群馬県安中市の雲門寺・・・このお寺は綺麗な庭園と山野草がたくさん植えられているお寺で、厳冬期を除けば何時も花があると言っても過言ではない花のお寺なのです。
先日ローカル新聞の「上毛新聞」にセツブンソウの花が咲いたと載っていたので「混むだろうな!」と思いながらも妻と義姉、孫たちと花見に行ってきました。
案の定、狭い駐車場は車で一杯、カメラを提げた人たちがセツブンソウの周りを取り囲んでいました。
記事の大きな写真を見てきた方たちが多かったようで「思ったより小さな花ね」とか「目立たない花だね」とか口々に・・・
まあ、白い花(これは花弁でなくて萼片なのです。おしべの周りの先端が黄色いのが花弁で、退化して蜜腺になったものです)で直径が2cm程度と小さいのですから仕方ないのですが、早春に咲くスプリングエフェメラル(春の妖精)の代表選手なのです。そして、カタクリなどと同じくセツブンソウはアリがいないと発芽しないアリ散布型種子をもつ植物でもあるのです。
スプリングエフェメラルには同じキンポウゲ科のフクジュソウやイチリンソウ、アズマイチゲ、ユリ科のカタクリなどがあります。その中でもセツブンソウの開花時期は早い方なのです。
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