まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

未完成の技術・灰溶融炉

2007年11月15日 | その他
 今日、川田龍平参議院議員の視察を兼ねて東京都下の区議会議員、三多摩地域議員、市民活動、労働組合など多彩な参加者14名で、東京23区の焼却灰の灰溶融炉施設とPCB処理施設を視察する機会がありました。

 特に灰溶融炉施設では、興味深い報告があり、灰溶融炉は未完成の技術水準のもとで進められた公共事業で、なおかつランニングコストの極めて高い「環境施設」であることを実感させられました。

 静岡市では04年に導入したばかりの灰溶融炉の爆発事故があり、メーカーの技術責任が問われ、メーカー負担で新しい改良灰溶融炉が建設されました。その後をゴミゼロネットワークの壷阪さんが情報公開制度を使って現状分析をしています。

 灰溶融炉でのスラグのJIS基準を超える鉛の溶出や灰ガスの水銀の自主基準を上回る排出など、その原因の分析と技術上の対策それに関わる費用負担は、未完成技術としてのメーカー側の責任と思いきや、契約書を読み直しての対応との事です。

 実り多い視察でしたが、自治体議員の方々の分析水準の高さに感動しました。