まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

城北地区防災訓練に800人

2007年12月02日 | その他
 気持ちいい秋晴れの中、地元城北小学校で繰り広げられた防災訓練、800人が参加、昨年の混乱とは打って変わってスムーズな進行、予定の12時前に終了しました。来賓挨拶に地元高田、山田県議会議員紹介されるも「まつや」登場なし。

 訓練は、とても勉強になりました。トリアージ訓練と家屋倒壊救出訓練が同時並行的に進む中、2時間以上、家の中で押さえつけられた場合、救出したあと圧縮部位からカリウムなど毒素が体を回り、死亡するクラッシュ症候群。

 対策としては、水を1リットルくらいも飲ませることで回避される場合があるとの示唆は、極めて実践的な訓練であることを印象付けられました。7月16日の中越沖地震でトリアージに参加した友人の医師の話も聞いていたのでとてもリアル。

 その他、いろんな訓練も、一歩、一歩ですね。写真はトリアージ訓練。
※※ 12月4日、朝7時から1時間、SBSラジオで「澤木久雄さんのとれたてラジオ」トークの時間に3回に渡って、川田龍平参議院議員が生出演します。ちょっと、気に留めてください。

大感動!熊森協会、森山まりこさんの講演

2007年12月02日 | その他
 本日開催された熊森協会代表・森山まりこさんの講演会、会場には100人を越える方々の参加があり盛り上がりました。来賓挨拶で清水区選出の公明党谷県議会議員、自民党の中澤県議会議員の参加もあり、何か現職気分も思い起こしました。

 話は尼崎市園田中学校の理科の先生・森山まりこさんと生徒のツキノワグマの絶滅を防ごうとする大パノラマ物語でした。日本の森林は手を入れてはいけない奥山に手をいれ、本来手を入れなければならない里山に手が入らないおかしな構造。

 奥山が杉、檜で植林されることで広葉樹を中心とした日本本来の自然が壊され、食べるものがなくなった大型野生動物ツキノワグマなどが里山に現われ農作物を荒らす、被害は甚大。ツキノガワグマを殺せ!しかし、生徒は立ち上がる。

 結果として、兵庫県では全国では始めてのツキノワグマの捕獲禁止、天皇参加の植樹祭で初めての広葉樹の植林。そこから新たな物語が始まります。奥山の保護を全国トラスト運動として展開しようと。

 杉、檜は3分の1にして、杉、檜を切り倒した後にどんぐりなど広葉樹を植林する、そこからクマが生存できる自然が回復する、そのことでしか熊と森と人間の共存は実現できないと。ところが、最近、この広葉樹が枯れ始める!

 温暖化で花がついても虫たちが出てこない、どんぐりの実が出来なければ、熊は生存できない、として更なる物語が発展していきます。ところが、国会では農作物の被害甚大から、議員立法として有害鳥獣駆除の法案が準備され始めています。

 奥山の自然がなくなっている象徴としての熊の里山出現、実はこれは熊の問題でなく、広葉樹の根の水保持力の欠如、結局河川の水不足何とかとダムを作り続けた結果もう作る場所もない、結局のところ、水不足ー都市の崩壊の始まり、だと。

 森山さん曰く、生徒の「ツキノワグマを守る人が誰もいないの?」「結局、大人がツキノワグマを守らないということは僕たち子供も守ってくれないことと同じなんだよね」、この生徒たちに逃げたくなかった、と。人間の生きる原点ですね。