ヤナギの仲間は種類数が多く、分類も難しいのであまり手を出したくないのですが・・・この花穂を見るとついつい写真を撮ってしまいます。
ヤナギ科ヤナギ属のバッコヤナギですが、別名のヤマネコヤナギのほうが覚えやすいですね。銀白色の花穂を猫の尾に見立ててネコヤナギ、それが山に生える落葉高木だからヤマネコヤナギと命名されています。(ネコヤナギは渓流沿いで落葉低木です。)
何といっても特徴は早春に芽鱗を落として銀白色の花序が現れること。芽鱗は一枚で無毛、光沢のある赤褐色で花芽は卵形をしています(ネコヤナギは有毛で長卵形)。
葉芽は花芽よりも明らかに小さく長卵形、側芽は上の芽は頂芽と同大ですが、下部の芽は小さくなります。
葉痕はV字型~三日月型で維管束痕が3個あります。
バッコヤナギの材でつくったまな板は最高級品なのだそうですが、私が見たまな板が作れるような太い木はそれほどないなぁ・・・
(冬芽と葉痕:151種類目)
1697話目です。何時もご支援ありがとうございます。の文字またはバナーをポチッと一押しお願います。
冬芽でわかる落葉樹 | |
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