まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

「男のくせに」はセクハラか YES?

2007年06月29日 | その他
 今日の毎日新聞「生活欄」で「「男のくせに」はセクハラか YES?」と言う特集企画がありました。私の答えは勿論、YESです。記事の中で女性を対象にしたアンケートでは、半々だったとのことです。

 「男のくせに」は、当然にも強い男が前提で、そうでない時に男を馬鹿にする発言として使われます。反対に「女のくせに」は、当然にも女は弱く控えめが前提で、そうでない時に女を戒める発言に使われます。

 「自分らしさ」を基本とすれば、「男のくせに」も「女のくせに」も両方ともセクハラ常套句ですが、アンケートでは半々ですから社会全体に「自分らしさ」がキーワードになっていない事を示しています。

 「男らしさ」「女らしさ」は、家族、夫婦、親子、地域と私たちの日常の社会を成立せしめる基本概念です。しかし、社会は家族等崩壊過程の中で、人権概念を媒介に家庭内暴力、児童虐待など警察権力含め外的装置の介入も是認の方向に進んでいます。

 「男らしさ」、「女らしさ」が崩れ「自分らしさ」前提の家族、夫婦、親子概念が固まりきらない不安定局面に復古主義的「美しい国、美しい男と女による家族愛」が政治スローガンになろうとしています。「自分らしさ」も利己主義的、個人主義的の側面があり、単純には論じきれない要素もありますが、皆さんはどう考えますか?