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【映画案内】『首相官邸の前で』(企画・製作・監督 小熊英二)~私は、この出来事を記録したいと思った。

2015-10-25 22:57:15 | ご案内

映画『首相官邸の前で』

  http://www.uplink.co.jp/kanteimae/

 

企画・製作・監督 小熊英二

私は、この出来事を記録したいと思った。

この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地も志向もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有のことであると同時に、力強く、美しいと思った。歴史家である私がいまやるべきことは、これを記録し、後世に残すことだと思った。...

── 小熊英二

2015年9月19日(土)より、渋谷アップリンクほか全国順次公開

企画・製作・監督・英語字幕:小熊英二 撮影・編集:石崎俊一 音楽:ジンタらムータ 英語字幕校正:デーモン・ファリー
出演:菅直人、亀屋幸子、ヤシンタ・ヒン、吉田理佐、服部至道、ミサオ・レッドウルフ、木下茅、小田マサノリ ほか
2015年/日本/109分/日本語(英語字幕つき) 配給・宣伝:アップリンク ©2015 Eiji OGUMA

劇場情報http://www.uplink.co.jp/kanteimae/theater.php

 

著作で数々の賞をうけた歴史社会学者の小熊英二、初の映像監督作品。

映画『首相官邸の前で』

2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。

しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。

人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった――。

はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。

スタッフ総勢2名、企画決定30分

「映画を作ろうじゃないか。監督と出資は俺で、撮影と編集は君だ」。そこから製作は始まった。

無償提供された自主撮影映像を編集

ネット上で探し当てた自主撮影映像を、撮影者の賛同と協力にもとづき多数使用。現場映像だけが持つ生の迫力。

世代・国籍・出身・地位、全てがちがう8人の体験

原発事故の恐怖、運動の台頭、首相との会談までの経緯を、元首相を含む8人のインタビューで構成。

 

 

 

 


TPPを通せば、日本でも起きる現実!! ~$13の薬が$750に、5000倍も値上げ!

2015-10-25 22:35:48 | TPP

↓TPPを通せば、日本でも起きる現実!!

http://spotlight-media.jp/article/195896147798517872#/より転載

こんな事許されない!$13の薬が$750に5000倍も値上げ!悪魔に心を売った製薬会社社長の素顔

薬剤関連のニュースでは今年一番大きな話題となったのではないだろうか。

アメリカの製薬会社チューリング医薬品は、2015年8月に、現在エイズやHIV感染によるトキソプラズマ症の治療薬として知られているDaraprim(薬剤名;ピリメタミン)の権利を取得。
この薬は、身体、脳、または眼の重大な寄生虫感染(トキソプラズマ症)の治療に、またはHIV感染を持つ人々にトキソプラズマ症の感染を予防するために(例えばスルホンアミドなど)、他の薬と一緒に使用されます。

何故このニュースがこんなにも大きな話題になったのか?それは・・・・

元々$13(約1,500円)で販売されていたこの薬。
チューリング医薬品が権利を取得後価格変更され、なんとその金額
5,000倍の$750(約80,000円)に!!!

世間の大批判を食らうもチューリング医薬品の若手社長Martin Shkreli氏(33)は
「薬の値段を上げる事でこれからの医薬品開発の費用も捻出できるし正しい選択だ」と発言。
この彼の行動は”World's most hated CEO"(世界で一番嫌われた社長)というあだ名まで付けられたほど。

何故このような事が許されるのか、それは国により異なる価格基準と法律にあった。

英国では、国民保健サービスが主要買主であり、価格については、メーカー間の自主的スキームを介して設定されています。
政府は、患者に薬剤が行き渡るようパイプラインを保つため、薬品会社の利益と販売価格について適正なバランスを取るよう働きかけます。
そして利益が高すぎる恐れがある薬品については上限価格を設けるのです。

ところが米国では、買主は政府だけでなく、メディケアとメディケイドシステムを通じて民間の保険会社も参入します。
一般的に需要の高い市場で人気のある薬剤は価格も高騰します。
例えばバイアグラなどのヒットした薬剤については巨額のお金を産み出したでしょう。

ただし、その傍らお金がないと良い薬が買えない、という現状もあるのです。

日本の薬剤価格設定はどうなっているのか?

製薬協によると、日本では2年に一度、価格見直しが行われ、基本的に類似薬効比較方式、という薬価方法が取られている事が多いようです。

医療用医薬品の価格は、「薬価(やっか)」と呼ばれます。薬価は、国の医療保険制度から、病院や保険薬局に支払われる時のくすりの価格のことで、製薬企業の資料などをもとに厚生労働省が決める「公定価格」です。

新しく開発され、発売することになった医療用医薬品の価格は、多くの場合、すでに使用されている効き目の似た医療用医薬品の価格と比較して決められます(類似(るいじ)薬効(やっこう)比較方式)。

似たような効き目をもつ医療用医薬品と比べて高い有効性や新規性などが認められると、価格は上乗せされます(補正加算)。新規性の少ない医療用医薬品の場合には、過去数年間に販売されたくすりの中でもっとも低い価格に設定されます。

一方、似たような効き目の医療用医薬品がなく、比較ができない場合には、医療用医薬品の原材料費や製造費などの原価をもとに価格が決められます(原価計算方式)。

公定価格である日本の医療用医薬品は、原則として2年に1度の価格改定のたびに、価格が引き下げられているため、製薬会社が価格を自由に設定できる国に比較して安価になる傾向があります。

価格が下がることは、それを使用する人にとってはうれしいことです。しかし、医療用医薬品の価格が下がり続けると、製薬企業の研究のための原資が減り、新薬を創出する力が損(そこ)なわれます。

医療用医薬品の価格には、研究開発費や原材料費、製造費、人件費、販売経費などさまざまな費用が含まれています。単に安価なことがいいのではなく、効き目などに応じて患者さんも納得できる適切な価格であることが望ましいといえます。

このような考え方に基づいて、国は2010年4月から、新薬の中で一定要件を満たすものについては、特許期間中は価格の改定をおこなわず、後発医薬品が発売された後にまとめて引き下げるという方式(新薬創出・適応外薬解消等促進加算)を試験的に導入することにしました。

出典 http://www.jpma.or.jp

お金と何を天秤にかけるのか、全世界から嵐のような非難を受けた若き社長。
今後少しの値下げに同意した、と発表はあったものの実際の値下げ価格発表はまだ行われていない。

病気で苦しむ人たちがこの5,000倍の値上げでさらに苦しむことになるのは明白。
悪魔に魂を売ったと言われた社長の次回の声明が気になる所です。