟児で病弱。

内気で、発達の遅い子でした。

外に出してもすぐに帰ってきてしまう・・・

何も欲しがらない、ぼんやりした子供でした。

 

 

いつの間にか、

居間には、父手製のブランコが、

くちこの部屋には、ピアノとすべり台が並んでいました。

 

 

ブランコ中のくちこ。

すべり台中のくちこ。

ピアノを弾くくちこ。

写真はみんな家の中。

なんと、ピンクのビニールプールに入ってにっこり笑うくちこも家の中!

 

 

一人が好きな、一人っ子のくちこ。

両親はどんな気持ちだったのか・・・・

 

 

もしも、

かよわいくちこを危惧していたとしたら、

余計な心配だった、な。

 

 

50年後、

こんなに無敵なオバサンに成長?すると知っていたら、な。

 

 

辻井伸行くんのピアノから、

両親を想うに至ったくちこでした。

 

 

PS.

ブロ友のために自分のバックナンバーを見ていたら、

2010.7.4に、「くちことピアノ」って日記がありました。

そうだった、くちこって、そうだったんだった・・・

ま、そういうことです。

 

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↑50歳でちゃっかり再婚した写真です(*^_^*)


痛恨

2012年09月15日 16時46分24秒 | 日記・エッセイ・コラム

人は若いほど、目的のために手段を選ばない傾向があるのか・・・?

くちこも、そうだったような気がします。

 

人は思い込みが強くなるほど真実から遠ざかるのは事実。

 

 

善悪の判断は最終的に個人の物差しで計られる。

よって、自分の判断については自己責任となる。

 

 

 

ここで如何ともし難いのが、

他者の判断に強引に巻き込まれること。

 

 

くちこは、基本、群れないタイプ。

小細工を弄せず正面突破を良しとする愚直な人間。

その為に受けた傷も数知れず、

その為に威圧感が増したのかもしれない

 

 

今更、さして得たいものもなく、

失うものも少ないくちこにとって、

自分が良しとしない手段に巻き込まれたことは痛恨に極み!

 

 

詳細は抜きますが、

止める暇のないスピードで、

くちこは巻き込まれました。

ルール違反だと指摘した時は既に遅し・・・

 

 

人を攻撃するにしても、

攻撃に値する事実があったとしても、

その方法によって、

攻撃した人間は、その器を計られる。

攻撃された人間よりも、ね。

極めて不本意ながら、くちこも攻撃した一員に

 

 

こんな方法がまかり通るのであれば、

それも時代なのかもしれない。

 

 

結果オーライとして、

これを勝利とするなら・・・・

 

 

くちこは、いっそ、

裏庭に楚々・・・・・

しろつめ草となって余生を過ごしたい。

 

 

そう思う昨今です。

 

 

今日は、普通の子の新居に宅急便を送ります。

先日、彼がくちこんちで選んだ、

くちこの母の形見のお皿も入れて。

くちこの父の形見の指輪はもう数年前に渡し済み。

くちこの両親が、普通の子を守ってくれますように・・・

 

 

このお皿です。

母は、グラスや食器の収集が趣味でした

 

 

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普通の子の結婚

2012年09月09日 18時59分25秒 | 子供達のこと




普通の子26歳の結婚はお相手も含めて、とても想定内。

中学時代からだから。

 

 

昨日、正式にご挨拶の来宅。

「もう、くんは、貴女にあげるよ。」

「姑(くちこ)から虐められないように100%貴女の側に立って守る宣言をしているから大丈夫よ。」

そう伝えました。

 

 

くちこには娘が一人(良い子)、息子が二人(悪い子、普通の子)。

5年前に良い子を嫁がせるにあたり、他家の人となったことは実感しましたが、娘が減ったとは思いませんでした。

 

 

今日、くちこは息子が一人減りました。

ちゃんにあげたから。

 

 

生真面目で、几帳面で、口数、自己主張少なく、優等生タイプです。

大人しく、傷つきやすく、普通の子に守られて良妻賢母を目指す感じです。

 

 

ま、一言でまとめれば、くちこと逆。

で、良い子とも逆。

 

 

シャープなくちこが不用意に傷つけることが無いように、

普通の子を所有する権利?は、

割譲ではなく、まるごと渡そうと思います。

 

 

くちこは一線を引くつもりです。

お幸せに、ね。

ちゃんのご両親への挨拶も無事終了したと。

来春あたり、くちこ夫婦もご挨拶旅行かな?

 

 

くちこ家の女性陣と全く違うタイプを選んだのは・・・・

よほど、頭を押さえられた実感があるのか?

 

 

くちこは息子が一人に減りました。

悪い子29歳。

やれやれ、もう一人いて良かった。

結婚相手?

もちろんいません!

恋人はいますよ。

くちこです!

 

 

ご挨拶来宅時にくちこがリビングに飾った花です。

 

 

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いちじくのこと

2012年09月02日 15時13分41秒 | 日記・エッセイ・コラム




くちこ幼少時、

実家の井戸の側にいちじくの大木がありました。

季節になると大きなアルミ鍋に山盛り毎日収獲していました。

くちこが結婚して数年後に枯れてしまいましたが。。。

 

 

くちこの母は64歳で亡くなる前8年間半病人でした。

脳梗塞、狭心症、胃癌、肝硬変、認知症・・・

体調が悪くなると、

「いちじくしか要らない」と。

季節のはしりから最後まで、

「いちじくしか食べない」と。

しかも、スーパーで売っているのはダメ。

木で確かに熟した昔ながらのいちじくだけ食べる。

たくさんの友の心遣いでなんとか、

母は最後までいちじくを食べ続け旅立ちました。

 

 

その間、何度もいちじくの苗木を植えても育たなくて、

再三がっかりしたくちこです(T_T)

 

 

母亡き後、もう遅いけれどと思いながらまた植えました。

何人もから、「この品種は不味いから早く抜きなさい」と言われました。

二度チャレンジしましたが力及ばず?抜けなかった木です。

諦めて放っていました。

 

 

さて、くちこの今の夫がヤドカリの如くくちこんちにやってきました。

するといちじくは実を付け始めました。

どうせ不味いだろうと思っていたら、

これが、甘い!

びっくりするくらい濃厚で甘くて昔の味(*^_^*)

仏壇へ。

 

 

浄化槽、カーポート、ブロック塀に囲まれた畳1畳分のスペースに、

フェイジョア、金柑、バラ、菊、ニラ、紫蘇、いちじく!

が、すくすく元気に育ちました。

(褒めて育てました(^_^)v)

 

 

くちこんちの庭では、かれこれ8年くらい、毎朝ご近所さん達がラジオ体操をしに来ます。

(くちこ夫婦を入れて10人位)

いちじくは「みんなの木」になりました。

生まれた順に持ち帰るルールです。

若輩者のくちこは・・・最後です・・・

誰もがびっくりする位甘くて美味しいいちじくです。

今年は大豊作で既に百個以上収穫しましたが、

もう二百個はあるかな?

 

 

友人、来客者にもお裾分け。

みんなが目を輝かせてくれます!

お世話になった人にはいちじくを。

お礼にはいちじくを。

とても便利ないちじくです(^_^)v

今日は、義母にも。

 

 

自己中で、徳の少ないくちこの代わりに、

いちじくがくちこの不足を補ってくれているんだなあ・・・

 

 

なんとなく、

天国の母の采配のように思えるくちこです。

 

 

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これ、くちこお薦めのスイーツです(^_^)v