中さん

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日記(6.4)ネギ坊主

2015-06-04 08:06:51 | 日記
6月4日  (木曜日)  晴れ

昨日午後は雨も上がった。

今朝4時の空は朝焼けだったがカメラに映らなかった!

散歩に出る頃は青空が広がってくる。

道端には蛇の目草が・・今年も咲き始めている。

昨年植えたネギの種が出来たので坊主を獲ってくる。

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西日本は梅雨に入って、災害も出そうな洪水だ。
ここ熊谷は昨日の雨で少し潤いをみせた。
ズーット降らなかったので乾いたスポンジが水を吸い取ってしまい
畑もそうそうにはぬからない。
だだ、今週末には関東地方も梅雨のなる様子である。
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以下蛇足

葱坊主のこと!で・・・・
擬宝珠はネギ坊主?

日本の古い橋の欄干(らんかん)の柱には擬宝珠(ぎぼうしゅ・ぎぼし)というものが載っています。
擬宝珠は橋だけでなく、階段や回廊の端の欄干にも付いています。
あれは何でしょうか。


擬宝珠の字から見ると、宝珠に似せたものということで,
宝珠とは宝珠の玉ともいい、仏教用語て゛摩尼(まに)の漢訳語だそうです。
摩尼とは古代インドの言葉で、やはり仏教の宝玉を指すようです。

でも、擬宝珠はお寺だけにあるのではありません。
京都の清水寺の舞台にもありますが、伊勢の皇大神宮へ入る宇治橋の欄干にも付いています。
御殿の回廊の回りにもあります。
擬宝珠は仏教の宝珠ではなくてネギ坊主から由来したもの、という説が昔からあります。
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野菜のネギは、春になると茎の先端にたくさんの小さい花を着けます。
この花はつぼみの時には全体が白い膜のようなもので包まれています。
この状態のものを俗にネギ坊主と呼んでいます。
白い膜のようなものは苞(ほう)で、花序(かじょ)を保護する役目をしています。
では、なぜネギ坊主が擬宝珠なんでしょうか。
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ネギはシベリアか中国西部の原産といわれていますが、
大昔から日本に入って栽培され、「き」とか「ぎ」と一音で呼ばれていました。

ですからネギのことを「ひともじ」とも言います
萌葱色(もえぎいろ)という言葉は今も残っています。

ネギの名は、食べるところが主に根際なので根葱(ねぎ)となったようです。
葉を食べるので菜葱(なぎ)とも呼びました。

ネギ類の野菜は硫化アリルを含むので特有の匂いがします。
この臭気が邪気を払って、魔除けになると信じられて来ました。

それに、ネギは生命力が強く、また、ネギの花は永く散らないので、
縁起が良いと考えられていました。

ところが仏教が盛んになってからこの匂いが嫌われ、
「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」と排除されるようになったのです

葷(くん)とは葷菜(くんさい)つまりネギ類の野菜のことです。
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ネギの生命力の強さは九条ネギの土用(どよう)干しで分かります。

ワケギやタマネギは晩春に鱗茎(りんけい)を形成して葉が枯れますが、
ネギは鱗茎も作らず葉も枯れません。
ただ成長は止まるので、関西地方では大きくなった九条ネギの苗を掘り取って、
涼しいところで陰干しして保存します。これが土用干しです。

夏の間、1ヶ月以上も土や水のない所に置かれて、根は乾ききり、
葉先も枯れますが、株は枯れることなく、初秋に葉先を切り縮めて植えなおすと、
新しい根と葉を伸ばし勢い良く成長を再開します。
このようなことのできる野菜はほかにはありません。野生植物でもまれでしょう。

ネギは驚くべき生命力を持つ植物だということを昔の人はよく知っていたに違いありません。
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蛇足の蛇足
葷酒山門に入るを許さず
    くんしゅ さんもんに いるを ゆるさず。
意味 くさいにおいのする野菜と、酒は、修行の妨げになるので、
   寺の中に持ち込んではならない、ということ。
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にんにく、にら、ねぎなど、そして、生ぐさい肉や魚と、お酒は、
心を静め清めるための修行のじゃまになるので、 寺の中に持ってはいることができない、
ということのようです。
お酒を飲むと頭の働きがにぶり、精神を集中させる力が 弱くなるなどの理由で、
出家した者の戒律では、お酒を飲むことが禁止されていたようです。
また、 においの強いにんにくやにらなどは、心を乱し精力がつくため、出家した者に対しては、
これを食べることを禁止していたようです。
禅寺の門の前には、戒壇石という石の柱に「不許葷酒入山門」と
書かれていて


寺の中は、修行をする為の清らかでけがれのない場所としていたようです。
しかし、実際には、これらの物もお寺では、食べられていたようです。
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