まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

はじまった国会論戦

2007年10月04日 | その他
 参議院での与野党逆転が生み出す日本の政治の大転換、きのうから国会は与野党入り乱れての激しい論戦が始まりました。ひたすら「話合いを求める」福田首相に、ひたすら「解散においこもうと」小沢民主党代表、今日もつばぜり合い。

 民主党長妻議員の70問という前代未聞の質問項目。小泉首相が「あれは本会議の質問Dではない、委員会の質問だ」と一刀両断だったそうです。が、はたしてそうなんでしょうか。実は私も県議会での知事質問でよくそうした評価を受けました。

 本会議質問は骨太の大枠を議論する場、細かい質問はなじみません、とよく議会担当職員からアドバイスされました。しかし、知事と対決しようとする時、住民にわかりやすく争点提示する方法は何なんだろうか。やはり「細かく、具体的なこと」が必要です。

 長妻議員はそうした手法にたちました。いい質問でした。実は「細かい」と評されましたが、日本の官僚制が何故続いているのか、戦前からの天皇をも利用した官僚機構、それが実は敗戦によっても総括できなかった、そこが問題だ、と骨太質問もしています。

 韓国の市民派大統領と呼ばれるノ・ムヒョン政治の戦前の植民地支配を進めた親日勢力の清算・総括であった事の意味が重なります。今、まさに日本の官僚政治を総括する事、それは戦争責任の総括でもあり、新たな国民参加の政治の始まりでもあります。